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第一三共の面接対策

10分で読める企業研究。有価証券報告書と公的データから、第一三共の面接の前に押さえておきたいことを1ページにまとめました。

1. 第一三共はどんな会社か

第一三共は、三共と第一製薬が2005年に経営統合して生まれた大手製薬会社です。今は抗体に薬を結びつけてがん細胞を狙い撃ちする「⁠ADC(⁠抗体薬物複合体)」という新しいタイプのがん治療薬で、世界から注目される会社になっています。

いまの状況:2035年ビジョンとして「⁠Trusted healthcare innovator」を掲げ、第6期中期経営計画(⁠2026〜2030年度)では、ADC製品の価値を最大化し、2035年に「⁠グローバルトップ5のがん領域の会社」になることを目指しています。

転機:2017〜2018年 ワクチンの会社を完全子会社にし、バイオ医薬品の会社を設立します/2020年代 ADCの技術で開発したがん治療薬が世界で広がり、「⁠がん領域へのトランスフォーメーション」を実現したと会社は説明しています。

2. 面接で使える数字

項目数字比べると
売上高2.12兆円化学工業の上場247社中9位。
売上に対する税引前利益の割合12.4%業界中央値7.4%より5.0ポイント高い。
売上の4年の伸び2.03倍業界中央値は1.19倍。
従業員数(⁠単体)8,009人4年で1.40倍。
30歳換算年収約792万円業界中央値は約564万円。
月の平均残業17.4時間業界中央値は12.9時間。

売上・利益は有価証券報告書、年収・残業は公的データ(⁠詳しくは第一三共の企業ページ)。

3. 押さえておきたいこと

  • 売上はこの4年で約2倍に伸びました。牽引役は、抗体に薬を結びつけてがん細胞に届けるADC(⁠抗体薬物複合体)の「⁠エンハーツ」「⁠ダトロウェイ」です。
  • 第6期中期経営計画で、2030年度に売上収益3兆円以上、がん領域の売上2兆3,000億円以上、営業利益6,000億円以上を目標にしています。今後5年で20以上の適応症の承認取得を目指すとしています。
  • 2008年に買収したランバクシー・ラボラトリーズは、2015年に他社に吸収合併されてグループを離れました。社員約2万人のうち約8,000人が第一三共本体で、平均年収は約1,098万円です。

4. 聞かれる質問の材料

一言でいうと

第一三共株式会社は、医薬品等の製造販売を主力とする会社。上場247社の中で売上9位の大手。稼ぎ方は「⁠自社で作って売るメーカー型」。

同業との違い(⁠規模の近い3社と比べて)

第一三共アステラス製薬住友化学大塚ホールディングス
売上高2.12兆円2.14兆円2.33兆円2.47兆円
利益率12.4%17.6%5.0%19.0%
4年の売上の伸び2.03倍1.65倍0.84倍1.65倍
30歳換算年収792万円862万円732万円692万円
月の残業17.4時間未公表21.5時間未公表

4社の中で売上の伸びが最も大きい。

求める人物像

人的資本への取組1 ガバナンス 当社グループでは、経営と一体となった人材マネジメントを推進するため、CHRO(⁠Chief Human Resource Officer)をトップとする人事組織体制をグローバルに構築しております。CHROが経営会議に参画し、経営・ビジネス上の課題や進捗を直接的に把握した上で、グローバルでの人材マネジメント戦略・施策を立案しております。出典:有価証券報告書「⁠人材の育成に関する方針」

有価証券報告書でくり返し使われている言葉:グローバル・成長・安全・イノベーション・リーダーシップ

会社自身が挙げているリスク

医薬品の品質問題や副作用、海外における事業展開、製造・仕入れ、環境、安全、知的財産権。

出典:有価証券報告書「⁠事業等のリスク」の見出し

よく聞かれる質問と答えの材料

なぜ同業他社ではなく当社か
規模の近い同業3社と並べると、4社の中で売上の伸びが最も大きい。
当社の課題は
会社自身は「⁠医薬品の品質問題や副作用」「⁠海外における事業展開」「⁠製造・仕入れ」をリスクに挙げている。

5. 逆質問の例

  • 「⁠Trusted healthcare innovator」を進めるうえで、配属予定の部署ではどんな取り組みが始まっていますか。
  • 2026年3月の代表者の異動について、現場の仕事にはどんな影響がありましたか。
  • 配属予定の部署の、繁忙期と通常期の残業時間はどれくらいですか。
  • 有価証券報告書で「⁠医薬品の品質問題や副作用」をリスクに挙げていますが、配属予定の部署ではどう備えていますか。

同業他社との違い