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日立製作所と富士通の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。総合電機・ITの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は日立製作所が約763万円、富士通が約768万円。ほぼ同じ水準。
  • 月の平均残業は日立製作所が8.7時間、富士通が7.6時間。大きな差はない。
  • 売上高は日立製作所が10.59兆円、富士通が3.50兆円で、日立製作所が約3.0倍の規模。

数字で比べる

日立製作所富士通
働きやすさの点数77.5点(⁠S)80.5点(⁠S)
平均年収995万円(⁠42.2歳)1,012万円(⁠42.7歳)
30歳換算年収約763万円約768万円
月の平均残業8.7時間7.6時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数17.2年16.4年
売上高10.59兆円3.50兆円
売上に対する利益の割合12.0%(⁠税引前利益)11.7%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び1.03倍0.98倍
従業員数(⁠単体)25,934人32,224人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は日立製作所が12.0%、富士通が11.7%で、差は小さい。
  • 当サイトの働きやすさの点数は日立製作所が77.5点、富士通が80.5点で、富士通が上回る。

何で稼いでいるかの違い

日立製作所

日立製作所は、鉄道・電力・工場などの「⁠社会インフラ」を、機械(⁠プロダクト)とIT、そして現場の制御技術(⁠OT)の三つを組み合わせて支える会社です。かつての「⁠何でも作る総合電機」から、デジタルでインフラを良くする会社へと大きく姿を変えてきました。

売上高は約10.6兆円で、電機業界で国内1位。事業は「⁠デジタルシステム&サービス」「⁠エナジー」「⁠モビリティ(⁠鉄道など)」「⁠コネクティブインダストリーズ(⁠産業機器など)」の4つのセクターに分かれています。

富士通

富士通は、日本を代表するIT企業です。電話交換機づくりから始まり、コンピューターメーカーとして成長しました。今はパソコンや携帯電話などの事業を手放し、企業や社会のデジタル化を支えるサービスの会社へと大きく姿を変えています。

売上高は約3.5兆円です。事業は、サービスソリューション(⁠コンサルティング、クラウド、システム構築、運用・保守など)、ハードウェアソリューション(⁠サーバ、ストレージ、ネットワーク機器など)、ユビキタスソリューション(⁠パソコン関連)の3つです。

歴史の違い

日立製作所

  1. 1910年茨城県の日立鉱山にある、機械の修理工場として生まれます。
  2. 1950〜1960年代日立金属・日立電線・日立化成などを次々に独立させ、家電から重電までを手がける巨大な「⁠総合電機」グループになります。
  3. 1999〜2003年事業グループをそれぞれ独立会社のように運営する形に変え、半導体(⁠のちのルネサス)を切り出すなど、事業の選別を始めます。
  4. 2010年代〜グループ会社の売却と、デジタル・インフラ分野での買収を重ねる「⁠ポートフォリオ改革」を進めます。

富士通

  1. 1935年富士電機製造から電話交換装置などの事業を引き継いで、富士通信機製造として設立されます。
  2. 1951〜1954年コンピューター、無線通信機器、電子デバイスの製造を始めます。
  3. 1990〜1999年イギリスのICLを傘下に入れ、ドイツのシーメンスと合弁でパソコン・サーバの会社をつくるなど、海外に大きく広がります。
  4. 2005〜2018年プラズマディスプレイ、液晶、ハードディスク、携帯電話、個人向けパソコンなどの事業を次々に売却します。

いま何に賭けているか

日立製作所

経営計画「⁠Inspire 2027」のもと、デジタルを軸にした企業への変革を進めています。とくに、工場やインフラの現場で機械を動かすAI(⁠フィジカルAI)の広がりを追い風に、HMAXの事業を大きくすることで成長と収益性の向上を狙っています。

富士通

パーパスは「⁠イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていくこと」です。古いシステムの刷新(⁠モダナイゼーション)、クラウド化、生成AIなどへの企業の投資は今後も増えると見て、Uvanceを中心としたサービスの拡大に力を入れています。

よくある質問

日立製作所と富士通はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は日立製作所が約763万円、富士通が約768万円。ほぼ同じ水準。
日立製作所と富士通はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は日立製作所が8.7時間、富士通が7.6時間。大きな差はない。
日立製作所と富士通はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は日立製作所が77.5点、富士通が80.5点で、富士通が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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