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日本電気とシャープの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。総合電機・ITの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は日本電気が約747万円、シャープが約570万円。日本電気のほうが約177万円高い。
  • 月の平均残業は日本電気が7.1時間、シャープが8時間。大きな差はない。
  • 有給休暇の取得率は日本電気が64.2%、シャープが74.7%。

数字で比べる

日本電気シャープ
働きやすさの点数77.6点(⁠S)70.4点(⁠A+)
平均年収994万円(⁠43.1歳)782万円(⁠44.5歳)
30歳換算年収約747万円約570万円
月の平均残業7.1時間8時間
有給取得率64.2%74.7%
平均勤続年数16.9年20.1年
売上高3.58兆円1.89兆円
売上に対する利益の割合11.1%(⁠税引前利益)3.1%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.19倍0.76倍
従業員数(⁠単体)21,934人5,553人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上高は日本電気が3.58兆円、シャープが1.89兆円で、日本電気が約1.9倍の規模。
  • 売上の4年の伸びは日本電気が1.19倍、シャープが0.76倍で、勢いは日本電気が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は日本電気が77.6点、シャープが70.4点で、日本電気が上回る。

何で稼いでいるかの違い

日本電気

NEC(⁠日本電気)は、1899年にアメリカのウェスタン・エレクトリックも加わって生まれた、ITとネットワークの会社です。企業などのシステム構築、携帯電話の基地局や光伝送システム、顔認証、防衛・宇宙のシステムなどを手がけています。

売上高は約3.6兆円で、電機業界で国内5位です。事業は、ITサービス(⁠システム構築、保守、クラウド、コンサルティング)と、社会インフラ(⁠通信ネットワーク、通信事業者向けソフトウエア、航空宇宙・防衛)の2つが柱です。

シャープ

シャープは、冷蔵庫・エアコン・テレビなどの家電、複合機・パソコン(⁠Dynabook)・スマートフォンなどの業務・通信機器、液晶などのディスプレイデバイスを手がける電機メーカーです。1912年にシャープペンシルの発明者・早川徳次が創業し、2016年から台湾の鴻海精密工業が親会社です。

売上高は約1.89兆円です。事業は、スマートライフ(⁠白物家電、テレビ、太陽電池など)、スマートワークプレイス(⁠複合機、インフォメーションディスプレイ、スマートフォン、パソコンなど)、ディスプレイデバイスの3つです。

歴史の違い

日本電気

  1. 1899年アメリカのウェスタン・エレクトリックが発起人の一員となって、日本電気が設立されます。
  2. 1927〜1958年国産初の自動交換機、国産初のトランジスタ式コンピューターを開発します。
  3. 1970年製造に携わった日本初の人工衛星「⁠おおすみ」の打ち上げが成功します。
  4. 1977年コンピューターと通信の融合「⁠C&C」を提唱します。

シャープ

  1. 1912〜1915年早川徳次が東京で創業し、金属繰出鉛筆(⁠のちの「⁠シャープペンシル」)を発明します。
  2. 1924年関東大震災の後、大阪に移って早川金属工業研究所を設立し、ラジオ受信機の製作を始めます。
  3. 1991〜2009年天理、三重、亀山、堺に液晶パネル工場を次々に建設します。
  4. 2016年鴻海精密工業などへの第三者割当増資を行い、本社を堺市に移します。

いま何に賭けているか

日本電気

2026年5月に「⁠2030中期経営計画」を策定しました。情報通信技術とさまざまな知見を融合し、世界の人々と協奏しながら、明るく希望に満ちた暮らしと社会をつくることを目指しています。

シャープ

“「⁠暮らす」「⁠働く」のあらゆるシーンにAIを掛け合わせ、人の未来を拓く”を方針に、スマートライフ、スマートワークプレイス、ディスプレイデバイスの3事業を中心にしています。「⁠デバイス事業のアセットライト化」の方針で、カメラモジュール事業・半導体事業の譲渡や亀山第2工場の生産停止の決定など、構造改革に一定の区切りをつけたとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい日本電気。

よくある質問

日本電気とシャープはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は日本電気が約747万円、シャープが約570万円。日本電気のほうが約177万円高い。
日本電気とシャープはどちらが残業が少ない?
月の平均残業は日本電気が7.1時間、シャープが8時間。大きな差はない。
日本電気とシャープはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は日本電気が77.6点、シャープが70.4点で、日本電気が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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