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三井不動産と東京建物の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。総合不動産の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は三井不動産が約1,426万円、東京建物が約934万円。三井不動産のほうが約492万円高い。
  • 月の平均残業は三井不動産が9.1時間、東京建物が6.9時間。東京建物のほうが月2.2時間少ない。
  • 売上高は三井不動産が2.71兆円、東京建物が4,746億円で、三井不動産が約5.7倍の規模。

数字で比べる

三井不動産東京建物
働きやすさの点数89.8点(⁠S)81.2点(⁠S)
平均年収1,856万円(⁠42.1歳)1,186万円(⁠41歳)
30歳換算年収約1,426万円約934万円
月の平均残業9.1時間6.9時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数16年11.6年
売上高2.71兆円4,746億円
売上に対する利益の割合11.6%(⁠経常利益)16.5%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.29倍1.39倍
従業員数(⁠単体)1,981人836人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は三井不動産が11.6%、東京建物が16.5%で、東京建物のほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びは三井不動産が1.29倍、東京建物が1.39倍で、勢いは東京建物が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は三井不動産が89.8点、東京建物が81.2点で、三井不動産が上回る。

何で稼いでいるかの違い

三井不動産

三井不動産は、東京ミッドタウンや「⁠ららぽーと」、日本橋の再開発などで知られる、日本最大の不動産会社(⁠デベロッパー)です。土地を仕入れて街やビルを開発し、貸したり売ったりして稼いでいます。

売上高は約2.7兆円で、不動産業で国内1位です。お金の入り口は大きく三つです。オフィスビルや商業施設を企業に貸して得る「⁠賃料」、マンションなどを売って得る「⁠分譲の代金」、そしてビルや住宅の管理、「⁠三井のリハウス」の仲介、駐車場「⁠リパーク」などの「⁠マネジメント」の収入です。

東京建物

東京建物は、オフィスビルや商業施設の開発・賃貸、マンション「⁠Brillia(⁠ブリリア)」の開発・分譲、仲介、駐車場(⁠日本パーキング)、ホテル・ゴルフ場の運営などを手がける不動産会社です。1896年に初代安田善次郎らの発起で設立された総合不動産会社です。

売上高は約4,746億円です。事業は、ビル(⁠オフィス、商業施設、物流施設)、住宅(⁠マンション)、アセットサービス(⁠仲介、駐車場)、その他(⁠ホテル、温浴施設、ゴルフ場、ファンドなど)です。

歴史の違い

三井不動産

  1. 1941年三井財閥(⁠三井合名会社)が持つ不動産を運営する会社として設立されます。
  2. 1957年〜千葉の臨海部の埋め立てや、住宅地・マンションの開発・分譲に次々と進出します。
  3. 1968年日本初の超高層ビル「⁠霞が関ビルディング」が完成します。
  4. 1981年「⁠ららぽーと船橋」(⁠今のららぽーとTOKYO-BAY)が開業し、商業施設事業が本格化します。

東京建物

  1. 1896年初代安田善次郎らの発起で設立され、住宅ローンの原型となった割賦販売方式での不動産売買を始めます。
  2. 1968年マンション分譲事業を始めます。
  3. 1979年新宿センタービルが竣工します。
  4. 2003年マンションブランドを「⁠Brillia」に統一します。

いま何に賭けているか

三井不動産

長期経営方針「⁠& INNOVATION 2030」で、「⁠産業デベロッパーとして、社会の付加価値の創出に貢献」することを目指しています。オフィス・商業などのコア事業の成長、新しい種類の不動産への展開、不動産を超えた新事業の三つを「⁠三本の道」として進めています。

東京建物

長期ビジョン「⁠次世代デベロッパーへ」で、2030年に連結事業利益1,200億円を目指しています。2025〜2027年度の中期経営計画では、「⁠資産回転型事業の加速・拡大」と「⁠安定収益基盤の強靭化」に取り組み、事業利益の構成を「⁠賃貸:分譲・売却:サービス=30%:60%:10%」に保つとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収を取るなら三井不動産、時間のゆとりを取るなら東京建物。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い東京建物のほうが景気の波に強い。

よくある質問

三井不動産と東京建物はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は三井不動産が約1,426万円、東京建物が約934万円。三井不動産のほうが約492万円高い。
三井不動産と東京建物はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は三井不動産が9.1時間、東京建物が6.9時間。東京建物のほうが月2.2時間少ない。
三井不動産と東京建物はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は三井不動産が89.8点、東京建物が81.2点で、三井不動産が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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