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富士通の面接対策

10分で読める企業研究。有価証券報告書と公的データから、富士通の面接の前に押さえておきたいことを1ページにまとめました。

1. 富士通はどんな会社か

富士通は、日本を代表するIT企業です。電話交換機づくりから始まり、コンピューターメーカーとして成長しました。今はパソコンや携帯電話などの事業を手放し、企業や社会のデジタル化を支えるサービスの会社へと大きく姿を変えています。

いまの状況:パーパスは「⁠イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていくこと」です。

転機:2005〜2018年 プラズマディスプレイ、液晶、ハードディスク、携帯電話、個人向けパソコンなどの事業を次々に売却します/2020年代 コンサルティングのRidgelinez、国内向けの富士通Japanを設立し、ドイツのGK Softwareを買収。

2. 面接で使える数字

項目数字比べると
売上高3.50兆円電機・電子部品製造業の上場202社中6位。
売上に対する税引前利益の割合11.7%業界中央値8.5%より3.2ポイント高い。
売上の4年の伸び0.98倍業界中央値は1.21倍。
従業員数(⁠単体)32,224人4年で0.94倍。
30歳換算年収約768万円業界中央値は約531万円。
月の平均残業7.6時間業界中央値は14.5時間。

売上・利益は有価証券報告書、年収・残業は公的データ(⁠詳しくは富士通の企業ページ)。

3. 押さえておきたいこと

  • 2005〜2018年に、プラズマディスプレイ、液晶、ハードディスク、携帯電話、個人向けパソコンの事業を売却しました。いま社員約9.9万人のうち約7.3万人がサービスソリューションにいます。
  • 成長の柱「⁠Uvance」の2025年度の売上は約7,093億円で、前年から47%増え、サービスソリューションの30%を占めました。当初計画の7,000億円を上回っています。
  • 会社は、従来型の基幹システムの市場は緩やかに縮む一方、古いシステムの刷新(⁠モダナイゼーション)、クラウド化、生成AIへの投資は伸びると見ています。売上は4年でほぼ横ばい(⁠約0.98倍)ですが、税引前利益率は約11.7%です。

4. 聞かれる質問の材料

一言でいうと

富士通株式会社は、上場202社の中で売上6位の大手。稼ぎ方は「⁠自社で作って売るメーカー型」。

同業との違い(⁠規模の近い3社と比べて)

富士通日本電気キヤノンリコー
売上高3.50兆円3.58兆円4.62兆円2.61兆円
利益率11.7%11.1%10.4%3.5%
4年の売上の伸び0.98倍1.19倍1.32倍1.48倍
30歳換算年収768万円747万円646万円648万円
月の残業7.6時間7.1時間未公表8.8時間

比べた4社の中で利益率が最も高い。4社の中で30歳換算年収が最も高い。

求める人物像

「⁠多彩な人材が、エンゲージメント高く、一人ひとりのウェルビーイングを実現しながら、社会やお客様の課題を解決するためにパーパスを共有して俊敏に集い、社会のいたるところでイノベーションを創出する企業」を実現するため、以下3点を人事部門のグローバル戦略テーマとしています。事業戦略と一体化した人材ポートフォリオの策定 事業戦略を実現するためには、その戦略と一体となった人材ポートフォリオの策定が不可欠です。出典:有価証券報告書「⁠人材の育成に関する方針」

有価証券報告書でくり返し使われている言葉:グローバル・成長・変革・安全・挑戦

会社自身が挙げているリスク

セキュリティ、製品やサービスの欠陥や瑕疵、自然災害や突発的事象発生、紛争・テロ・政情不安等、コンプライアンス。

出典:有価証券報告書「⁠事業等のリスク」の見出し

よく聞かれる質問と答えの材料

なぜ同業他社ではなく当社か
規模の近い同業3社と並べると、比べた4社の中で利益率が最も高い、4社の中で30歳換算年収が最も高い。
当社の課題は
会社自身は「⁠セキュリティ」「⁠製品やサービスの欠陥や瑕疵」「⁠自然災害や突発的事象発生」をリスクに挙げている。

5. 逆質問の例

  • 「⁠イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていくこと」を進めるうえで、配属予定の部署ではどんな取り組みが始まっていますか。
  • 2026年1月の会社分割について、現場の仕事にはどんな影響がありましたか。
  • 有価証券報告書で「⁠セキュリティ」をリスクに挙げていますが、配属予定の部署ではどう備えていますか。

同業他社との違い