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雪印メグミルクとJ-オイルミルズの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。乳業・製パン・加工食品の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は雪印メグミルクが約601万円、J-オイルミルズが約619万円。ほぼ同じ水準。
  • 月の平均残業は雪印メグミルクが4.9時間、J-オイルミルズが19.9時間。雪印メグミルクのほうが月15時間少ない。
  • 有給休暇の取得率は雪印メグミルクが81%、J-オイルミルズが71.7%。

数字で比べる

雪印メグミルクJ-オイルミルズ
働きやすさの点数66.9点(⁠A)62.4点(⁠A-)
平均年収773万円(⁠41.6歳)840万円(⁠44歳)
30歳換算年収約601万円約619万円
月の平均残業4.9時間19.9時間
有給取得率81%71.7%
平均勤続年数15.1年16.9年
売上高6,158億円2,266億円
売上に対する利益の割合3.3%(⁠経常利益)2.6%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.10倍1.12倍
従業員数(⁠単体)3,172人975人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上高は雪印メグミルクが6,158億円、J-オイルミルズが2,266億円で、雪印メグミルクが約2.7倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合は雪印メグミルクが3.3%、J-オイルミルズが2.6%で、差は小さい。
  • 当サイトの働きやすさの点数は雪印メグミルクが66.9点、J-オイルミルズが62.4点で、雪印メグミルクが上回る。

何で稼いでいるかの違い

雪印メグミルク

雪印メグミルクは、チーズ、バター、マーガリン、牛乳、ヨーグルト、飲料、粉ミルク、牛用飼料・種子などをつくる会社です。1925年に設立された北海道製酪販売組合が起源で、2009年に雪印乳業と日本ミルクコミュニティが経営統合してできました。

売上の約47%が乳製品(⁠チーズ・バター・粉乳、油脂、機能性食品、粉ミルクなど)で、利益率は約4%です。

J-オイルミルズ

J-オイルミルズは、家庭用・業務用の食用油や、搾油後の大豆・菜種の粕(⁠ミール)を製造・販売する油脂会社です。乳系の植物性食品や食品素材のスペシャリティフード事業も手がけています。2002年にホーネンコーポレーションと味の素製油が経営統合して設立されました。

売上の約92%が油脂事業で、セグメント利益率は約1.6%です。

この業界の稼ぎ方の基本

  • このグループには、消費者向けの商品をつくる会社と、食品メーカー向けの素材をつくる会社がいます。ニップン(⁠製粉)、日清オイリオグループとJ-オイルミルズ(⁠油脂)、不二製油(⁠チョコレート用油脂・業務用チョコレート)、昭和産業(⁠製粉・製油・糖質・飼料)は素材に近い会社です。
  • 乳業では、森永乳業は1949年に森永製菓の乳業部門が分離して、雪印メグミルクは1925年の北海道製酪販売組合を起源に2009年の経営統合で、今の形になりました。
  • 東洋水産は米国・メキシコの即席麺で利益の多くを稼ぎ、カルビーは北米を中心に「⁠世界のSNACKING COMPANY」を目指しています。

会社を見分ける軸

  • 利益率(⁠すべて経常利益):東洋水産約17.5%、カルビー約8.0%、森永乳業約6.5%、ニップン約5.9%、山崎製パン約4.9%、昭和産業約4.3%、不二製油約3.5%、雪印メグミルク約3.3%、日清オイリオグループ約2.9%、J-オイルミルズ約2.6%です。
  • 売上の大きさと利益の大きさは違う:不二製油は業務用チョコレートが売上の約48%ですが、利益の大半は植物性油脂で稼いでいます。ニップンは製粉が売上の約3分の1ですが、利益は食品事業とほぼ同じです。山崎製パンのコンビニなどの流通事業は赤字です。
  • 同じ業種どうしの違い:製粉では、日清製粉グループは製粉が売上の約3分の2、ニップンは食品が約3分の2と逆です。乳業では、経常利益率が森永乳業約6.5%、雪印メグミルク約3.3%です。

歴史の違い

雪印メグミルク

  1. 1925〜1926年北海道製酪販売組合を設立し、バターの製造・販売を始め、「⁠雪印」商標を決めます。
  2. 1950年雪印乳業を設立します。
  3. 2000〜2002年雪印乳業食中毒事件、雪印食品牛肉偽装事件が起こります。
  4. 2003年雪印乳業から分離した市乳事業部門などが統合し、日本ミルクコミュニティを設立します。

J-オイルミルズ

  1. 2002年ホーネンコーポレーションと味の素製油の共同持株会社、豊年味の素製油を設立します。
  2. 2003年吉原製油を完全子会社にし、社名をJ-オイルミルズに変えます。
  3. 2004年ホーネンコーポレーション、味の素製油、吉原製油などを吸収合併します。
  4. 2014年タイに合弁会社を設立します。

いま何に賭けているか

雪印メグミルク

創立者の一人である黒澤酉蔵の「⁠健土健民」を「⁠存在意義・志」とし、2025年に創業100周年を迎えました。経営計画「⁠Next Design 2030」で「⁠第2の創業」とも言える構造改革を進め、北海道のなかしべつ工場と茨城県の阿見工場に合計約475億円を投資してチーズの生産体制を整えるなど、国内の生産拠点を再編しています。

J-オイルミルズ

ビジョンは「⁠Joy for Life® -食で未来によろこびを®-」です。2026年度を最終年度とする第六期中期経営計画「⁠Transforming for Growth」で、「⁠おいしさ×健康×低負荷」による社会課題の解決と、事業ポートフォリオの高度化、海外展開を進めています。

よくある質問

雪印メグミルクとJ-オイルミルズはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は雪印メグミルクが約601万円、J-オイルミルズが約619万円。ほぼ同じ水準。
雪印メグミルクとJ-オイルミルズはどちらが残業が少ない?
月の平均残業は雪印メグミルクが4.9時間、J-オイルミルズが19.9時間。雪印メグミルクのほうが月15時間少ない。
雪印メグミルクとJ-オイルミルズはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は雪印メグミルクが66.9点、J-オイルミルズが62.4点で、雪印メグミルクが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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