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ヤマトホールディングスと山九の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。物流の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はヤマトホールディングスが約1,086万円、山九が約572万円。ヤマトホールディングスのほうが約514万円高い。
  • 売上高はヤマトホールディングスが1.87兆円、山九が6,316億円で、ヤマトホールディングスが約3.0倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合はヤマトホールディングスが1.4%、山九が6.9%で、山九のほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

ヤマトホールディングス山九
働きやすさの点数73.4点(⁠S-)60.4点(⁠A-)
平均年収1,248万円(⁠36.4歳)731万円(⁠41.3歳)
30歳換算年収約1,086万円約572万円
月の平均残業未公表未公表
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数10.3年15.2年
売上高1.87兆円6,316億円
売上に対する利益の割合1.4%(⁠経常利益)6.9%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.04倍1.14倍
従業員数(⁠単体)18人12,452人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びはヤマトホールディングスが1.04倍、山九が1.14倍で、勢いは山九が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はヤマトホールディングスが73.4点、山九が60.4点で、ヤマトホールディングスが上回る。

何で稼いでいるかの違い

ヤマトホールディングス

ヤマトホールディングスは、「⁠宅急便」のヤマト運輸を中心とする物流グループの持株会社です。個人・法人向けの宅配に加え、企業の物流を請け負うコントラクト・ロジスティクス、国際物流、モビリティ事業も手がけています。

売上高は約1.87兆円です。事業は、エクスプレス(⁠宅急便を中心とした国内の輸配送)、コントラクト・ロジスティクス(⁠3PLなど)、グローバル(⁠国際フォワーディング、国際エクスプレス)、モビリティの4つです。

山九

山九は、港湾運送、倉庫、トラック輸送、国際物流などの物流事業と、製鉄機械や石油化学装置などの据付・メンテナンスを行う機工事業を持つ会社です。1918年に中村精七郎が門司の磯部組を買収し、山九運輸として山陽・北九州の港湾運送を始めました。

売上高は約6,316億円です。事業は、物流(⁠港湾運送、海上運送、倉庫、トラック輸送、通関、工場構内物流など)と、機工(⁠プラントの建設・据付・メンテナンス、重量物輸送など)の2つが中心です。

歴史の違い

ヤマトホールディングス

  1. 1919年大和運輸として、車両4台で東京に創立されます。
  2. 1976年小口貨物の宅配システム「⁠宅急便」を始めます。
  3. 1988〜1997年低温管理の「⁠クール宅急便」を始め、年末年始も営業する365日体制にし、1997年に小笠原諸島まで全国ネットワークを完成させます。
  4. 2005年純粋持株会社に移り、ヤマトホールディングスになります。

山九

  1. 1918年中村精七郎が門司の磯部組を買収し、山九運輸として港湾運送を始めます。
  2. 1954年戦後日本初のプラント輸出作業(⁠ユーゴスラビア向け)を一貫作業で受注します。
  3. 1959年山九運輸機工に社名を変え、製鉄機械・石油化学装置の据付などの機工部門に進出します。
  4. 1971〜1988年シンガポール、ブラジル、香港、インドネシア、マレーシア、米国、タイに現地法人をつくります。

いま何に賭けているか

ヤマトホールディングス

2030年の目指す姿を「⁠持続可能な未来の実現に貢献する価値創造企業」とし、中期経営計画「⁠サステナビリティ・トランスフォーメーション2030 〜1st Stage〜」を進めています。宅急便ネットワークの強靭化による利益成長と、法人向けビジネスの拡大を柱にしています。

山九

パーパスは「⁠心に「⁠Thank you」を、世界の産業に山九を。」、あるべき姿は「⁠「⁠人・社会・環境への感謝」を事業で実現する人間力企業」です。「⁠Vision2030更改」で、2030年度に過去最高水準のROEを目指し、成長産業への展開やデジタルによる生産性向上を進めるとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い山九のほうが景気の波に強い。

よくある質問

ヤマトホールディングスと山九はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はヤマトホールディングスが約1,086万円、山九が約572万円。ヤマトホールディングスのほうが約514万円高い。
ヤマトホールディングスと山九はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はヤマトホールディングスが73.4点、山九が60.4点で、ヤマトホールディングスが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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