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TDKとニデックの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。電子部品・半導体装置の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はTDKが約694万円、ニデックが約583万円。TDKのほうが約111万円高い。
  • 月の平均残業はTDKが17時間、ニデックが21.1時間。TDKのほうが月4.1時間少ない。
  • 有給休暇の取得率はTDKが73.4%、ニデックが71.7%。

数字で比べる

TDKニデック
働きやすさの点数69.2点(⁠A+)57.2点(⁠B)
平均年収921万円(⁠43歳)760万円(⁠42.2歳)
30歳換算年収約694万円約583万円
月の平均残業17時間21.1時間
有給取得率73.4%71.7%
平均勤続年数14.2年11.4年
売上高2.50兆円2.61兆円
売上に対する利益の割合11.1%(⁠税引前利益)8.9%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び1.32倍1.61倍
従業員数(⁠単体)6,573人1,714人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上高はTDKが2.50兆円、ニデックが2.61兆円で、規模は近い。
  • 売上に対する利益の割合はTDKが11.1%、ニデックが8.9%で、TDKのほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びはTDKが1.32倍、ニデックが1.61倍で、勢いはニデックが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はTDKが69.2点、ニデックが57.2点で、TDKが上回る。

何で稼いでいるかの違い

TDK

TDKは、スマートフォンや自動車、データセンターなどに欠かせない電子部品をつくるメーカーです。東京工業大学で発明された磁性材料「⁠フェライト」を工業化するベンチャー企業として1935年に生まれました。かつてはカセットテープで有名でしたが、今は電子部品と電池が柱です。

売上高は約2.5兆円で、電機業界で国内9位です。事業は、受動部品(⁠コンデンサ、コイルなど)、センサ応用製品(⁠温度・圧力・磁気センサなど)、磁気応用製品(⁠ハードディスク用ヘッド、マグネット)、エナジー応用製品(⁠スマートフォンなどの小型電池、電源)の4つです。

ニデック

ニデック(⁠旧・日本電産)は、パソコンのハードディスクから、自動車、家電、工場の機械まで、あらゆる「⁠回るもの」を動かすモーターをつくる世界的なメーカーです。1973年に京都で創業し、国内外の会社を次々に買収して急成長しました。

売上高は約2.6兆円で、電機業界で国内8位です。事業は、精密小型モータ(⁠ハードディスク用など)、車載用製品、家電・商業・産業用モータ、工作機械などの機械事業に分かれています。

歴史の違い

TDK

  1. 1935年東京工業大学で発明されたフェライトを工業化するため、東京電気化学工業として設立されます。
  2. 1960〜1970年代カセットテープを発売し、記録メディアのブランドとして世界に知られるようになります。
  3. 1986〜2000年香港とアメリカの磁気ヘッドメーカーを買収し、ハードディスク用ヘッドの事業を強くします。
  4. 2005〜2008年リチウムイオン電池のATL、電源のラムダ、ドイツの電子部品メーカーEPCOSを買収します。

ニデック

  1. 1973年京都市に日本電産が設立されます。
  2. 1976〜1990年代アメリカ、シンガポール、タイ、中国、台湾、ドイツなどに次々と拠点をつくり、ハードディスク用モーターで成長します。
  3. 1995〜2003年シンポ工業、トーソク、コパル、三協精機製作所など、国内のメーカーに次々と資本参加し、事業を広げます。
  4. 2006〜2010年フランスのヴァレオのモーター事業、アメリカのエマソンのモーター事業などを買収し、自動車・家電・産業用へと広がります。

いま何に賭けているか

TDK

2024年に長期ビジョンを定め、「⁠変化を先んじて検知できる地位獲得」と「⁠変化に迅速に対応できる仕組みの確立と運用」に取り組んでいます。データセンター、スマートグラス、AIスマートフォン、ヒューマノイドロボット、自動運転支援など、AIによる社会の変革を成長の軸にしています。

ニデック

新中期経営計画「⁠Conversion2027」で、事業の再編・拠点の統廃合・人員削減を含む「⁠高収益構造への転換」を掲げています。AI社会、インフラとエネルギー、生産効率化、より良い生活、モビリティの「⁠事業5本柱」に力を集中し、2027年度に売上高2.9兆円、営業利益率12%を目指しています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収・残業の両方でTDKが上回っている。
  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいニデック。

よくある質問

TDKとニデックはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はTDKが約694万円、ニデックが約583万円。TDKのほうが約111万円高い。
TDKとニデックはどちらが残業が少ない?
月の平均残業はTDKが17時間、ニデックが21.1時間。TDKのほうが月4.1時間少ない。
TDKとニデックはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はTDKが69.2点、ニデックが57.2点で、TDKが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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