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キヤノンと明電舎の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。総合電機・ITの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はキヤノンが約646万円、明電舎が約603万円。キヤノンのほうが約43万円高い。
  • 売上高はキヤノンが4.62兆円、明電舎が3,262億円で、キヤノンが約14.2倍の規模。
  • 当サイトの働きやすさの点数はキヤノンが76.1点、明電舎が64.6点で、キヤノンが上回る。

数字で比べる

キヤノン明電舎
働きやすさの点数76.1点(⁠S)64.6点(⁠A)
平均年収882万円(⁠44.3歳)811万円(⁠43.6歳)
30歳換算年収約646万円約603万円
月の平均残業未公表23.1時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数19.4年18.6年
売上高4.62兆円3,262億円
売上に対する利益の割合10.4%(⁠税引前利益)8.5%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.32倍1.28倍
従業員数(⁠単体)22,921人3,975人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

何で稼いでいるかの違い

キヤノン

キヤノンは、カメラから始まり、今は事務所の複合機・プリンター、医療機器、半導体や有機ELパネルの製造装置まで手がける精密機器メーカーです。売上の多くを海外で稼ぐグローバル企業です。

売上高は約4.6兆円で、電機業界で国内4位です。事業は、プリンティング(⁠複合機・プリンター・商業印刷)、メディカル(⁠医療機器)、イメージング(⁠カメラなど)、インダストリアル(⁠半導体製造装置、有機EL製造装置など)の4つです。

明電舎

明電舎は、発電機・変圧器などの電力インフラ機器、鉄道・上下水道向けのシステム、EV駆動システムやモーターなどをつくる重電メーカーです。1897年に個人経営の電気機械工場として発足しました。

売上高は約3,262億円です。事業は、電力インフラ(⁠発電機、変電製品、水力発電設備など)、社会システム(⁠電鉄システム、水インフラ、無停電電源装置など)、産業電子モビリティ(⁠モーター、インバーター、EV駆動システム、自動車試験装置など)、フィールドエンジニアリング(⁠保守・サービス)、不動産などです。

歴史の違い

キヤノン

  1. 1933年東京・六本木で、高級小型カメラを研究する「⁠精機光学研究所」として発足します。
  2. 1964〜1968年電卓を発売し、普通紙複写機にも進出。
  3. 1970〜1981年半導体製造装置を発表し、レーザープリンターやバブルジェット(⁠インクジェット)方式の開発に成功します。
  4. 1996年5か年計画「⁠グローバル優良企業グループ構想」を始めます。

明電舎

  1. 1897年個人経営の電気機械工場として発足します。
  2. 1917年株式会社になります。
  3. 1966〜1975年タイとシンガポールに会社を設立します。
  4. 2001〜2012年日立製作所、富士電機と変電事業の合弁会社をつくり、2012年に合弁を解消します。

いま何に賭けているか

キヤノン

2026年からの5か年計画「⁠グローバル優良企業グループ構想フェーズVII」で、「⁠生産性革新を断行し、新たなる成長を実現する」を基本方針にしています。販売・生産・メディカル事業の構造改革を進め、成長性の高いメディカルとインダストリアルを強化するほか、宇宙関連ビジネスへの本格参入も掲げています。

明電舎

企業理念は「⁠より豊かな未来をひらく」、2030年のビジョンは「⁠サステナビリティ・パートナー」です。「⁠中期経営計画2027」の初年度(⁠2025年度)は売上高・営業利益とも過去最高で、ROEは15.1%でした。会社は、人手不足の中で需要に応えるため、生産性向上の加速を第一の課題にしています。

よくある質問

キヤノンと明電舎はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はキヤノンが約646万円、明電舎が約603万円。キヤノンのほうが約43万円高い。
キヤノンと明電舎はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はキヤノンが76.1点、明電舎が64.6点で、キヤノンが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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