トップ › 会社比較 › 自動車部品・タイヤ › アイシンと武蔵精密工業

アイシンと武蔵精密工業の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。自動車部品・タイヤの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はアイシンが約616万円、武蔵精密工業が約536万円。アイシンのほうが約80万円高い。
  • 月の平均残業はアイシンが26.1時間、武蔵精密工業が19.1時間。武蔵精密工業のほうが月7時間少ない。
  • 売上高はアイシンが5.12兆円、武蔵精密工業が3,472億円で、アイシンが約14.7倍の規模。

数字で比べる

アイシン武蔵精密工業
働きやすさの点数58.1点(⁠B)58.1点(⁠B)
平均年収777万円(⁠40.7歳)701万円(⁠42.3歳)
30歳換算年収約616万円約536万円
月の平均残業26.1時間19.1時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数14.4年13.7年
売上高5.12兆円3,472億円
売上に対する利益の割合4.8%(⁠税引前利益)5.8%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.31倍1.44倍
従業員数(⁠単体)34,956人1,111人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びはアイシンが1.31倍、武蔵精密工業が1.44倍で、勢いは武蔵精密工業が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はアイシンが58.1点、武蔵精密工業が58.1点で、ほぼ同じ。

何で稼いでいるかの違い

アイシン

アイシンは、トヨタグループの大手自動車部品メーカーです。オートマチックトランスミッション(⁠AT)やハイブリッド用の変速機、電動車の駆動ユニット(⁠eAxle)、ブレーキ、スライドドアなど、車の「⁠動く・止まる・開く」を支える部品をつくっています。

売上高は約5.1兆円で、自動車・輸送機器の業界で国内5位です。お金の入り口は、トヨタをはじめとする自動車メーカーです。とくにAT・CVT・ハイブリッド用などの変速機(⁠パワートレイン)は、1961年から続く中核事業です。

武蔵精密工業

武蔵精密工業は、ギヤやカムシャフトなどのパワートレイン部品、サスペンション・ステアリング用のボールジョイント、二輪車用部品をつくる自動車部品メーカーです。本田技研工業は「⁠その他の関係会社」で主要な取引先です。1938年に大塚美春が東京で大塚製作所を創業し、航空発動機用気化器の部品から始まりました。

売上高は約3,472億円です。製品は、PT(⁠パワートレイン:デファレンシャルギヤ、カムシャフト、トランスミッションギヤなど)、L&S(⁠サスペンションアーム、ボールジョイントなど)、2輪(⁠二輪車用トランスミッションギヤなど)です。

歴史の違い

アイシン

  1. 1943年トヨタ自動車工業と川崎航空機の共同出資で「⁠東海飛行機」が設立され、航空機エンジンの部品をつくります。
  2. 1945〜1949年戦後、ミシンと自動車部品の製造に切り替え、「⁠愛知工業」として再出発します。
  3. 1965年新川工業と合併し、社名をアイシン精機に変えます。
  4. 1969年アメリカのボーグ・ワーナーとの合弁でアイシン・ワーナー(⁠のちのアイシン・エィ・ダブリュ)を設立。

武蔵精密工業

  1. 1938〜1946年東京で大塚製作所を創業し、戦後に本社を愛知県豊橋市に移して武蔵産業に社名を変えます。
  2. 1947〜1956年ミシン部品の製造に転換し、本田技研工業と取引を始めて二輪自動車部品をつくります。
  3. 1963年社名を武蔵精密工業に変えます。
  4. 1980〜2003年米国、タイ、英国、インドネシア、カナダ、ブラジル、ハンガリー、ドイツ、インド、中国に会社をつくります。

いま何に賭けているか

アイシン

2026年2月に「⁠2028年中期経営計画」を策定し、「⁠稼ぐ力」の強化と将来への「⁠仕込み」の両立を基本方針にしています。電気自動車の普及スピードに地域差が出て、ハイブリッド車やガソリン車の需要が再び高まるなど「⁠パワートレインの多様化」が進む中、幅広い商品群を生かして「⁠“移動”の価値を創造する会社」への変革を目指しています。

武蔵精密工業

ムサシ100年ビジョンは「⁠Go Far Beyond! ~枠を壊し冒険へ出かけよう!~」です。Mobility事業では、ICE・HEV・BEVの全パワートレイン領域の商品と技術で強い収益基盤をつくるとしています。AIデータセンターを支えるハイブリッドスーパーキャパシタ(⁠HSC)を中核とするEnergy Solution事業を新たな成長の柱に育てるとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収を取るならアイシン、時間のゆとりを取るなら武蔵精密工業。

よくある質問

アイシンと武蔵精密工業はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はアイシンが約616万円、武蔵精密工業が約536万円。アイシンのほうが約80万円高い。
アイシンと武蔵精密工業はどちらが残業が少ない?
月の平均残業はアイシンが26.1時間、武蔵精密工業が19.1時間。武蔵精密工業のほうが月7時間少ない。
アイシンと武蔵精密工業はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はアイシンが58.1点、武蔵精密工業が58.1点で、ほぼ同じ。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

もっと詳しく