トップ › 会社比較 › 総合電機・IT › 日立製作所とパナソニックホールディングス

日立製作所とパナソニックホールディングスの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。総合電機・ITの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は日立製作所が約763万円、パナソニックホールディングスが約727万円。日立製作所のほうが約36万円高い。
  • 売上高は日立製作所が10.59兆円、パナソニックホールディングスが8.05兆円で、日立製作所が約1.3倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合は日立製作所が12.0%、パナソニックホールディングスが3.3%で、日立製作所のほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

日立製作所パナソニックホールディングス
働きやすさの点数77.5点(⁠S)79.6点(⁠S)
平均年収995万円(⁠42.2歳)988万円(⁠44.1歳)
30歳換算年収約763万円約727万円
月の平均残業8.7時間未公表
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数17.2年18.6年
売上高10.59兆円8.05兆円
売上に対する利益の割合12.0%(⁠税引前利益)3.3%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び1.03倍1.09倍
従業員数(⁠単体)25,934人1,431人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 当サイトの働きやすさの点数は日立製作所が77.5点、パナソニックホールディングスが79.6点で、パナソニックホールディングスが上回る。

何で稼いでいるかの違い

日立製作所

日立製作所は、鉄道・電力・工場などの「⁠社会インフラ」を、機械(⁠プロダクト)とIT、そして現場の制御技術(⁠OT)の三つを組み合わせて支える会社です。かつての「⁠何でも作る総合電機」から、デジタルでインフラを良くする会社へと大きく姿を変えてきました。

売上高は約10.6兆円で、電機業界で国内1位。事業は「⁠デジタルシステム&サービス」「⁠エナジー」「⁠モビリティ(⁠鉄道など)」「⁠コネクティブインダストリーズ(⁠産業機器など)」の4つのセクターに分かれています。

パナソニックホールディングス

パナソニックホールディングスは、松下幸之助が1918年に創業した総合電機メーカーのグループです。家電のイメージが強いですが、今は電気設備・空調・電池・電子部品・企業向けシステムなどが大きな柱で、データセンターなどのAIインフラ向けの事業を成長の中心に据えています。

売上高は約8.1兆円で、電機業界で国内2位です。事業は、コネクト(⁠企業向けのシステム・ソフトウエア)、エレクトリックワークス(⁠照明・配線器具など)、HVAC & CC(⁠空調・冷蔵設備)、エナジー(⁠電池)、インダストリー(⁠電子部品)、スマートライフ(⁠家電)の6つに分かれています。

歴史の違い

日立製作所

  1. 1910年茨城県の日立鉱山にある、機械の修理工場として生まれます。
  2. 1950〜1960年代日立金属・日立電線・日立化成などを次々に独立させ、家電から重電までを手がける巨大な「⁠総合電機」グループになります。
  3. 1999〜2003年事業グループをそれぞれ独立会社のように運営する形に変え、半導体(⁠のちのルネサス)を切り出すなど、事業の選別を始めます。
  4. 2010年代〜グループ会社の売却と、デジタル・インフラ分野での買収を重ねる「⁠ポートフォリオ改革」を進めます。

パナソニックホールディングス

  1. 1918年松下幸之助が大阪に松下電気器具製作所を創業し、配線器具の製造を始めます。
  2. 1927〜1933年「⁠ナショナル」の商標を定め、門真に本店を移し、事業部制(⁠事業ごとに独立して責任を持つ仕組み)を採用します。
  3. 1950〜1970年代オランダのフィリップスとの提携、海外拠点の設立、部品・電池・住宅設備の子会社化などで、世界的な総合電機メーカーになります。
  4. 2000年代グループ会社を完全子会社化し、ブランドを「⁠Panasonic」に統一。

いま何に賭けているか

日立製作所

経営計画「⁠Inspire 2027」のもと、デジタルを軸にした企業への変革を進めています。とくに、工場やインフラの現場で機械を動かすAI(⁠フィジカルAI)の広がりを追い風に、HMAXの事業を大きくすることで成長と収益性の向上を狙っています。

パナソニックホールディングス

2032年に向けて、「⁠エネルギーの有効活用」と「⁠現場の人手不足の解消」という社会課題に取り組むとしています。とくにデータセンターなどAIインフラを支える事業を収益の柱に位置づけ、2028年度に調整後営業利益で7,500億円以上を目指しています。

どちらを選ぶかの目安

  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い日立製作所のほうが景気の波に強い。

よくある質問

日立製作所とパナソニックホールディングスはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は日立製作所が約763万円、パナソニックホールディングスが約727万円。日立製作所のほうが約36万円高い。
日立製作所とパナソニックホールディングスはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は日立製作所が77.5点、パナソニックホールディングスが79.6点で、パナソニックホールディングスが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

もっと詳しく