トップ › 化学工業 › 三菱ケミカルグループ › 面接対策

三菱ケミカルグループの面接対策

10分で読める企業研究。有価証券報告書と公的データから、三菱ケミカルグループの面接の前に押さえておきたいことを1ページにまとめました。

1. 三菱ケミカルグループはどんな会社か

三菱ケミカルグループは、国内トップクラスの総合化学メーカーのグループです。三菱化学、三菱樹脂、三菱レイヨンが一つになった三菱ケミカルと、産業ガスの日本酸素(⁠旧・大陽日酸)などを傘下に持っています。いまは事業の大きな組み替えのまっただ中にいます。

いまの状況:2024年11月に発表した経営方針「⁠KAITEKI Vision 35」と「⁠中期経営計画2029」のもとで、事業を「⁠成長ドライバー」「⁠次世代」「⁠収益基盤」「⁠構造改革」に分類し、稼げる事業に資源を集中しています。

転機:2017年 三菱化学、三菱樹脂、三菱レイヨンの3社が合併し、三菱ケミカルが発足します/2022〜2025年 社名を三菱ケミカルグループに変更し、2025年に田辺三菱製薬を投資ファンドに譲渡。

2. 面接で使える数字

項目数字比べると
売上高3.70兆円化学工業の上場247社中2位。
売上に対する税引前利益の割合0.0%業界中央値7.4%より7.4ポイント低い。
売上の4年の伸び0.93倍業界中央値は1.19倍。
従業員数(⁠単体)27人4年で0.12倍。
30歳換算年収約766万円業界中央値は約564万円。
月の平均残業20.8時間業界中央値は12.9時間。

売上・利益は有価証券報告書、年収・残業は公的データ(⁠詳しくは三菱ケミカルグループの企業ページ)。

3. 押さえておきたいこと

  • 直近の税引前利益は約7億円で、売上約3.7兆円に対してほぼゼロでした。売上はこの4年で約0.93倍に縮んでいます。
  • 2025年に田辺三菱製薬を投資ファンドに譲渡し、コークス・炭素材から撤退、エチレン製造設備の集約も進めています。事業を「⁠成長ドライバー」「⁠次世代」「⁠収益基盤」「⁠構造改革」の4つに分類し、構造改革に入った事業は縮小・撤退の対象です。
  • 社員が多いのは、スペシャリティマテリアルズ(⁠約2万人)と、日本酸素(⁠旧大陽日酸)を中心とする産業ガス(⁠約2万人)です。2035年に「⁠グリーン・スペシャリティ企業」になることを目標にしています。

4. 聞かれる質問の材料

一言でいうと

三菱ケミカルグループ株式会社は、上場247社の中で売上2位の最大手クラス。稼ぎ方は「⁠自社で作って売るメーカー型」。今は「⁠KAITEKI Vision 35」「⁠中期経営計画2029」を掲げている。

同業との違い(⁠規模の近い3社と比べて)

三菱ケミカルグループ富士フイルムホールディン旭化成武田薬品工業
売上高3.70兆円3.36兆円3.07兆円4.51兆円
利益率0.0%(⁠税引前)10.9%(⁠税引前)7.5%(⁠経常)-3.2%(⁠税引前)
4年の売上の伸び0.93倍1.33倍1.25倍1.26倍
30歳換算年収766万円813万円655万円844万円
月の残業20.8時間未公表22.1時間18時間

求める人物像

当社グループにとって、人材は価値創造の源泉であり、原動力そのものです。これらの実現に向けて、当社は、人事戦略の中心として人材戦略を位置付け、以下の状態をめざして、施策を展開していきます。出典:有価証券報告書「⁠人材の育成に関する方針」

有価証券報告書でくり返し使われている言葉:成長・挑戦・創造・グローバル・安全

会社自身が挙げているリスク

クライシス、セグメントごと、グループ全体に影響のある。

出典:有価証券報告書「⁠事業等のリスク」の見出し

どの事業に人がいるか

  • スペシャリティマテリアルズ:20,127人(⁠40%)
  • MMA&デリバティブズ:3,972人(⁠8%)
  • ベーシックマテリアルズ&ポリマーズ:5,564人(⁠11%)
  • 産業ガス:20,422人(⁠41%)
出典:有価証券報告書「⁠従業員の状況」(⁠連結)

よく聞かれる質問と答えの材料

入社後にやりたいこと
会社がいま掲げているのは「⁠KAITEKI Vision 35」「⁠中期経営計画2029」。
当社の課題は
会社自身は「⁠クライシス」「⁠セグメントごと」「⁠グループ全体に影響のある」をリスクに挙げている。

5. 逆質問の例

  • 「⁠KAITEKI Vision 35」を進めるうえで、配属予定の部署ではどんな取り組みが始まっていますか。
  • 配属予定の部署の、繁忙期と通常期の残業時間はどれくらいですか。
  • 有価証券報告書で「⁠クライシス」をリスクに挙げていますが、配属予定の部署ではどう備えていますか。

同業他社との違い