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イオンとパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。小売の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はイオンが約613万円、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスが約526万円。イオンのほうが約87万円高い。
  • 売上高はイオンが10.72兆円、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスが2.45兆円で、イオンが約4.4倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合はイオンが2.3%、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスが7.3%で、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスのほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

イオンパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス
働きやすさの点数65.3点(⁠A)53.5点(⁠B)
平均年収933万円(⁠49.3歳)690万円(⁠42.5歳)
30歳換算年収約613万円約526万円
月の平均残業13.1時間未公表
有給取得率69.3%未公表
平均勤続年数17.9年16年
売上高10.72兆円2.45兆円
売上に対する利益の割合2.3%(⁠経常利益)7.3%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.23倍1.34倍
従業員数(⁠単体)559人3,704人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びはイオンが1.23倍、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスが1.34倍で、勢いはパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はイオンが65.3点、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスが53.5点で、イオンが上回る。

何で稼いでいるかの違い

イオン

イオンは、総合スーパーのイオン、マックスバリュなどのスーパー、ドラッグストア、ショッピングモール、イオン銀行などを抱える、日本最大の小売グループです。三重県四日市の呉服店から始まり、合併を重ねて今の姿になりました。

売上高は約10.7兆円で、卸売・小売業で国内5位です。事業は、総合スーパー(⁠GMS)、スーパーマーケット(⁠SM)、ディスカウントストア、ヘルス&ウエルネス(⁠ドラッグストア)、総合金融、ディベロッパー(⁠イオンモール)、サービス・専門店、国際(⁠アジア)に分かれています。

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(⁠PPIH)は、ディスカウントストア「⁠ドン・キホーテ」を中心とする小売グループです。総合スーパーのユニー(⁠アピタ・ピアゴ)も傘下に持ち、アメリカやアジアにも店を広げています。

売上高は約2.5兆円で、卸売・小売業で国内15位です。事業は、国内事業(⁠ドン・キホーテ、MEGAドン・キホーテ、ユニーなど)、北米事業(⁠ハワイ・カリフォルニアのスーパーなど)、アジア事業(⁠「⁠ジャパンブランド」の専門店など)に分かれています。

歴史の違い

イオン

  1. 1926年三重県四日市市で、衣料品を売る「⁠岡田屋呉服店」として会社が設立されます。
  2. 1969〜1970年兵庫のフタギ、大阪のシロと共同で仕入会社をつくり、合併して「⁠ジャスコ」が生まれます。
  3. 1970年代各地のスーパーや百貨店と次々に合併し、全国チェーンになっていきます。
  4. 1985年マレーシアに海外1号店を出し、アジアへの進出を始めます。

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス

  1. 1980年日用雑貨の卸売・小売を目的に、東京都杉並区で「⁠株式会社ジャスト」が設立されます。
  2. 1989年東京都府中市に「⁠ドン・キホーテ府中店」を1号店として開き、卸売から小売業に転換します。
  3. 2004〜2007年店舗数が100店を超え、長崎屋を子会社にしてグループの店舗数が200店に達します。
  4. 2013年純粋持株会社体制に移り、北米・ハワイでの店舗運営を始めます。

いま何に賭けているか

イオン

「⁠一人ひとりの笑顔が咲く未来のくらしを創造する」という未来ビジョンのもと、5つの重点施策を進めています。食品スーパーの収益構造改革(⁠トップバリュの強化、惣菜・物流センターへの投資)や、ツルハホールディングスとの統合によるヘルス&ウエルネス事業の強化が柱です。

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス

2025年8月に長期経営計画「⁠Double Impact 2035」を策定し、2035年6月期に売上高4兆2,000億円、営業利益3,300億円を目指しています。物価上昇などの厳しい環境の中でも、投資効率の高い案件に経営資源を集中するとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高いパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスのほうが景気の波に強い。

よくある質問

イオンとパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はイオンが約613万円、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスが約526万円。イオンのほうが約87万円高い。
イオンとパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はイオンが65.3点、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスが53.5点で、イオンが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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