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アサヒグループホールディングスとキリンホールディングスの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。飲料・たばこの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はアサヒグループホールディングスが約965万円、キリンホールディングスが約776万円。アサヒグループホールディングスのほうが約189万円高い。
  • 売上高はアサヒグループホールディングスが2.89兆円、キリンホールディングスが2.43兆円で、規模は近い。
  • 売上に対する利益の割合はアサヒグループホールディングスが6.2%、キリンホールディングスが9.8%で、キリンホールディングスのほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

アサヒグループホールディングスキリンホールディングス
働きやすさの点数72.9点(⁠S-)71.2点(⁠S-)
平均年収1,335万円(⁠44.9歳)999万円(⁠41.6歳)
30歳換算年収約965万円約776万円
月の平均残業未公表未公表
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数13.6年13.6年
売上高2.89兆円2.43兆円
売上に対する利益の割合6.2%(⁠税引前利益)9.8%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び1.29倍1.34倍
従業員数(⁠単体)328人1,124人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 当サイトの働きやすさの点数はアサヒグループホールディングスが72.9点、キリンホールディングスが71.2点で、ほぼ同じ。

何で稼いでいるかの違い

アサヒグループホールディングス

アサヒグループホールディングスは、「⁠アサヒスーパードライ」で知られるビール会社を中心に、飲料(⁠三ツ矢サイダー、カルピス)、食品(⁠ベビーフード、サプリメント)まで手がける会社です。欧州やオーストラリアのビール会社も傘下に持つ、世界的な酒類メーカーです。

売上高は約2.9兆円で、食品・飲料製造業で国内3位です。事業は、日本・東アジア(⁠ビール、ウイスキー、飲料、食品)、欧州(⁠ビール)、アジアパシフィック(⁠オーストラリアなどのビール・飲料)の3つの地域に分かれています。

キリンホールディングス

キリンホールディングスは、「⁠キリンビール」で知られる酒類を中心に、飲料(⁠キリンビバレッジ)、医薬(⁠協和キリン)、健康食品・化粧品(⁠ファンケルなど)を手がける会社です。ビール会社から「⁠健康」を軸にした会社へと変わろうとしています。

売上高は約2.4兆円で、食品・飲料製造業で国内4位です。事業は、酒類(⁠国内のビールやオーストラリア・北米のビール)、飲料(⁠国内の清涼飲料、アメリカのコカ・コーラボトラー)、医薬(⁠協和キリン)、ヘルスサイエンス(⁠ファンケル、オーストラリアのBlackmores)の4つです。

歴史の違い

アサヒグループホールディングス

  1. 1889年アサヒビールを製造・販売する大阪麦酒が設立されます。
  2. 1949年戦後、大日本麦酒が2社に分割され、朝日麦酒が発足します。
  3. 1954〜2002年ニッカウヰスキーに資本参加し、飲料・食品・薬品の事業をつくっていきます。
  4. 2009年〜オーストラリアの飲料事業を買収するなど、海外に広がります。

キリンホールディングス

  1. 1907年麒麟麦酒が設立されます。
  2. 1970〜1980年代小岩井乳業などを設立する「⁠多角化」を進め、1990年には腎性貧血の治療薬を発売して医薬の事業に進出します。
  3. 1998〜2009年オーストラリアのライオン・ネイサン、フィリピンのサンミゲルなど、海外の酒類会社に投資します。
  4. 2007〜2008年持株会社のキリンホールディングスに移り、協和醱酵工業と医薬事業を統合して協和発酵キリン(⁠今の協和キリン)が生まれます。

いま何に賭けているか

アサヒグループホールディングス

中長期経営方針で「⁠おいしさと楽しさで“変化するWell-being”に応え、持続可能な社会の実現に貢献する」ことを掲げています。2026年6月にグループ理念を改訂し、事業や地域を横断した一体的な取り組みを強め、DXや研究開発、人的資本の強化を進めています。

キリンホールディングス

長期ビジョン「⁠KV2027」のもとでヘルスサイエンス事業の立ち上げと育成を進めてきた会社は、2035年を見据えた新しい長期ビジョンを策定しました。酒類、ヘルスサイエンス・飲料、医薬の3つの事業で、「⁠心と身体の健康の未来」を創造するとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高いキリンホールディングスのほうが景気の波に強い。

よくある質問

アサヒグループホールディングスとキリンホールディングスはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はアサヒグループホールディングスが約965万円、キリンホールディングスが約776万円。アサヒグループホールディングスのほうが約189万円高い。
アサヒグループホールディングスとキリンホールディングスはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はアサヒグループホールディングスが72.9点、キリンホールディングスが71.2点で、ほぼ同じ。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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