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電源開発と中国電力の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。電力の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は電源開発が約923万円、中国電力が約688万円。電源開発のほうが約235万円高い。
  • 月の平均残業は電源開発が22時間、中国電力が26時間。電源開発のほうが月4時間少ない。
  • 売上高は電源開発が1.18兆円、中国電力が1.44兆円で、規模は近い。

数字で比べる

電源開発中国電力
働きやすさの点数81.4点(⁠S)72点(S-)
平均年収1,188万円(⁠41.6歳)895万円(⁠42.1歳)
30歳換算年収約923万円約688万円
月の平均残業22時間26時間
有給取得率未公表87.4%
平均勤続年数14.6年18.5年
売上高1.18兆円1.44兆円
売上に対する利益の割合13.4%(⁠経常利益)5.6%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.09倍1.27倍
従業員数(⁠単体)1,994人3,584人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は電源開発が13.4%、中国電力が5.6%で、電源開発のほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びは電源開発が1.09倍、中国電力が1.27倍で、勢いは中国電力が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は電源開発が81.4点、中国電力が72点で、電源開発が上回る。

何で稼いでいるかの違い

電源開発

電源開発(⁠J-POWER)は、水力・火力・風力などの発電所で電気をつくって電力会社などに売る会社です。1952年に政府出資の会社として設立され、2004年に完全民営化しました。子会社で送電・変電設備を持ち、東西日本をつなぐ周波数変換所も運転しています。

売上高は約1.18兆円です。事業は、発電(⁠水力、火力、風力など)、送変電(⁠子会社の送・変電設備で、沖縄電力を除く一般送配電事業者9社の電力を託送)、電力周辺関連、海外、その他(⁠石炭販売など)です。

中国電力

中国電力は、中国地域に根差した電力会社です。島根原子力発電所を持ち、送配電は子会社の中国電力ネットワーク、情報通信はエネコムが担っています。

売上高は約1.44兆円です。事業は、総合エネルギー、送配電、情報通信の3つを戦略的事業領域にしています。

歴史の違い

電源開発

  1. 1952年電源開発促進法に基づき、政府出資の株式会社として設立されます。
  2. 1956年初の大規模水力発電所となる佐久間発電所の運転を始めます。
  3. 1981年国内初の海外炭を主燃料とする石炭火力発電所、松島火力発電所の運転を始めます。
  4. 2004年東京証券取引所に上場し、完全民営化します。

中国電力

  1. 1951年中国配電と日本発送電の合併により設立されます。
  2. 1974年島根原子力発電所1号機が営業運転を始めます(⁠2015年に営業運転終了)。
  3. 1989年島根原子力発電所2号機が営業運転を始めます。
  4. 2009年電源開発と共同出資で大崎クールジェンを設立します。

いま何に賭けているか

電源開発

2050年に向けた長期ビジョン「⁠J-POWER“BLUE MISSION 2050”」で、発電事業のカーボンニュートラル実現を掲げています。中期経営計画(⁠2024-2026)では、国内外でカーボンニュートラルアセット中心の事業ポートフォリオへの変換を目指し、国内の再生可能エネルギー開発を加速しています。

中国電力

「⁠中国電力グループ経営ビジョン2040」で、2030年度までを島根原子力発電所3号機や柳井発電所新2号機(⁠仮称)への投資を進める変革と基盤づくりの期間、2030年度以降を投資の成果を獲得して還元を充実させる期間としています。「⁠中期経営計画(⁠2026-2030)」ではROIC経営を実践し、低水準にとどまるPBRの改善を目指すとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収・残業の両方で電源開発が上回っている。
  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい中国電力。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い電源開発のほうが景気の波に強い。

よくある質問

電源開発と中国電力はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は電源開発が約923万円、中国電力が約688万円。電源開発のほうが約235万円高い。
電源開発と中国電力はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は電源開発が22時間、中国電力が26時間。電源開発のほうが月4時間少ない。
電源開発と中国電力はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は電源開発が81.4点、中国電力が72点で、電源開発が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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