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武田薬品工業と大塚ホールディングスの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。製薬の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は武田薬品工業が約844万円、大塚ホールディングスが約692万円。武田薬品工業のほうが約152万円高い。
  • 売上高は武田薬品工業が4.51兆円、大塚ホールディングスが2.47兆円で、武田薬品工業が約1.8倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合は武田薬品工業が-3.2%、大塚ホールディングスが19.0%で、大塚ホールディングスのほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

武田薬品工業大塚ホールディングス
働きやすさの点数66.7点(⁠A)49.6点(⁠C)
平均年収1,144万円(⁠44歳)1,000万円(⁠46.9歳)
30歳換算年収約844万円約692万円
月の平均残業18時間未公表
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数13.8年3.3年
売上高4.51兆円2.47兆円
売上に対する利益の割合-3.2%(⁠税引前利益)19.0%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び1.26倍1.65倍
従業員数(⁠単体)4,792人224人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びは武田薬品工業が1.26倍、大塚ホールディングスが1.65倍で、勢いは大塚ホールディングスが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は武田薬品工業が66.7点、大塚ホールディングスが49.6点で、武田薬品工業が上回る。

何で稼いでいるかの違い

武田薬品工業

武田薬品工業は、江戸時代に大阪・道修町の薬の問屋として始まった、日本最大の製薬会社です。いまは売上の多くを海外で稼ぐ「⁠グローバルなバイオ医薬品企業」を名乗り、世界中から人と研究を集めています。

売上高は約4.5兆円で、化学工業(⁠医薬品を含む)で国内1位です。お金の入り口は、病院で処方される医薬品です。患者さんが使う薬の代金は、多くの国で公的な保険から支払われます。

大塚ホールディングス

大塚ホールディングスは、大塚製薬、大鵬薬品、大塚製薬工場、大塚食品などを束ねる持株会社です。医療用医薬品や輸液などの「⁠医療関連」と、医薬部外品・機能性食品・栄養補助食品などの「⁠ニュートラシューティカルズ関連」を2つのコア事業にしています。

売上高は約2.47兆円です。事業は、医療関連(⁠大塚製薬、大鵬薬品の医療用医薬品や、大塚製薬工場の臨床栄養)、ニュートラシューティカルズ関連、消費者関連、その他(⁠倉庫・運送、液晶・分光、化学薬品など)に分かれています。

歴史の違い

武田薬品工業

  1. 1781年大阪で薬種商(⁠薬の問屋)として創業します。
  2. 1914〜1915年研究部門と工場をつくり、薬を「⁠売る」会社から「⁠研究してつくる」会社になっていきます。
  3. 2005〜2007年動物用医薬品、ビタミン、化学品、食品、農薬などの事業を次々に売却し、医薬品に集中します。
  4. 2008〜2011年アメリカのミレニアム(⁠がんの薬)、スイスのナイコメッドなど、海外の製薬会社を大型買収して世界に広がります。

大塚ホールディングス

  1. 2008年大塚製薬が株式移転で持株会社の大塚ホールディングスを設立し、大塚製薬工場を完全子会社にします。
  2. 2009年大鵬薬品と大塚化学を完全子会社にし、グループを持株会社の下にまとめます。
  3. 2010年東京証券取引所に上場します。
  4. 2013〜2018年アメリカのアステックス、アバニア、ビステラを買収し、カナダのデイヤフーズも買収します。

いま何に賭けているか

武田薬品工業

重点の3分野に経営資源を集中し、研究開発にAIやデジタル技術を広く取り入れることで、新薬をより速く、効率よく患者さんに届けることを目指しています。薬価への圧力が強まる中でも、研究開発のパイプライン(⁠開発中の新薬の候補)を育てることが成長のカギです。

大塚ホールディングス

2024〜2028年度の第4次中期経営計画を「⁠新規事業の拡大と次世代の成長を生み出す投資を促進〜創造と成長の5年間〜」と位置づけています。LOE(⁠主力品の独占販売期間の終了)による調整局面を短くし、再び事業利益の2桁以上の成長に戻すことを目標にしています。2035年に向けては「⁠地球環境」「⁠女性の健康」「⁠少子高齢社会」を重点課題にしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい大塚ホールディングス。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い大塚ホールディングスのほうが景気の波に強い。

よくある質問

武田薬品工業と大塚ホールディングスはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は武田薬品工業が約844万円、大塚ホールディングスが約692万円。武田薬品工業のほうが約152万円高い。
武田薬品工業と大塚ホールディングスはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は武田薬品工業が66.7点、大塚ホールディングスが49.6点で、武田薬品工業が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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