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タダノとグローリーの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。産業機械の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はタダノが約549万円、グローリーが約635万円。グローリーのほうが約86万円高い。
  • 売上高はタダノが3,495億円、グローリーが3,401億円で、規模は近い。
  • 売上に対する利益の割合はタダノが4.3%、グローリーが5.6%で、差は小さい。

数字で比べる

タダノグローリー
働きやすさの点数63.3点(⁠A-)74.5点(⁠S)
平均年収695万円(⁠40.8歳)839万円(⁠42.8歳)
30歳換算年収約549万円約635万円
月の平均残業未公表17.1時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数15.1年18.8年
売上高3,495億円3,401億円
売上に対する利益の割合4.3%(⁠経常利益)5.6%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.70倍1.50倍
従業員数(⁠単体)1,755人3,139人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びはタダノが1.70倍、グローリーが1.50倍で、勢いはタダノが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はタダノが63.3点、グローリーが74.5点で、グローリーが上回る。

何で稼いでいるかの違い

タダノ

タダノは、オールテレーンクレーン、ラフテレーンクレーンなどの建設用クレーン、車両搭載型クレーン、高所作業車などをつくる会社です。1948年に高松市で多田野鉄工所として設立され、1955年に油圧式トラッククレーンを開発しました。

売上高は約3,495億円です。主な製品は、建設用クレーン、車両搭載型クレーン、高所作業車、運搬機械(⁠港湾荷役用クレーン、ジブクレーンなど)です。

グローリー

グローリーは、通貨処理機や、セルフサービス機器をつくる会社です。電子決済サービス、生体認証ソリューション、ロボットSIなども手がけています。1918年に兵庫県姫路市で尾上作兵衛が電球製造機の修理を始めたのが起源です。

売上高は約3,401億円です。事業は、金融市場、流通・交通市場、遊技市場、海外市場の4つのセグメントです。

歴史の違い

タダノ

  1. 1948〜1955年高松市で多田野鉄工所を設立し、油圧式トラッククレーンを開発します。
  2. 1983年高所作業車の販売を始めます。
  3. 1989〜1990年社名をタダノに変え、ドイツのファウンAGのクレーン部門を買収します。
  4. 2019年Terex社からDemagブランドのクレーン事業を買収します。

グローリー

  1. 1918年姫路市で尾上作兵衛が個人経営で電球製造機の修理を始めます。
  2. 1950〜1953年造幣局向けの硬貨計数機と、国産第1号の硬貨計算機を開発します。
  3. 1958〜1971年国産第1号の煙草販売機、硬貨包装機、硬貨選別機、千円紙幣両替機、コインロッカー、現金支払機を開発します。
  4. 1982〜2004年米国、ドイツ、フィリピン、シンガポール、香港、中国に会社をつくり、Reis Eurosystems AGの株式を譲り受けます。

いま何に賭けているか

タダノ

経営理念は「⁠創造・奉仕・協力」です。直近3件の買収で得た新事業・新製品の成長加速や、政府の造船業再生戦略を追い風にした造船向け製品の強化、生産体制の再構築に投資するとしています。会社は、中国国内のクレーン需要が減って中国からの輸出が増え、中東などで影響が大きく出ているとしています。

グローリー

企業理念は「⁠求める心とみんなの力」を結集し、セキュア(⁠安心・確実)な社会の発展に貢献する、というものです。長期ビジョン2028は『⁠人と社会の「⁠新たな信頼」を創造するリーディングカンパニーへ』です。会社は、キャッシュレス化や金融機関の店舗数減少など事業環境が変化しているとし、「⁠2026中期経営計画」で「⁠新たな収益源の獲得」と「⁠コア事業の収益拡大」などに取り組んでいます。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいタダノ。

よくある質問

タダノとグローリーはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はタダノが約549万円、グローリーが約635万円。グローリーのほうが約86万円高い。
タダノとグローリーはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はタダノが63.3点、グローリーが74.5点で、グローリーが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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