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INPEXと石油資源開発の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。石油・資源開発の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はINPEXが約1,083万円、石油資源開発が約857万円。INPEXのほうが約226万円高い。
  • 月の平均残業はINPEXが12時間、石油資源開発が16.5時間。INPEXのほうが月4.5時間少ない。
  • 当サイトの働きやすさの点数はINPEXが79.3点、石油資源開発が75.7点で、INPEXが上回る。

数字で比べる

INPEX石油資源開発
働きやすさの点数79.3点(⁠S)75.7点(⁠S)
平均年収1,323万円(⁠39.2歳)1,061万円(⁠39.8歳)
30歳換算年収約1,083万円約857万円
月の平均残業12時間16.5時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数11.2年14.2年
売上高—3,403億円
売上に対する利益の割合—18.1%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び—1.37倍
従業員数(⁠単体)889人993人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

何で稼いでいるかの違い

INPEX

INPEXは、石油・天然ガスの開発・生産会社です。2006年に国際石油開発と帝国石油が経営統合してでき、日本、オーストラリア・東南アジア、欧州、アブダビなどで原油と天然ガスを生産しています。

主な事業は、原油・天然ガスの探鉱・開発・生産と販売です。確認埋蔵量は、原油・コンデンセート・LPGが約24億バレル、天然ガスが約3.6兆立方フィート、合計で約31億BOE(⁠原油換算)です(⁠2025年末)。

石油資源開発

石油資源開発(⁠JAPEX)は、地下から石油や天然ガスを探して掘り出す会社です。もとは国の出資でつくられた会社で、新潟・秋田・北海道のガス田を開発してきました。今は、掘ったガスや輸入したLNG(⁠液化天然ガス)をパイプラインで届けたり、発電したりもしています。

売上高は約3,400億円で、鉱業で国内1位です。お金の入り口は二つです。一つは「⁠E&P事業」(⁠探鉱・開発・生産)で、国内や海外(⁠北米、欧州、中東など)で石油・ガスを掘って売ります。もう一つは「⁠インフラ・ユーティリティ事業」で、全長800km超の自社ガスパイプラインを通じて、沿線の地域にガスを売ったり、電力を販売したりします。

歴史の違い

INPEX

  1. 2005〜2006年国際石油開発と帝国石油が経営統合で合意し、2006年に共同持株会社を設立して東京証券取引所に上場します。
  2. 2008年両社を吸収合併し、社名を国際石油開発帝石に変えます。
  3. 2010年公募増資と第三者割当増資で約5,200億円を調達します。
  4. 2021年社名をINPEXに変えます。

石油資源開発

  1. 1955年国の出資で、特殊会社「⁠石油資源開発」が設立されます。
  2. 1958〜1968年新潟・秋田で油田やガス田を次々に発見します。
  3. 1970年国の石油開発公団から分かれ、民間会社として再出発します。
  4. 1996年新潟と仙台を結ぶ約251kmのガスパイプラインが完成し、ガスを広い地域に届ける事業が本格化します。

いま何に賭けているか

INPEX

2025年2月に「⁠INPEX Vision 2035」を発表しました。会社は、天然ガス/LNGが「⁠現実的な移行期の燃料」として重要性を増すこと、CCSや水素・アンモニアなど多様な低炭素対策を並行して進める必要があること、エネルギー供給システムの強靭化が必要なことを経営の前提にしています。

石油資源開発

2026年4月に「⁠JAPEX経営計画2026-2035」を公表しました。エネルギーの安定供給の重要性が見直され、AIの普及で電力需要が増える見通しの中で、石油・天然ガスの事業をさらに強くし、あわせてCO2を回収して地中に埋めるCCSなどの脱炭素事業も育てるとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収・残業の両方でINPEXが上回っている。

よくある質問

INPEXと石油資源開発はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はINPEXが約1,083万円、石油資源開発が約857万円。INPEXのほうが約226万円高い。
INPEXと石油資源開発はどちらが残業が少ない?
月の平均残業はINPEXが12時間、石油資源開発が16.5時間。INPEXのほうが月4.5時間少ない。
INPEXと石油資源開発はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はINPEXが79.3点、石油資源開発が75.7点で、INPEXが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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