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シャープと明電舎の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。総合電機・ITの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はシャープが約570万円、明電舎が約603万円。明電舎のほうが約33万円高い。
  • 月の平均残業はシャープが8時間、明電舎が23.1時間。シャープのほうが月15.1時間少ない。
  • 売上高はシャープが1.89兆円、明電舎が3,262億円で、シャープが約5.8倍の規模。

数字で比べる

シャープ明電舎
働きやすさの点数70.4点(⁠A+)64.6点(⁠A)
平均年収782万円(⁠44.5歳)811万円(⁠43.6歳)
30歳換算年収約570万円約603万円
月の平均残業8時間23.1時間
有給取得率74.7%未公表
平均勤続年数20.1年18.6年
売上高1.89兆円3,262億円
売上に対する利益の割合3.1%(⁠経常利益)8.5%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び0.76倍1.28倍
従業員数(⁠単体)5,553人3,975人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合はシャープが3.1%、明電舎が8.5%で、明電舎のほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びはシャープが0.76倍、明電舎が1.28倍で、勢いは明電舎が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はシャープが70.4点、明電舎が64.6点で、シャープが上回る。

何で稼いでいるかの違い

シャープ

シャープは、冷蔵庫・エアコン・テレビなどの家電、複合機・パソコン(⁠Dynabook)・スマートフォンなどの業務・通信機器、液晶などのディスプレイデバイスを手がける電機メーカーです。1912年にシャープペンシルの発明者・早川徳次が創業し、2016年から台湾の鴻海精密工業が親会社です。

売上高は約1.89兆円です。事業は、スマートライフ(⁠白物家電、テレビ、太陽電池など)、スマートワークプレイス(⁠複合機、インフォメーションディスプレイ、スマートフォン、パソコンなど)、ディスプレイデバイスの3つです。

明電舎

明電舎は、発電機・変圧器などの電力インフラ機器、鉄道・上下水道向けのシステム、EV駆動システムやモーターなどをつくる重電メーカーです。1897年に個人経営の電気機械工場として発足しました。

売上高は約3,262億円です。事業は、電力インフラ(⁠発電機、変電製品、水力発電設備など)、社会システム(⁠電鉄システム、水インフラ、無停電電源装置など)、産業電子モビリティ(⁠モーター、インバーター、EV駆動システム、自動車試験装置など)、フィールドエンジニアリング(⁠保守・サービス)、不動産などです。

歴史の違い

シャープ

  1. 1912〜1915年早川徳次が東京で創業し、金属繰出鉛筆(⁠のちの「⁠シャープペンシル」)を発明します。
  2. 1924年関東大震災の後、大阪に移って早川金属工業研究所を設立し、ラジオ受信機の製作を始めます。
  3. 1991〜2009年天理、三重、亀山、堺に液晶パネル工場を次々に建設します。
  4. 2016年鴻海精密工業などへの第三者割当増資を行い、本社を堺市に移します。

明電舎

  1. 1897年個人経営の電気機械工場として発足します。
  2. 1917年株式会社になります。
  3. 1966〜1975年タイとシンガポールに会社を設立します。
  4. 2001〜2012年日立製作所、富士電機と変電事業の合弁会社をつくり、2012年に合弁を解消します。

いま何に賭けているか

シャープ

“「⁠暮らす」「⁠働く」のあらゆるシーンにAIを掛け合わせ、人の未来を拓く”を方針に、スマートライフ、スマートワークプレイス、ディスプレイデバイスの3事業を中心にしています。「⁠デバイス事業のアセットライト化」の方針で、カメラモジュール事業・半導体事業の譲渡や亀山第2工場の生産停止の決定など、構造改革に一定の区切りをつけたとしています。

明電舎

企業理念は「⁠より豊かな未来をひらく」、2030年のビジョンは「⁠サステナビリティ・パートナー」です。「⁠中期経営計画2027」の初年度(⁠2025年度)は売上高・営業利益とも過去最高で、ROEは15.1%でした。会社は、人手不足の中で需要に応えるため、生産性向上の加速を第一の課題にしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収を取るなら明電舎、時間のゆとりを取るならシャープ。
  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい明電舎。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い明電舎のほうが景気の波に強い。

よくある質問

シャープと明電舎はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はシャープが約570万円、明電舎が約603万円。明電舎のほうが約33万円高い。
シャープと明電舎はどちらが残業が少ない?
月の平均残業はシャープが8時間、明電舎が23.1時間。シャープのほうが月15.1時間少ない。
シャープと明電舎はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はシャープが70.4点、明電舎が64.6点で、シャープが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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