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三井E&Sとカナデビアの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。産業機械の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は三井E&Sが約642万円、カナデビアが約613万円。ほぼ同じ水準。
  • 売上高は三井E&Sが3,532億円、カナデビアが6,452億円で、カナデビアが約1.8倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合は三井E&Sが12.7%、カナデビアが2.1%で、三井E&Sのほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

三井E&Sカナデビア
働きやすさの点数71.9点(⁠S-)66.9点(⁠A)
平均年収802万円(⁠40.2歳)830万円(⁠43.9歳)
30歳換算年収約642万円約613万円
月の平均残業未公表12.3時間
有給取得率未公表78.1%
平均勤続年数16.3年13.8年
売上高3,532億円6,452億円
売上に対する利益の割合12.7%(⁠経常利益)2.1%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び0.61倍1.46倍
従業員数(⁠単体)2,284人4,088人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びは三井E&Sが0.61倍、カナデビアが1.46倍で、勢いはカナデビアが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は三井E&Sが71.9点、カナデビアが66.9点で、三井E&Sが上回る。

何で稼いでいるかの違い

三井E&S

三井E&S(⁠旧三井造船)は、船舶用エンジン、港湾用のコンテナクレーン、産業機械などをつくる会社です。1917年に三井物産の造船部として創業し、1937年に玉造船所として独立しました。2025年に造船の関連会社(⁠三井E&S造船)の全株式を売却し、今は舶用推進システムと物流システムが中核事業です。

売上高は約3,532億円です。事業は、成長事業推進(⁠産業機械、水理実験設備、アフターサービスなど)、舶用推進システム(⁠舶用エンジン、二元燃料エンジン用燃料供給システム)、物流システム(⁠コンテナクレーン、産業用クレーン)、周辺サービスの4つです。

カナデビア

カナデビア(⁠旧日立造船)は、ごみ焼却発電施設、水処理施設、海水淡水化プラントなどの環境装置や、機械・インフラ設備、脱硝触媒・原子力関連機器などをつくる会社です。1881年に英国人E.H.ハンターが大阪に創立した大阪鉄工所が前身です。

売上高は約6,452億円です。事業は、環境(⁠ごみ焼却発電・リサイクル施設、水・汚泥処理施設、海水淡水化プラントなど)、機械・インフラ(⁠プラスチック機械、橋梁、水門扉、シールド掘進機など)、脱炭素化(⁠脱硝触媒、原子力関連設備機器、電解・PtG、風力発電)の3つが中心です。

歴史の違い

三井E&S

  1. 1917〜1919年三井物産の造船部として創業し、玉工場(⁠今の玉野事業所)で操業を始めます。
  2. 1926年デンマークのBurmeister & Wain社と舶用ディーゼル機関の技術提携をします。
  3. 1937〜1942年玉造船所として独立し、三井造船に社名を変えます。
  4. 1988〜1989年三井物産との共同出資でPACECO CORP.を設立し、Burmeister & Wain Scandinavian Contractorを買収します。

カナデビア

  1. 1881年英国人E.H.ハンターが大阪鉄工所を創立します。
  2. 1936〜1943年日立製作所の経営系列下に入り、日立造船に社名を変えます。
  3. 1949年大阪・東京の証券取引所に上場します。
  4. 2002年造船事業を、日本鋼管との共同出資会社ユニバーサル造船に譲渡します。

いま何に賭けているか

三井E&S

企業理念は「⁠エンジニアリングとサービスを通じて、人に信頼され、社会に貢献する。」、ビジョンは「⁠2030年までに、マリンの領域を軸に、脱炭素社会の実現と、人口縮小社会の課題解決を目指す。」です。ローリング方式の中期経営計画「⁠三井E&S Rolling Vision 2026」で、舶用推進システムと物流システムを「⁠グリーン」と「⁠デジタル」の視点で進化させるとしています。

カナデビア

2030年に向けた長期ビジョン「⁠2030 Vision」で「⁠サステナブルで、安全・安心な社会の実現に貢献するソリューションパートナー」を掲げ、「⁠脱炭素化」「⁠資源循環」「⁠安全で豊かな街づくり」に取り組んでいます。日鉄エンジニアリングとの経営統合の検討を理由に、次期中期経営計画の公表を当面延期しています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいカナデビア。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い三井E&Sのほうが景気の波に強い。

よくある質問

三井E&Sとカナデビアはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は三井E&Sが約642万円、カナデビアが約613万円。ほぼ同じ水準。
三井E&Sとカナデビアはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は三井E&Sが71.9点、カナデビアが66.9点で、三井E&Sが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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