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フジ・メディア・ホールディングスとスカパーJSATの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。テレビ・メディアの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はフジ・メディア・ホールディングスが約1,009万円、スカパーJSATが約875万円。フジ・メディア・ホールディングスのほうが約134万円高い。
  • 売上高はフジ・メディア・ホールディングスが5,519億円、スカパーJSATが1,276億円で、フジ・メディア・ホールディングスが約4.3倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合はフジ・メディア・ホールディングスが-0.5%、スカパーJSATが27.8%で、スカパーJSATのほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

フジ・メディア・ホールディングススカパーJSAT
働きやすさの点数91.4点(⁠S)62.2点(⁠A-)
平均年収1,577万円(⁠50.5歳)1,213万円(⁠45歳)
30歳換算年収約1,009万円約875万円
月の平均残業未公表未公表
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数23.3年4年
売上高5,519億円1,276億円
売上に対する利益の割合-0.5%(⁠経常利益)27.8%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.05倍1.07倍
従業員数(⁠単体)122人33人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 当サイトの働きやすさの点数はフジ・メディア・ホールディングスが91.4点、スカパーJSATが62.2点で、フジ・メディア・ホールディングスが上回る。

何で稼いでいるかの違い

フジ・メディア・ホールディングス

フジ・メディア・ホールディングスは、フジテレビジョン、ニッポン放送、BSフジ、ポニーキャニオン、通販のdinosなどのメディア・コンテンツ事業と、サンケイビル、グランビスタホテル&リゾートなどの都市開発・観光事業を持つ認定放送持株会社です。

売上の約65%がメディア・コンテンツ事業(⁠テレビ・ラジオ放送、番組制作、映像・音楽ソフト、通信販売など)で、この期は大きな赤字でした。

スカパーJSAT

スカパーJSATは、通信衛星を使って政府機関や企業、航空機・船舶向けに通信サービスを提供する宇宙事業と、有料多チャンネル放送「⁠スカパー!」などのメディア事業を営む会社です。2007年にスカイパーフェクト・コミュニケーションズとジェイサットが経営統合して設立されました。

売上の約52%が宇宙事業(⁠衛星通信サービス、放送事業者への衛星回線の提供、衛星データを使うスペースインテリジェンス)で、セグメント利益率は約37%です。

この業界の稼ぎ方の基本

  • テレビ局の持株会社(⁠認定放送持株会社)は、テレビ広告枠の販売に加え、番組などのコンテンツの配信・ライセンス、イベント、映画などで稼ぎます。インターネット広告へのシフトや動画配信市場の拡大で、テレビのメディアとしての力の維持が課題になっています。
  • 放送以外の柱を持つ会社も多く、フジ・メディアは都市開発・観光(⁠サンケイビル、ホテル)、TBSは雑貨・教育のライフスタイル事業と赤坂の不動産、日本テレビはスタジオジブリなどのアニメを持っています。

会社を見分ける軸

  • 利益率(⁠すべて経常利益):日本テレビホールディングス約16.9%、TBSホールディングス約8.8%、U-NEXT HOLDINGS約7.9%、日本経済新聞社約5.0%です。フジ・メディア・ホールディングスは約0.5%の赤字でした。このほか、スカパーJSAT約27.8%(⁠経常利益)、WOWOW約3.0%(⁠経常利益)です。
  • 不動産の比重:フジ・メディアは都市開発・観光事業がグループの利益を支え、TBSは不動産・その他事業のセグメント利益率が約43%です。

歴史の違い

フジ・メディア・ホールディングス

  1. 1957年ニッポン放送・文化放送と映画3社が富士テレビジョンを設立します。
  2. 1959年フジテレビジョンが開局します。
  3. 1970年FNS27局体制が確立し、全国ネットワークが完成します。
  4. 1997年お台場の新本社ビルに移り、東京証券取引所市場第一部に上場します。

スカパーJSAT

  1. 2007年スカイパーフェクト・コミュニケーションズとジェイサットが経営統合し、持株会社を設立します。
  2. 2008年宇宙通信を子会社にし、3社が合併してスカパーJSATになります。
  3. 2015年WAKUWAKU JAPANを設立します。
  4. 2025年米国にJSAT Beyond Innovationを設立します。

いま何に賭けているか

フジ・メディア・ホールディングス

「⁠改革アクションプラン」に基づき、ROE8%目標の実現に向けた構造改革を進めています。2026年5月に公表した「⁠Group Vision 2026-2030」で「⁠好きでつながる明日をともに」を掲げ、放送起点のビジネスモデルから、IP・コンテンツを起点とする「⁠一気通貫モデル」への転換を目指しています。総額2,350億円の自己株式取得も実施しました。

スカパーJSAT

グループミッションは「⁠Space for your Smile」です。宇宙事業では静止軌道から非静止軌道へ広げ、衛星オペレーターから宇宙ソリューションプロバイダーへの転換を進めるとしています。2030年度に営業収益1,850億円、当期純利益350億円、EBITDA850億円を目標にしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高いスカパーJSATのほうが景気の波に強い。

よくある質問

フジ・メディア・ホールディングスとスカパーJSATはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はフジ・メディア・ホールディングスが約1,009万円、スカパーJSATが約875万円。フジ・メディア・ホールディングスのほうが約134万円高い。
フジ・メディア・ホールディングスとスカパーJSATはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はフジ・メディア・ホールディングスが91.4点、スカパーJSATが62.2点で、フジ・メディア・ホールディングスが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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