トップ › 会社比較 › 産業機械 › 三井E&Sと日本製鋼所

三井E&Sと日本製鋼所の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。産業機械の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は三井E&Sが約642万円、日本製鋼所が約590万円。三井E&Sのほうが約52万円高い。
  • 売上高は三井E&Sが3,532億円、日本製鋼所が2,749億円で、規模は近い。
  • 売上に対する利益の割合は三井E&Sが12.7%、日本製鋼所が9.5%で、三井E&Sのほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

三井E&S日本製鋼所
働きやすさの点数71.9点(⁠S-)57.4点(⁠B)
平均年収802万円(⁠40.2歳)714万円(⁠38.8歳)
30歳換算年収約642万円約590万円
月の平均残業未公表16時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数16.3年9.9年
売上高3,532億円2,749億円
売上に対する利益の割合12.7%(⁠経常利益)9.5%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び0.61倍1.29倍
従業員数(⁠単体)2,284人2,028人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びは三井E&Sが0.61倍、日本製鋼所が1.29倍で、勢いは日本製鋼所が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は三井E&Sが71.9点、日本製鋼所が57.4点で、三井E&Sが上回る。

何で稼いでいるかの違い

三井E&S

三井E&S(⁠旧三井造船)は、船舶用エンジン、港湾用のコンテナクレーン、産業機械などをつくる会社です。1917年に三井物産の造船部として創業し、1937年に玉造船所として独立しました。2025年に造船の関連会社(⁠三井E&S造船)の全株式を売却し、今は舶用推進システムと物流システムが中核事業です。

売上高は約3,532億円です。事業は、成長事業推進(⁠産業機械、水理実験設備、アフターサービスなど)、舶用推進システム(⁠舶用エンジン、二元燃料エンジン用燃料供給システム)、物流システム(⁠コンテナクレーン、産業用クレーン)、周辺サービスの4つです。

日本製鋼所

日本製鋼所は、樹脂製造・加工機械やプラスチック射出成形機などの産業機械と、鋳鍛鋼製品などの素形材・エンジニアリング事業を営む会社です。1907年に北海道炭礦汽船と英国のアームストロング・ウイットウォース社、ビッカース社の3社共同出資で、北海道室蘭に設立されました。

売上高は約2,749億円です。事業は、産業機械(⁠樹脂製造・加工機械、射出成形機など)、素形材・エンジニアリング、その他の3つです。

歴史の違い

三井E&S

  1. 1917〜1919年三井物産の造船部として創業し、玉工場(⁠今の玉野事業所)で操業を始めます。
  2. 1926年デンマークのBurmeister & Wain社と舶用ディーゼル機関の技術提携をします。
  3. 1937〜1942年玉造船所として独立し、三井造船に社名を変えます。
  4. 1988〜1989年三井物産との共同出資でPACECO CORP.を設立し、Burmeister & Wain Scandinavian Contractorを買収します。

日本製鋼所

  1. 1907年北海道炭礦汽船と英国の2社の共同出資で設立され、本店と工場を室蘭に置きます。
  2. 1919〜1920年北海道製鉄を合併し、広島製作所をつくります。
  3. 1950〜1951年新たに日本製鋼所を設立し、東京・大阪の証券取引所に上場します。
  4. 1978年米国に会社をつくります。

いま何に賭けているか

三井E&S

企業理念は「⁠エンジニアリングとサービスを通じて、人に信頼され、社会に貢献する。」、ビジョンは「⁠2030年までに、マリンの領域を軸に、脱炭素社会の実現と、人口縮小社会の課題解決を目指す。」です。ローリング方式の中期経営計画「⁠三井E&S Rolling Vision 2026」で、舶用推進システムと物流システムを「⁠グリーン」と「⁠デジタル」の視点で進化させるとしています。

日本製鋼所

パーパスは「⁠『⁠Material Revolution®』の力で世界を持続可能で豊かにする。」です。マテリアリティとして「⁠プラスチック資源循環社会の実現」「⁠低炭素社会への貢献」「⁠超スマート社会への貢献」などを挙げています。社会課題を解決する産業機械と新素材の開発・実装を進めるとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい日本製鋼所。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い三井E&Sのほうが景気の波に強い。

よくある質問

三井E&Sと日本製鋼所はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は三井E&Sが約642万円、日本製鋼所が約590万円。三井E&Sのほうが約52万円高い。
三井E&Sと日本製鋼所はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は三井E&Sが71.9点、日本製鋼所が57.4点で、三井E&Sが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

もっと詳しく