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日立製作所と明電舎の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。総合電機・ITの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は日立製作所が約763万円、明電舎が約603万円。日立製作所のほうが約160万円高い。
  • 月の平均残業は日立製作所が8.7時間、明電舎が23.1時間。日立製作所のほうが月14.4時間少ない。
  • 売上高は日立製作所が10.59兆円、明電舎が3,262億円で、日立製作所が約32.5倍の規模。

数字で比べる

日立製作所明電舎
働きやすさの点数77.5点(⁠S)64.6点(⁠A)
平均年収995万円(⁠42.2歳)811万円(⁠43.6歳)
30歳換算年収約763万円約603万円
月の平均残業8.7時間23.1時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数17.2年18.6年
売上高10.59兆円3,262億円
売上に対する利益の割合12.0%(⁠税引前利益)8.5%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.03倍1.28倍
従業員数(⁠単体)25,934人3,975人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びは日立製作所が1.03倍、明電舎が1.28倍で、勢いは明電舎が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は日立製作所が77.5点、明電舎が64.6点で、日立製作所が上回る。

何で稼いでいるかの違い

日立製作所

日立製作所は、鉄道・電力・工場などの「⁠社会インフラ」を、機械(⁠プロダクト)とIT、そして現場の制御技術(⁠OT)の三つを組み合わせて支える会社です。かつての「⁠何でも作る総合電機」から、デジタルでインフラを良くする会社へと大きく姿を変えてきました。

売上高は約10.6兆円で、電機業界で国内1位。事業は「⁠デジタルシステム&サービス」「⁠エナジー」「⁠モビリティ(⁠鉄道など)」「⁠コネクティブインダストリーズ(⁠産業機器など)」の4つのセクターに分かれています。

明電舎

明電舎は、発電機・変圧器などの電力インフラ機器、鉄道・上下水道向けのシステム、EV駆動システムやモーターなどをつくる重電メーカーです。1897年に個人経営の電気機械工場として発足しました。

売上高は約3,262億円です。事業は、電力インフラ(⁠発電機、変電製品、水力発電設備など)、社会システム(⁠電鉄システム、水インフラ、無停電電源装置など)、産業電子モビリティ(⁠モーター、インバーター、EV駆動システム、自動車試験装置など)、フィールドエンジニアリング(⁠保守・サービス)、不動産などです。

歴史の違い

日立製作所

  1. 1910年茨城県の日立鉱山にある、機械の修理工場として生まれます。
  2. 1950〜1960年代日立金属・日立電線・日立化成などを次々に独立させ、家電から重電までを手がける巨大な「⁠総合電機」グループになります。
  3. 1999〜2003年事業グループをそれぞれ独立会社のように運営する形に変え、半導体(⁠のちのルネサス)を切り出すなど、事業の選別を始めます。
  4. 2010年代〜グループ会社の売却と、デジタル・インフラ分野での買収を重ねる「⁠ポートフォリオ改革」を進めます。

明電舎

  1. 1897年個人経営の電気機械工場として発足します。
  2. 1917年株式会社になります。
  3. 1966〜1975年タイとシンガポールに会社を設立します。
  4. 2001〜2012年日立製作所、富士電機と変電事業の合弁会社をつくり、2012年に合弁を解消します。

いま何に賭けているか

日立製作所

経営計画「⁠Inspire 2027」のもと、デジタルを軸にした企業への変革を進めています。とくに、工場やインフラの現場で機械を動かすAI(⁠フィジカルAI)の広がりを追い風に、HMAXの事業を大きくすることで成長と収益性の向上を狙っています。

明電舎

企業理念は「⁠より豊かな未来をひらく」、2030年のビジョンは「⁠サステナビリティ・パートナー」です。「⁠中期経営計画2027」の初年度(⁠2025年度)は売上高・営業利益とも過去最高で、ROEは15.1%でした。会社は、人手不足の中で需要に応えるため、生産性向上の加速を第一の課題にしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収・残業の両方で日立製作所が上回っている。
  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい明電舎。

よくある質問

日立製作所と明電舎はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は日立製作所が約763万円、明電舎が約603万円。日立製作所のほうが約160万円高い。
日立製作所と明電舎はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は日立製作所が8.7時間、明電舎が23.1時間。日立製作所のほうが月14.4時間少ない。
日立製作所と明電舎はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は日立製作所が77.5点、明電舎が64.6点で、日立製作所が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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