トップ › 会社比較 › 製紙 › 日本製紙とレンゴー

日本製紙とレンゴーの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。製紙の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は日本製紙が約521万円、レンゴーが約629万円。レンゴーのほうが約108万円高い。
  • 月の平均残業は日本製紙が16.8時間、レンゴーが15.4時間。大きな差はない。
  • 売上高は日本製紙が1.19兆円、レンゴーが1.01兆円で、規模は近い。

数字で比べる

日本製紙レンゴー
働きやすさの点数52.3点(⁠B)69.3点(⁠A+)
平均年収692万円(⁠43歳)818万円(⁠42.1歳)
30歳換算年収約521万円約629万円
月の平均残業16.8時間15.4時間
有給取得率78.1%未公表
平均勤続年数13.4年25年
売上高1.19兆円1.01兆円
売上に対する利益の割合1.9%(⁠経常利益)3.7%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.14倍1.35倍
従業員数(⁠単体)5,028人4,426人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は日本製紙が1.9%、レンゴーが3.7%で、差は小さい。
  • 売上の4年の伸びは日本製紙が1.14倍、レンゴーが1.35倍で、勢いはレンゴーが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は日本製紙が52.3点、レンゴーが69.3点で、レンゴーが上回る。

何で稼いでいるかの違い

日本製紙

日本製紙は、洋紙、板紙、特殊紙などの紙と、家庭紙(⁠日本製紙クレシア)、紙容器、化成品などの生活関連製品をつくる会社です。1949年に旧王子製紙が分割されてできた十條製紙が前身で、山陽国策パルプ、大昭和製紙との合併を経て今の形になりました。

売上高は約1.19兆円です。事業は、紙・板紙、生活関連(⁠家庭紙、紙容器、段ボール、化成品など)、エネルギー(⁠電力の卸供給)、木材・建材・土木建設関連などです。

レンゴー

レンゴーは、段ボールと、その原料になる板紙をつくる会社です。紙器、軟包装、重包装、海外事業も持っています。1909年に井上貞治郎が日本で初めて段ボール事業を始めたのが起源です。

売上高は約1.01兆円です。事業は、板紙・紙加工(⁠板紙、段ボール、クラフトパルプ)、軟包装(⁠朋和産業、アールエム東セロなど)、重包装(⁠日本マタイ)、海外、その他の5つです。缶ビールの6缶パックなどに使うマルチパックもつくっています。

歴史の違い

日本製紙

  1. 1949年過度経済力集中排除法で解体された旧王子製紙の第二会社の一つとして、十條製紙が発足します。
  2. 1993年山陽国策パルプと合併し、社名を日本製紙に変えます。
  3. 2001〜2003年大昭和製紙と共同で持株会社(⁠のちの日本製紙グループ本社)をつくり、2003年に大昭和製紙と合併します。
  4. 2009年オーストラリアン・ペーパー社を完全子会社にします。

レンゴー

  1. 1909年井上貞治郎が三盛舎の名前で日本で初めて段ボール事業を始めます。
  2. 1920年聯合紙器株式会社を設立します。
  3. 1936年淀川工場で原紙から段ボールまでの一貫生産を始めます。
  4. 1972年社名をレンゴーに変えます。

いま何に賭けているか

日本製紙

2026年5月に「⁠中期経営計画2030」を策定し、B/Sの最適化、構造改革の断行、収益性の向上を基本戦略にしました。営業利益600億円以上、ROE8%以上、木材・建材・土木建設関連事業と生活関連事業の売上高比率55.0%などを目標にしています。前の中期経営計画は、豪州Opal社の収益低迷で業績目標が未達でした。

レンゴー

「⁠製紙」「⁠段ボール」「⁠紙器」「⁠軟包装」「⁠重包装」「⁠海外」の6つのコア事業で、包装全般にわたるソリューションを提供する「⁠ゼネラル・パッケージング・インダストリー(⁠GPI)」を目指しています。海外事業を今後の成長分野とし、2022年にはドイツにレンゴー・ヨーロッパ社を設立しました。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいレンゴー。

よくある質問

日本製紙とレンゴーはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は日本製紙が約521万円、レンゴーが約629万円。レンゴーのほうが約108万円高い。
日本製紙とレンゴーはどちらが残業が少ない?
月の平均残業は日本製紙が16.8時間、レンゴーが15.4時間。大きな差はない。
日本製紙とレンゴーはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は日本製紙が52.3点、レンゴーが69.3点で、レンゴーが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

もっと詳しく