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リコーとソニーグループの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。総合電機・ITの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はリコーが約648万円、ソニーグループが約876万円。ソニーグループのほうが約228万円高い。
  • 月の平均残業はリコーが8.8時間、ソニーグループが22.2時間。リコーのほうが月13.4時間少ない。
  • 有給休暇の取得率はリコーが73.8%、ソニーグループが100%。

数字で比べる

リコーソニーグループ
働きやすさの点数75.9点(⁠S)74.8点(⁠S)
平均年収906万円(⁠45.4歳)1,155万円(⁠42.7歳)
30歳換算年収約648万円約876万円
月の平均残業8.8時間22.2時間
有給取得率73.8%100%
平均勤続年数19年16年
売上高2.61兆円8,021億円
売上に対する利益の割合3.5%(⁠税引前利益)81.1%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.48倍1.97倍
従業員数(⁠単体)4,596人2,166人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上高はリコーが2.61兆円、ソニーグループが8,021億円で、リコーが約3.3倍の規模。
  • 売上の4年の伸びはリコーが1.48倍、ソニーグループが1.97倍で、勢いはソニーグループが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はリコーが75.9点、ソニーグループが74.8点で、ほぼ同じ。

何で稼いでいるかの違い

リコー

リコーは、オフィスの複合機・プリンターで世界トップシェアを持つメーカーです。理化学研究所の発明を事業にする会社として生まれ、感光紙からカメラ、複写機へと広がりました。今は「⁠デジタルサービスの会社」への転換を進めています。

売上高は約2.6兆円で、電機業界で国内7位です。事業は、デジタルサービス(⁠複合機の販売・保守、ITサービス)、デジタルプロダクツ(⁠複合機などの開発・生産)、グラフィックコミュニケーションズ(⁠商用・産業印刷)、インダストリアルソリューションズに分かれています。

ソニーグループ

ソニーグループは、PlayStationのゲーム、音楽、映画、アニメ(⁠Crunchyroll)といったエンタテインメントと、スマートフォンのカメラに使われるイメージセンサーを二本柱にする会社です。テレビやカメラの電機メーカーという印象は、今の稼ぎ方の一部にすぎません。

事業は、ゲーム&ネットワークサービス(⁠PlayStation)、音楽、映画、エンタテインメント・テクノロジー&サービス(⁠カメラ・オーディオ・テレビなど)、イメージング&センシング・ソリューション(⁠イメージセンサー)の5つです。2025年度に金融事業(⁠ソニー生命・ソニー銀行など)をパーシャル・スピンオフで切り離しました。

歴史の違い

リコー

  1. 1936年理化学研究所の発明を事業にする理化学興業の感光紙部門が独立し、「⁠理研感光紙」として設立されます。
  2. 1938〜1955年光学機器の製造を始め、1955年には小型卓上複写機の製造販売を始めます。
  3. 1963年社名をリコーに変えます。
  4. 1995〜2008年アメリカのSavin、イギリスのGestetner、アメリカのIKONなど、複写機の販売会社を次々に買収し、世界中に販売・サービス網を築きます。

ソニーグループ

  1. 1946年東京・日本橋で、電気通信機と測定器をつくる東京通信工業として設立されます。
  2. 1960〜1970年アメリカに現地法人をつくり、1970年にニューヨーク証券取引所に上場します。
  3. 1988〜1989年CBSのレコード部門と、ハリウッドのコロンビア・ピクチャーズを買収し、音楽と映画の会社を手に入れます。
  4. 1993年ソニー・コンピュータエンタテインメント(⁠今のソニー・インタラクティブエンタテインメント)を設立し、ゲーム事業を始めます。

いま何に賭けているか

リコー

2026年4月からの「⁠中期経営戦略'26」で、5年先を見据えて毎年見直すローリング方式に変えました。お客さんの「⁠はたらく場」で、自社や他社の製品・サービス・ソフトウエアを組み合わせて競争力を高める「⁠インテグレーター」を目指しています。

ソニーグループ

長期ビジョン「⁠Creative Entertainment Vision」で、テクノロジーでクリエイターを支え、IP(⁠作品やキャラクター)の価値を最大にすることを掲げています。アニメを重要な成長領域とし、Crunchyrollの有料会員は2026年3月末に2,100万人を超えました。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収を取るならソニーグループ、時間のゆとりを取るならリコー。
  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいソニーグループ。

よくある質問

リコーとソニーグループはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はリコーが約648万円、ソニーグループが約876万円。ソニーグループのほうが約228万円高い。
リコーとソニーグループはどちらが残業が少ない?
月の平均残業はリコーが8.8時間、ソニーグループが22.2時間。リコーのほうが月13.4時間少ない。
リコーとソニーグループはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はリコーが75.9点、ソニーグループが74.8点で、ほぼ同じ。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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