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リコーの面接対策

10分で読める企業研究。有価証券報告書と公的データから、リコーの面接の前に押さえておきたいことを1ページにまとめました。

1. リコーはどんな会社か

リコーは、オフィスの複合機・プリンターで世界トップシェアを持つメーカーです。理化学研究所の発明を事業にする会社として生まれ、感光紙からカメラ、複写機へと広がりました。今は「⁠デジタルサービスの会社」への転換を進めています。

いまの状況:2026年4月からの「⁠中期経営戦略'26」で、5年先を見据えて毎年見直すローリング方式に変えました。

転機:1995〜2008年 アメリカのSavin、イギリスのGestetner、アメリカのIKONなど、複写機の販売会社を次々に買収し、世界中に販売・サービス網を築きます/2020年代 オフィスプリンティングの基幹部分の製造をエトリアを通じて行う形に変え、自社は「⁠デジタルサービスの会社」への変革に力を注いでいます。

2. 面接で使える数字

項目数字比べると
売上高2.61兆円電機・電子部品製造業の上場202社中7位。
売上に対する税引前利益の割合3.5%業界中央値8.5%より4.9ポイント低い。
売上の4年の伸び1.48倍業界中央値は1.21倍。
従業員数(⁠単体)4,596人4年で0.60倍。
30歳換算年収約648万円業界中央値は約531万円。
月の平均残業8.8時間業界中央値は14.5時間。

売上・利益は有価証券報告書、年収・残業は公的データ(⁠詳しくはリコーの企業ページ)。

3. 押さえておきたいこと

  • 社員約7.6万人のうち約4.8万人が、複合機の販売・保守とITサービスを担うデジタルサービスにいます。1995〜2008年にアメリカのSavin・IKON、イギリスのGestetnerなど販売会社を買収して、世界の販売網を築きました。
  • 税引前利益率は約3.5%で、電機業界の中央値(⁠約8.5%)を大きく下回ります。会社は、印刷事業では安定した収益を確保しつつ、インクジェット技術で新しい成長事業をつくるとしています。
  • オフィス向け複合機の基幹部分の製造はエトリアを通じて行う形に変え、自社は他社製品も組み合わせて職場を変える「⁠インテグレーター」を目指しています。2026年4月からの中期経営戦略'26は、毎年見直すローリング方式です。

4. 聞かれる質問の材料

一言でいうと

株式会社リコーは、上場202社の中で売上7位の大手。稼ぎ方は「⁠自社で作って売るメーカー型」。今は「⁠“はたらく”に歓びを」「⁠使命と目指す姿」を掲げている。

同業との違い(⁠規模の近い3社と比べて)

リコーニデックTDK東京エレクトロン
売上高2.61兆円2.61兆円2.50兆円2.44兆円
利益率3.5%(⁠税引前)8.9%(⁠税引前)11.1%(⁠税引前)25.8%(⁠経常)
4年の売上の伸び1.48倍1.61倍1.32倍1.22倍
30歳換算年収648万円583万円694万円1,038万円
月の残業8.8時間21.1時間17時間未公表

4社の中で残業が最も少ない。

求める人物像

下図はその全体像を示しており、「⁠企業価値向上に寄与する企業文化の醸成」を軸に、「⁠事業成長を支えるケイパビリティの獲得と人材ポートフォリオ最適化」と「⁠個人の能力を最大限に発揮させる人的資本施策」の両輪で取り組みを推進します。具体的な人材戦略 デジタル人材の確保・育成:必要なスキル・人材要件を明確化した要員計画を起点に、採用・M&A・育成(⁠リスキリング/アップスキリング等)を組み合わせて必要なケイパビリティを獲得します。出典:有価証券報告書「⁠人材の育成に関する方針」

有価証券報告書でくり返し使われている言葉:成長・グローバル・デジタル・挑戦・変革

会社自身が挙げているリスク

コーポレート・ガバナンスの状況等、企業統治の体制の概要及び当該体制を採用する理由。

出典:有価証券報告書「⁠事業等のリスク」の見出し

よく聞かれる質問と答えの材料

なぜ同業他社ではなく当社か
規模の近い同業3社と並べると、4社の中で残業が最も少ない。
入社後にやりたいこと
会社がいま掲げているのは「⁠“はたらく”に歓びを」「⁠使命と目指す姿」。事業の柱はデジタルサービス。
当社の課題は
会社自身は「⁠コーポレート・ガバナンスの状況等」「⁠企業統治の体制の概要及び当該体制を採用する理由」をリスクに挙げている。

5. 逆質問の例

  • 「⁠中期経営戦略'26」を進めるうえで、配属予定の部署ではどんな取り組みが始まっていますか。
  • 有価証券報告書で「⁠コーポレート・ガバナンスの状況等」をリスクに挙げていますが、配属予定の部署ではどう備えていますか。

同業他社との違い