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富士通とソニーグループの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。総合電機・ITの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は富士通が約768万円、ソニーグループが約876万円。ソニーグループのほうが約108万円高い。
  • 月の平均残業は富士通が7.6時間、ソニーグループが22.2時間。富士通のほうが月14.6時間少ない。
  • 売上高は富士通が3.50兆円、ソニーグループが8,021億円で、富士通が約4.4倍の規模。

数字で比べる

富士通ソニーグループ
働きやすさの点数80.5点(⁠S)74.8点(⁠S)
平均年収1,012万円(⁠42.7歳)1,155万円(⁠42.7歳)
30歳換算年収約768万円約876万円
月の平均残業7.6時間22.2時間
有給取得率未公表100%
平均勤続年数16.4年16年
売上高3.50兆円8,021億円
売上に対する利益の割合11.7%(⁠税引前利益)81.1%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び0.98倍1.97倍
従業員数(⁠単体)32,224人2,166人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びは富士通が0.98倍、ソニーグループが1.97倍で、勢いはソニーグループが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は富士通が80.5点、ソニーグループが74.8点で、富士通が上回る。

何で稼いでいるかの違い

富士通

富士通は、日本を代表するIT企業です。電話交換機づくりから始まり、コンピューターメーカーとして成長しました。今はパソコンや携帯電話などの事業を手放し、企業や社会のデジタル化を支えるサービスの会社へと大きく姿を変えています。

売上高は約3.5兆円です。事業は、サービスソリューション(⁠コンサルティング、クラウド、システム構築、運用・保守など)、ハードウェアソリューション(⁠サーバ、ストレージ、ネットワーク機器など)、ユビキタスソリューション(⁠パソコン関連)の3つです。

ソニーグループ

ソニーグループは、PlayStationのゲーム、音楽、映画、アニメ(⁠Crunchyroll)といったエンタテインメントと、スマートフォンのカメラに使われるイメージセンサーを二本柱にする会社です。テレビやカメラの電機メーカーという印象は、今の稼ぎ方の一部にすぎません。

事業は、ゲーム&ネットワークサービス(⁠PlayStation)、音楽、映画、エンタテインメント・テクノロジー&サービス(⁠カメラ・オーディオ・テレビなど)、イメージング&センシング・ソリューション(⁠イメージセンサー)の5つです。2025年度に金融事業(⁠ソニー生命・ソニー銀行など)をパーシャル・スピンオフで切り離しました。

歴史の違い

富士通

  1. 1935年富士電機製造から電話交換装置などの事業を引き継いで、富士通信機製造として設立されます。
  2. 1951〜1954年コンピューター、無線通信機器、電子デバイスの製造を始めます。
  3. 1990〜1999年イギリスのICLを傘下に入れ、ドイツのシーメンスと合弁でパソコン・サーバの会社をつくるなど、海外に大きく広がります。
  4. 2005〜2018年プラズマディスプレイ、液晶、ハードディスク、携帯電話、個人向けパソコンなどの事業を次々に売却します。

ソニーグループ

  1. 1946年東京・日本橋で、電気通信機と測定器をつくる東京通信工業として設立されます。
  2. 1960〜1970年アメリカに現地法人をつくり、1970年にニューヨーク証券取引所に上場します。
  3. 1988〜1989年CBSのレコード部門と、ハリウッドのコロンビア・ピクチャーズを買収し、音楽と映画の会社を手に入れます。
  4. 1993年ソニー・コンピュータエンタテインメント(⁠今のソニー・インタラクティブエンタテインメント)を設立し、ゲーム事業を始めます。

いま何に賭けているか

富士通

パーパスは「⁠イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていくこと」です。古いシステムの刷新(⁠モダナイゼーション)、クラウド化、生成AIなどへの企業の投資は今後も増えると見て、Uvanceを中心としたサービスの拡大に力を入れています。

ソニーグループ

長期ビジョン「⁠Creative Entertainment Vision」で、テクノロジーでクリエイターを支え、IP(⁠作品やキャラクター)の価値を最大にすることを掲げています。アニメを重要な成長領域とし、Crunchyrollの有料会員は2026年3月末に2,100万人を超えました。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収を取るならソニーグループ、時間のゆとりを取るなら富士通。
  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいソニーグループ。

よくある質問

富士通とソニーグループはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は富士通が約768万円、ソニーグループが約876万円。ソニーグループのほうが約108万円高い。
富士通とソニーグループはどちらが残業が少ない?
月の平均残業は富士通が7.6時間、ソニーグループが22.2時間。富士通のほうが月14.6時間少ない。
富士通とソニーグループはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は富士通が80.5点、ソニーグループが74.8点で、富士通が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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