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武田薬品工業の面接対策

10分で読める企業研究。有価証券報告書と公的データから、武田薬品工業の面接の前に押さえておきたいことを1ページにまとめました。

1. 武田薬品工業はどんな会社か

武田薬品工業は、江戸時代に大阪・道修町の薬の問屋として始まった、日本最大の製薬会社です。いまは売上の多くを海外で稼ぐ「⁠グローバルなバイオ医薬品企業」を名乗り、世界中から人と研究を集めています。

いまの状況:重点の3分野に経営資源を集中し、研究開発にAIやデジタル技術を広く取り入れることで、新薬をより速く、効率よく患者さんに届けることを目指しています。

転機:2008〜2011年 アメリカのミレニアム(⁠がんの薬)、スイスのナイコメッドなど、海外の製薬会社を大型買収して世界に広がります/2016年以降 日本の古い薬(⁠特許切れの薬)の事業を切り離すなど、新薬の開発にさらに集中する形に変わっていきます。

2. 面接で使える数字

項目数字比べると
売上高4.51兆円化学工業の上場247社中1位。
売上に対する税引前利益の割合-3.2%業界中央値7.4%より10.5ポイント低い。
売上の4年の伸び1.26倍業界中央値は1.19倍。
従業員数(⁠単体)4,792人4年で0.93倍。
30歳換算年収約844万円業界中央値は約564万円。
月の平均残業18時間業界中央値は12.9時間。

売上・利益は有価証券報告書、年収・残業は公的データ(⁠詳しくは武田薬品工業の企業ページ)。

3. 押さえておきたいこと

  • 直近は税引前で約1,424億円の赤字です。各国で薬価(⁠薬の公定価格)を引き下げる圧力が強まっていると、会社自身が書いています。
  • グループ社員約4.7万人のうち、武田薬品工業本体(⁠日本)は約4,800人です。2008年のミレニアム、2011年のナイコメッドなど海外の製薬会社の買収で広がり、実態は海外中心の会社です。
  • 2005〜2007年に動物薬・ビタミン・食品・農薬などを売却し、2016年以降は日本の特許切れの薬の事業も切り離しました。今は消化器・炎症、ニューロサイエンス、がんの3分野と、血漿分画製剤・ワクチンに集中しています。

4. 聞かれる質問の材料

一言でいうと

武田薬品工業株式会社は、幅広い医薬品のポートフォリオを有し、研究、開発、製造およびグローバルでの販売を主力とする会社。上場247社の中で売上1位の最大手クラス。稼ぎ方は「⁠自社で作って売るメーカー型」。

同業との違い(⁠規模の近い3社と比べて)

武田薬品工業三菱ケミカルグループ富士フイルムホールディン旭化成
売上高4.51兆円3.70兆円3.36兆円3.07兆円
利益率-3.2%(⁠税引前)0.0%(⁠税引前)10.9%(⁠税引前)7.5%(⁠経常)
4年の売上の伸び1.26倍0.93倍1.33倍1.25倍
30歳換算年収844万円766万円813万円655万円
月の残業18時間20.8時間未公表22.1時間

4社の中で30歳換算年収が最も高い。4社の中で残業が最も少ない。

求める人物像

また、リーダーシップスキルおよびデジタルスキルを育成するともに、全ての従業員が必要な支援を受け、十分な情報を得るとともに、尊重され、成長の機会があると実感できる職場環境を整備することで、一人ひとりが能力を最大限に発揮することを後押しします。企業文化の醸成と人材の育成当社の企業文化は、誠実:公正、正直、不屈というタケダの価値観への揺るぎないコミットメントがその土台となっており、まず誠実であることを大切にしています。出典:有価証券報告書「⁠人材の育成に関する方針」

有価証券報告書でくり返し使われている言葉:成長・デジタル・変革・グローバル・スピード

会社自身が挙げているリスク

研究開発、知的財産権、特許権満了等による売上低下、副作用、薬剤費抑制策による価格引き下げ、リーダーシップの移行および組織変革。

出典:有価証券報告書「⁠事業等のリスク」の見出し

よく聞かれる質問と答えの材料

なぜ同業他社ではなく当社か
規模の近い同業3社と並べると、4社の中で30歳換算年収が最も高い、4社の中で残業が最も少ない。
入社後にやりたいこと
事業の柱は医薬品事業。
当社の課題は
会社自身は「⁠研究開発」「⁠知的財産権」「⁠特許権満了等による売上低下」をリスクに挙げている。

5. 逆質問の例

  • 配属予定の部署の、繁忙期と通常期の残業時間はどれくらいですか。
  • 有価証券報告書で「⁠研究開発」をリスクに挙げていますが、配属予定の部署ではどう備えていますか。

同業他社との違い