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大林組と清水建設の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。大手ゼネコンの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は大林組が約954万円、清水建設が約774万円。大林組のほうが約180万円高い。
  • 月の平均残業は大林組が32.1時間、清水建設が22.9時間。清水建設のほうが月9.2時間少ない。
  • 有給休暇の取得率は大林組が64.8%、清水建設が64.3%。

数字で比べる

大林組清水建設
働きやすさの点数74.7点(⁠S)65.7点(⁠A)
平均年収1,239万円(⁠42歳)1,043万円(⁠43.7歳)
30歳換算年収約954万円約774万円
月の平均残業32.1時間22.9時間
有給取得率64.8%64.3%
平均勤続年数15.6年16.3年
売上高2.59兆円2.06兆円
売上に対する利益の割合7.9%(⁠経常利益)5.9%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.34倍1.39倍
従業員数(⁠単体)9,472人11,434人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上高は大林組が2.59兆円、清水建設が2.06兆円で、規模は近い。
  • 売上に対する利益の割合は大林組が7.9%、清水建設が5.9%で、差は小さい。
  • 当サイトの働きやすさの点数は大林組が74.7点、清水建設が65.7点で、大林組が上回る。

何で稼いでいるかの違い

大林組

大林組は、大阪で生まれた大手ゼネコン(⁠総合建設会社)です。ビルや土木構造物の建設に加え、不動産事業、PFI(⁠公共施設の民間運営)、再生可能エネルギー事業も手がけています。北米や東南アジアでの建設事業も大きな柱です。

売上高は約2.6兆円で、建設業で国内4位です。事業は、国内建築、海外建築、国内土木、海外土木、不動産に分かれています。社員約1.8万人のうち、国内建築が約8,400人と最も多く、海外建築(⁠約3,700人)、国内土木(⁠約3,500人)が続きます。

清水建設

清水建設は、1804年に江戸で大工業を開いたことに始まる、大手ゼネコン(⁠総合建設会社)です。明治時代に渋沢栄一を相談役に迎え、その教えである「⁠論語と算盤」を今も社是にしています。

売上高は約2.1兆円で、建設業で国内7位です。事業は、当社建設事業(⁠建築・土木)、投資開発事業(⁠不動産)、道路舗装事業(⁠日本道路)が柱です。

歴史の違い

大林組

  1. 1892年大林芳五郎が大阪で土木建築の請負を始めます。
  2. 1906〜1925年東京、小倉、横浜、名古屋に支店をつくり、全国に営業網を広げます。
  3. 1965年東京都清瀬市に技術研究所を開設します。
  4. 1970〜2000年代インドネシア、タイ、台湾、シンガポール、アメリカ、ベトナムに現地法人をつくり、海外事業を広げます。

清水建設

  1. 1804年清水喜助が江戸・神田鍛冶町で大工業を開業します。
  2. 1887年渋沢栄一を相談役に迎えます。
  3. 1915〜1948年合資会社清水組を設立し、全国に支店を広げ、1948年に清水建設に社名を変えます。
  4. 1980〜2000年代エンジニアリング、リフォーム、不動産開発、PFIなど、建設の周辺に事業を広げます。

いま何に賭けているか

大林組

「⁠中期経営計画2022」とその追補で、「⁠建設事業の基盤の強化と深化」「⁠技術とビジネスのイノベーション」「⁠持続的成長のための事業ポートフォリオの拡充」の3つに取り組んでいます。一方で、リニア中央新幹線のトンネル工事で起きた労働災害について、社員が労働基準監督署に事実と異なる説明をしたとして、2026年3月に会社と社員が罰金の略式命令を受けています。

清水建設

長期ビジョン「⁠SHIMZ VISION 2030」で、建設事業の枠を超えた自己変革と挑戦で価値を生み出す「⁠スマート イノベーション カンパニー」を目指しています。防災・減災、ユニバーサルデザイン、再生可能エネルギー、ZEB(⁠ゼロ・エネルギー・ビル)などを通じて、安全・健康・サステナブルな社会に貢献するとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収を取るなら大林組、時間のゆとりを取るなら清水建設。

よくある質問

大林組と清水建設はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は大林組が約954万円、清水建設が約774万円。大林組のほうが約180万円高い。
大林組と清水建設はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は大林組が32.1時間、清水建設が22.9時間。清水建設のほうが月9.2時間少ない。
大林組と清水建設はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は大林組が74.7点、清水建設が65.7点で、大林組が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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