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日本製紙と大王製紙の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。製紙の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は日本製紙が約521万円、大王製紙が約468万円。日本製紙のほうが約53万円高い。
  • 月の平均残業は日本製紙が16.8時間、大王製紙が20.6時間。日本製紙のほうが月3.8時間少ない。
  • 有給休暇の取得率は日本製紙が78.1%、大王製紙が79.6%。

数字で比べる

日本製紙大王製紙
働きやすさの点数52.3点(⁠B)55.2点(⁠B)
平均年収692万円(⁠43歳)637万円(⁠44.2歳)
30歳換算年収約521万円約468万円
月の平均残業16.8時間20.6時間
有給取得率78.1%79.6%
平均勤続年数13.4年19.6年
売上高1.19兆円6,668億円
売上に対する利益の割合1.9%(⁠経常利益)3.2%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.14倍1.09倍
従業員数(⁠単体)5,028人2,356人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上高は日本製紙が1.19兆円、大王製紙が6,668億円で、日本製紙が約1.8倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合は日本製紙が1.9%、大王製紙が3.2%で、差は小さい。
  • 当サイトの働きやすさの点数は日本製紙が52.3点、大王製紙が55.2点で、大王製紙が上回る。

何で稼いでいるかの違い

日本製紙

日本製紙は、洋紙、板紙、特殊紙などの紙と、家庭紙(⁠日本製紙クレシア)、紙容器、化成品などの生活関連製品をつくる会社です。1949年に旧王子製紙が分割されてできた十條製紙が前身で、山陽国策パルプ、大昭和製紙との合併を経て今の形になりました。

売上高は約1.19兆円です。事業は、紙・板紙、生活関連(⁠家庭紙、紙容器、段ボール、化成品など)、エネルギー(⁠電力の卸供給)、木材・建材・土木建設関連などです。

大王製紙

大王製紙は、ティシューペーパー「⁠エリエール」や大人用紙おむつ「⁠アテント」などのホーム&パーソナルケア製品と、新聞用紙・印刷用紙・段ボールなどの紙・板紙をつくる会社です。1943年に四国紙業など14社が合同して、愛媛県で和紙の製造販売を目的に設立されました。

売上高は約6,668億円です。事業は、紙・板紙(⁠新聞用紙、印刷用紙、包装用紙、板紙、段ボールなど)と、ホーム&パーソナルケア(⁠衛生用紙、紙おむつ、フェミニンケア用品、ウエットワイプ、ペット用品など)が中心です。

歴史の違い

日本製紙

  1. 1949年過度経済力集中排除法で解体された旧王子製紙の第二会社の一つとして、十條製紙が発足します。
  2. 1993年山陽国策パルプと合併し、社名を日本製紙に変えます。
  3. 2001〜2003年大昭和製紙と共同で持株会社(⁠のちの日本製紙グループ本社)をつくり、2003年に大昭和製紙と合併します。
  4. 2009年オーストラリアン・ペーパー社を完全子会社にします。

大王製紙

  1. 1943年四国紙業など14企業が合同して大王製紙を設立します。
  2. 1962〜1965年会社更生手続を申し立て、1965年に手続を終えます。
  3. 1979年ティシューペーパー「⁠エリエール」の製造販売を始め、家庭紙市場に参入します。
  4. 2007年米国P&G社から大人用紙おむつ「⁠アテント」事業を譲り受けます。

いま何に賭けているか

日本製紙

2026年5月に「⁠中期経営計画2030」を策定し、B/Sの最適化、構造改革の断行、収益性の向上を基本戦略にしました。営業利益600億円以上、ROE8%以上、木材・建材・土木建設関連事業と生活関連事業の売上高比率55.0%などを目標にしています。前の中期経営計画は、豪州Opal社の収益低迷で業績目標が未達でした。

大王製紙

経営理念は「⁠世界中の人々へ やさしい未来をつむぐ」です。2024年度から第5次中期事業計画「⁠Reframe ~基盤の強化~」を進め、2035年度までの長期ビジョン「⁠Daio Group Transformation 2035」で、活動領域を日本中心からグローバル視点へ移す「⁠エリアの変革」などの4つの変革を掲げています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収・残業の両方で日本製紙が上回っている。

よくある質問

日本製紙と大王製紙はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は日本製紙が約521万円、大王製紙が約468万円。日本製紙のほうが約53万円高い。
日本製紙と大王製紙はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は日本製紙が16.8時間、大王製紙が20.6時間。日本製紙のほうが月3.8時間少ない。
日本製紙と大王製紙はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は日本製紙が52.3点、大王製紙が55.2点で、大王製紙が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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