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アイシンとカヤバの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。自動車部品・タイヤの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はアイシンが約616万円、カヤバが約547万円。アイシンのほうが約69万円高い。
  • 月の平均残業はアイシンが26.1時間、カヤバが18.6時間。カヤバのほうが月7.5時間少ない。
  • 売上高はアイシンが5.12兆円、カヤバが4,815億円で、アイシンが約10.6倍の規模。

数字で比べる

アイシンカヤバ
働きやすさの点数58.1点(⁠B)63.9点(⁠A-)
平均年収777万円(⁠40.7歳)709万円(⁠41.9歳)
30歳換算年収約616万円約547万円
月の平均残業26.1時間18.6時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数14.4年17.2年
売上高5.12兆円4,815億円
売上に対する利益の割合4.8%(⁠税引前利益)7.3%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び1.31倍1.24倍
従業員数(⁠単体)34,956人4,414人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合はアイシンが4.8%、カヤバが7.3%で、カヤバのほうが稼ぐ力が強い。
  • 当サイトの働きやすさの点数はアイシンが58.1点、カヤバが63.9点で、カヤバが上回る。

何で稼いでいるかの違い

アイシン

アイシンは、トヨタグループの大手自動車部品メーカーです。オートマチックトランスミッション(⁠AT)やハイブリッド用の変速機、電動車の駆動ユニット(⁠eAxle)、ブレーキ、スライドドアなど、車の「⁠動く・止まる・開く」を支える部品をつくっています。

売上高は約5.1兆円で、自動車・輸送機器の業界で国内5位です。お金の入り口は、トヨタをはじめとする自動車メーカーです。とくにAT・CVT・ハイブリッド用などの変速機(⁠パワートレイン)は、1961年から続く中核事業です。

カヤバ

カヤバ(⁠KYB)は、自動車・二輪車用の油圧緩衝器、建設機械向けの産業用油圧機器、航空機用の離着陸装置などをつくる会社です。1919年に萱場資郎が萱場発明研究所を創業し、航空機用の油圧緩衝脚などをつくったのが始まりです。

売上高は約4,815億円です。事業は、AC(⁠四輪車・二輪車用油圧緩衝器、油圧機器)、HC(⁠建設機械向けの産業用油圧機器)、航空機器(⁠離着陸装置、操舵装置など)、特装車両などです。

歴史の違い

アイシン

  1. 1943年トヨタ自動車工業と川崎航空機の共同出資で「⁠東海飛行機」が設立され、航空機エンジンの部品をつくります。
  2. 1945〜1949年戦後、ミシンと自動車部品の製造に切り替え、「⁠愛知工業」として再出発します。
  3. 1965年新川工業と合併し、社名をアイシン精機に変えます。
  4. 1969年アメリカのボーグ・ワーナーとの合弁でアイシン・ワーナー(⁠のちのアイシン・エィ・ダブリュ)を設立。

カヤバ

  1. 1919〜1935年萱場資郎が萱場発明研究所を創業し、航空機用の油圧緩衝脚やカタパルトを製作して、株式会社萱場製作所を創立します。
  2. 1948年企業再建整備法による第二会社として萱場工業を設立します。
  3. 1974〜1996年米国、インドネシア、スペイン、マレーシア、ドイツ、タイに会社をつくります。
  4. 1985年社名をカヤバ工業に変えます。

いま何に賭けているか

アイシン

2026年2月に「⁠2028年中期経営計画」を策定し、「⁠稼ぐ力」の強化と将来への「⁠仕込み」の両立を基本方針にしています。電気自動車の普及スピードに地域差が出て、ハイブリッド車やガソリン車の需要が再び高まるなど「⁠パワートレインの多様化」が進む中、幅広い商品群を生かして「⁠“移動”の価値を創造する会社」への変革を目指しています。

カヤバ

経営理念は「⁠人々の暮らしを安全・快適にする技術や製品を提供し、社会に貢献するカヤバグループ」です。2025年に創立90周年を迎え、「⁠KYB GROUP VISION 2035」を掲げています。会社は、EV市場拡大のスピードに変化が生じ、建設機械市場では無人化や省エネ化が広がりつつあるとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収を取るならアイシン、時間のゆとりを取るならカヤバ。

よくある質問

アイシンとカヤバはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はアイシンが約616万円、カヤバが約547万円。アイシンのほうが約69万円高い。
アイシンとカヤバはどちらが残業が少ない?
月の平均残業はアイシンが26.1時間、カヤバが18.6時間。カヤバのほうが月7.5時間少ない。
アイシンとカヤバはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はアイシンが58.1点、カヤバが63.9点で、カヤバが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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