トップ › 会社比較 › 総合電機・IT › 日本電気と富士通

日本電気と富士通の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。総合電機・ITの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は日本電気が約747万円、富士通が約768万円。ほぼ同じ水準。
  • 月の平均残業は日本電気が7.1時間、富士通が7.6時間。大きな差はない。
  • 売上高は日本電気が3.58兆円、富士通が3.50兆円で、規模は近い。

数字で比べる

日本電気富士通
働きやすさの点数77.6点(⁠S)80.5点(⁠S)
平均年収994万円(⁠43.1歳)1,012万円(⁠42.7歳)
30歳換算年収約747万円約768万円
月の平均残業7.1時間7.6時間
有給取得率64.2%未公表
平均勤続年数16.9年16.4年
売上高3.58兆円3.50兆円
売上に対する利益の割合11.1%(⁠税引前利益)11.7%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び1.19倍0.98倍
従業員数(⁠単体)21,934人32,224人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は日本電気が11.1%、富士通が11.7%で、差は小さい。
  • 売上の4年の伸びは日本電気が1.19倍、富士通が0.98倍で、勢いは日本電気が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は日本電気が77.6点、富士通が80.5点で、富士通が上回る。

何で稼いでいるかの違い

日本電気

NEC(⁠日本電気)は、1899年にアメリカのウェスタン・エレクトリックも加わって生まれた、ITとネットワークの会社です。企業などのシステム構築、携帯電話の基地局や光伝送システム、顔認証、防衛・宇宙のシステムなどを手がけています。

売上高は約3.6兆円で、電機業界で国内5位です。事業は、ITサービス(⁠システム構築、保守、クラウド、コンサルティング)と、社会インフラ(⁠通信ネットワーク、通信事業者向けソフトウエア、航空宇宙・防衛)の2つが柱です。

富士通

富士通は、日本を代表するIT企業です。電話交換機づくりから始まり、コンピューターメーカーとして成長しました。今はパソコンや携帯電話などの事業を手放し、企業や社会のデジタル化を支えるサービスの会社へと大きく姿を変えています。

売上高は約3.5兆円です。事業は、サービスソリューション(⁠コンサルティング、クラウド、システム構築、運用・保守など)、ハードウェアソリューション(⁠サーバ、ストレージ、ネットワーク機器など)、ユビキタスソリューション(⁠パソコン関連)の3つです。

歴史の違い

日本電気

  1. 1899年アメリカのウェスタン・エレクトリックが発起人の一員となって、日本電気が設立されます。
  2. 1927〜1958年国産初の自動交換機、国産初のトランジスタ式コンピューターを開発します。
  3. 1970年製造に携わった日本初の人工衛星「⁠おおすみ」の打ち上げが成功します。
  4. 1977年コンピューターと通信の融合「⁠C&C」を提唱します。

富士通

  1. 1935年富士電機製造から電話交換装置などの事業を引き継いで、富士通信機製造として設立されます。
  2. 1951〜1954年コンピューター、無線通信機器、電子デバイスの製造を始めます。
  3. 1990〜1999年イギリスのICLを傘下に入れ、ドイツのシーメンスと合弁でパソコン・サーバの会社をつくるなど、海外に大きく広がります。
  4. 2005〜2018年プラズマディスプレイ、液晶、ハードディスク、携帯電話、個人向けパソコンなどの事業を次々に売却します。

いま何に賭けているか

日本電気

2026年5月に「⁠2030中期経営計画」を策定しました。情報通信技術とさまざまな知見を融合し、世界の人々と協奏しながら、明るく希望に満ちた暮らしと社会をつくることを目指しています。

富士通

パーパスは「⁠イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていくこと」です。古いシステムの刷新(⁠モダナイゼーション)、クラウド化、生成AIなどへの企業の投資は今後も増えると見て、Uvanceを中心としたサービスの拡大に力を入れています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい日本電気。

よくある質問

日本電気と富士通はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は日本電気が約747万円、富士通が約768万円。ほぼ同じ水準。
日本電気と富士通はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は日本電気が7.1時間、富士通が7.6時間。大きな差はない。
日本電気と富士通はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は日本電気が77.6点、富士通が80.5点で、富士通が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

もっと詳しく