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キヤノンマーケティングジャパンとサイボウズの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。ITサービス・販売の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はキヤノンマーケティングジャパンが約569万円、サイボウズが約626万円。サイボウズのほうが約57万円高い。
  • 月の平均残業はキヤノンマーケティングジャパンが11.4時間、サイボウズが11.2時間。大きな差はない。
  • 売上高はキヤノンマーケティングジャパンが6,798億円、サイボウズが374億円で、キヤノンマーケティングジャパンが約18.2倍の規模。

数字で比べる

キヤノンマーケティングジャパンサイボウズ
働きやすさの点数65.5点(⁠A)56.6点(⁠B)
平均年収849万円(⁠48.4歳)719万円(⁠36.4歳)
30歳換算年収約569万円約626万円
月の平均残業11.4時間11.2時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数21年6.8年
売上高6,798億円374億円
売上に対する利益の割合8.8%(⁠経常利益)27.6%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.23倍2.02倍
従業員数(⁠単体)4,563人1,080人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合はキヤノンマーケティングジャパンが8.8%、サイボウズが27.6%で、サイボウズのほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びはキヤノンマーケティングジャパンが1.23倍、サイボウズが2.02倍で、勢いはサイボウズが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はキヤノンマーケティングジャパンが65.5点、サイボウズが56.6点で、キヤノンマーケティングジャパンが上回る。

何で稼いでいるかの違い

キヤノンマーケティングジャパン

キヤノンマーケティングジャパン(⁠キヤノンMJ)は、キヤノン製品の日本国内での販売・サービス・マーケティングを担う会社です。独自事業として、ITソリューション、半導体製造関連装置などの産業機器、医療情報システムなどのヘルスケアも手がけています。

売上高は約6,798億円です。事業は、コンスーマ(⁠デジタルカメラやインクジェットプリンターなど個人向け)、エンタープライズ(⁠大手・中堅企業向けのITソリューションとキヤノン製品)、エリア(⁠全国の中小企業向け)、プロフェッショナル(⁠印刷業、半導体メーカー、病院などの専門領域)の4つです。

サイボウズ

サイボウズは、会社の中の情報共有を助けるソフト(⁠グループウェア)を、毎月の利用料で提供している会社です。愛媛県松山市で生まれた会社で、主力の「⁠kintone(⁠キントーン)」は、プログラミングなしで自社の業務アプリを作れるサービスとして広く使われています。

売上高は約374億円。お客さんは企業で、使う人数やサービスに応じて毎月・毎年の利用料を払います。いわゆる「⁠サブスクリプション」型なので、一度契約した会社が使い続けてくれるほど、売上が積み上がっていきます。

歴史の違い

キヤノンマーケティングジャパン

  1. 1968年キヤノンの事務機営業部門を母体に、キヤノン事務機販売が設立されます。
  2. 1971年キヤノンカメラ販売などを合併し、キヤノン販売になります。
  3. 2003〜2008年住友金属システムソリューションズ、アルゴ21を買収し、キヤノンITソリューションズをつくります。
  4. 2006年社名をキヤノンマーケティングジャパンに変えます。

サイボウズ

  1. 1997年愛媛県松山市で創業し、すぐに中小企業向けのグループウェア「⁠サイボウズ Office」を発売します。
  2. 2000年創業からわずか3年で東証マザーズに上場し、本社を東京に移します。
  3. 2005〜2006年多くの会社を買収して事業を広げますが、その後の数年で多くを売却・整理します。
  4. 2011年自社で作ったクラウドの基盤「⁠cybozu.com」の上で「⁠kintone」などの提供を始めます。

いま何に賭けているか

キヤノンマーケティングジャパン

2024年1月に「⁠未来マーケティング企業」を宣言し、パーパス「⁠想いと技術をつなぎ、想像を超える未来を切り拓く」を公表しました。「⁠2026-2030 長期経営構想」で2030ビジョン「⁠人と技術の力で明日を切り拓く事業創造企業グループ」を掲げ、ICTを軸としたサービス型事業の拡大を基本戦略にしています。

サイボウズ

中小企業から大企業まで新しいお客さんを増やしつつ、すでに使っている会社で「⁠一部の部署」から「⁠全社」へ利用を広げてもらうことに力を入れています。海外での事業拡大も、会社自身が挙げている課題です。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいサイボウズ。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高いサイボウズのほうが景気の波に強い。

よくある質問

キヤノンマーケティングジャパンとサイボウズはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はキヤノンマーケティングジャパンが約569万円、サイボウズが約626万円。サイボウズのほうが約57万円高い。
キヤノンマーケティングジャパンとサイボウズはどちらが残業が少ない?
月の平均残業はキヤノンマーケティングジャパンが11.4時間、サイボウズが11.2時間。大きな差はない。
キヤノンマーケティングジャパンとサイボウズはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はキヤノンマーケティングジャパンが65.5点、サイボウズが56.6点で、キヤノンマーケティングジャパンが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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