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日本瓦斯と静岡ガスの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。都市ガスの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は日本瓦斯が約568万円、静岡ガスが約567万円。ほぼ同じ水準。
  • 月の平均残業は日本瓦斯が20.5時間、静岡ガスが7.8時間。静岡ガスのほうが月12.7時間少ない。
  • 売上高は日本瓦斯が2,085億円、静岡ガスが2,012億円で、規模は近い。

数字で比べる

日本瓦斯静岡ガス
働きやすさの点数56.4点(⁠B)73.4点(⁠S-)
平均年収703万円(⁠39.8歳)774万円(⁠44.3歳)
30歳換算年収約568万円約567万円
月の平均残業20.5時間7.8時間
有給取得率63.7%未公表
平均勤続年数14.2年18.9年
売上高2,085億円2,012億円
売上に対する利益の割合10.2%(⁠経常利益)7.3%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.28倍1.51倍
従業員数(⁠単体)1,165人657人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は日本瓦斯が10.2%、静岡ガスが7.3%で、日本瓦斯のほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びは日本瓦斯が1.28倍、静岡ガスが1.51倍で、勢いは静岡ガスが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は日本瓦斯が56.4点、静岡ガスが73.4点で、静岡ガスが上回る。

何で稼いでいるかの違い

日本瓦斯

日本瓦斯は、LPガス・都市ガス・電気を販売するエネルギー会社です。家庭用・業務用のLPガスと都市ガスを供給し、子会社のエナジー宇宙が東京電力グループと提携して電力も販売しています。1955年からLPガスと同機器の販売を始めました。

売上の約44%がLPガス事業、約32%が都市ガス事業、約25%が電気事業です。

静岡ガス

静岡ガスは、静岡県を中心に都市ガスを供給する会社です。LNG(⁠液化天然ガス)を輸入し、子会社の清水エル・エヌ・ジーで都市ガスを製造しています。LPG、電力、住まいのサービスのほか、アメリカ、インド、東南アジアでのエネルギー事業の開拓も進めています。1910年に設立されました。

売上の約84%がガス事業で、セグメント利益率は約9.6%です。

この業界の稼ぎ方の基本

  • 都市ガス会社は、海外から輸入したLNG(⁠液化天然ガス)を自社の基地で気化・調整して都市ガスをつくり、導管で家庭や企業に届けます。2022年に導管部門が子会社(⁠東京ガスネットワーク、大阪ガスネットワーク、東邦ガスネットワーク)に分かれました。
  • LPガスを主軸に都市ガス・電気を売る日本瓦斯や、静岡県の静岡ガスのような地域の会社もあります。大手は今、ガスだけでなく、電気の販売、海外での資源開発・エネルギー事業、不動産なども手がけています。

会社を見分ける軸

  • 利益率(⁠すべて経常利益):日本瓦斯約10.2%、大阪ガス約10.1%、静岡ガス約7.3%、東京ガス約6.8%、東邦ガス約5.8%です。
  • 海外事業の比重:大阪ガスの海外エネルギーはセグメント利益率約53%で、利益では国内エネルギーとほぼ同じ規模です。東京ガスの海外も約29%と高い一方、東邦ガスは国内のガス・電気・LPGが中心です。

歴史の違い

日本瓦斯

  1. 1955年LPガスと同機器の販売、ガス工事の設計施工を始めます。
  2. 1966年新日本瓦斯を設立し、都市ガス事業に進出します。
  3. 1973年東京証券取引所市場第二部に上場します。
  4. 1979年東京証券取引所市場第一部銘柄に指定替えされます。

静岡ガス

  1. 1910年設立されます。
  2. 1973年静岡・沼津間の高圧輸送幹線「⁠駿河幹線」が完成します。
  3. 1996年マレーシアからLNGの導入を始めます。
  4. 2001年東京証券取引所市場第二部に上場します。

いま何に賭けているか

日本瓦斯

経営理念は、地域社会に対する貢献、企業の持続的成長、人的資源の尊重です。東京電力との連携による調達力の確保と異業種との協業を進め、LPガスを主軸に都市ガス・電力も根幹とする「⁠総合エネルギー事業」への進化を進めています。

静岡ガス

「⁠グループ2030年ビジョン」で地域共創を掲げ、基盤の都市ガス・LPG事業に加えて、電力・再エネ、くらしサービス・エンジニアリングサービス、海外を成長事業としています。富士発電所の増設や系統用蓄電池の導入も進めています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい静岡ガス。

よくある質問

日本瓦斯と静岡ガスはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は日本瓦斯が約568万円、静岡ガスが約567万円。ほぼ同じ水準。
日本瓦斯と静岡ガスはどちらが残業が少ない?
月の平均残業は日本瓦斯が20.5時間、静岡ガスが7.8時間。静岡ガスのほうが月12.7時間少ない。
日本瓦斯と静岡ガスはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は日本瓦斯が56.4点、静岡ガスが73.4点で、静岡ガスが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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