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大林組と大成建設の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。ゼネコンの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は大林組が約954万円、大成建設が約911万円。大林組のほうが約43万円高い。
  • 月の平均残業は大林組が32.1時間、大成建設が29.7時間。大成建設のほうが月2.4時間少ない。
  • 売上高は大林組が2.59兆円、大成建設が2.09兆円で、規模は近い。

数字で比べる

大林組大成建設
働きやすさの点数74.7点(⁠S)77.1点(⁠S)
平均年収1,239万円(⁠42歳)1,191万円(⁠42.3歳)
30歳換算年収約954万円約911万円
月の平均残業32.1時間29.7時間
有給取得率64.8%未公表
平均勤続年数15.6年15.9年
売上高2.59兆円2.09兆円
売上に対する利益の割合7.9%(⁠経常利益)9.4%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.34倍1.35倍
従業員数(⁠単体)9,472人9,518人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は大林組が7.9%、大成建設が9.4%で、差は小さい。
  • 当サイトの働きやすさの点数は大林組が74.7点、大成建設が77.1点で、大成建設が上回る。

何で稼いでいるかの違い

大林組

大林組は、大阪で生まれた大手ゼネコン(⁠総合建設会社)です。ビルや土木構造物の建設に加え、不動産事業、PFI(⁠公共施設の民間運営)、再生可能エネルギー事業も手がけています。北米や東南アジアでの建設事業も大きな柱です。

売上高は約2.6兆円で、建設業で国内4位です。事業は、国内建築、海外建築、国内土木、海外土木、不動産に分かれています。社員約1.8万人のうち、国内建築が約8,400人と最も多く、海外建築(⁠約3,700人)、国内土木(⁠約3,500人)が続きます。

大成建設

大成建設は、大手ゼネコン(⁠総合建設会社)の一つです。1873年に大倉喜八郎が創立した大倉組商会が起源で、日本で最初の会社組織の土木建築業といわれる「⁠日本土木会社」の流れをくんでいます。戦後には、会社の役員・従業員が全株式を譲り受けて再出発しました。

売上高は約2.1兆円で、建設業で国内6位です。事業は、土木、建築、開発(⁠不動産の開発・販売・賃貸)の3つが柱で、PFI(⁠公共施設の民間運営)の事業も手がけています。

歴史の違い

大林組

  1. 1892年大林芳五郎が大阪で土木建築の請負を始めます。
  2. 1906〜1925年東京、小倉、横浜、名古屋に支店をつくり、全国に営業網を広げます。
  3. 1965年東京都清瀬市に技術研究所を開設します。
  4. 1970〜2000年代インドネシア、タイ、台湾、シンガポール、アメリカ、ベトナムに現地法人をつくり、海外事業を広げます。

大成建設

  1. 1873年大倉喜八郎が大倉組商会を創立し、機械の輸入や建物の造営を始めます。
  2. 1887年大倉喜八郎が渋沢栄一、藤田伝三郎と共同で「⁠日本土木会社」を設立します。
  3. 1917〜1946年大倉土木組として独立し、1946年に大成建設に社名を変えます。
  4. 1949年持株会社整理委員会が管理していた全株式を、会社の役員・従業員が譲り受けます。

いま何に賭けているか

大林組

「⁠中期経営計画2022」とその追補で、「⁠建設事業の基盤の強化と深化」「⁠技術とビジネスのイノベーション」「⁠持続的成長のための事業ポートフォリオの拡充」の3つに取り組んでいます。一方で、リニア中央新幹線のトンネル工事で起きた労働災害について、社員が労働基準監督署に事実と異なる説明をしたとして、2026年3月に会社と社員が罰金の略式命令を受けています。

大成建設

「⁠TAISEI VISION 2030」達成計画と中期経営計画(⁠2024-2026)で、各事業の中長期戦略と、将来の成長に必要な投資を進めています。M&Aは別枠で実施するとし、グループの規模と機能を広げています。一方で、リニア中央新幹線の駅新設工事をめぐる独占禁止法違反の排除措置命令について、最高裁判所に上告しています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収を取るなら大林組、時間のゆとりを取るなら大成建設。

よくある質問

大林組と大成建設はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は大林組が約954万円、大成建設が約911万円。大林組のほうが約43万円高い。
大林組と大成建設はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は大林組が32.1時間、大成建設が29.7時間。大成建設のほうが月2.4時間少ない。
大林組と大成建設はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は大林組が74.7点、大成建設が77.1点で、大成建設が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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