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トラスコ中山とMonotaROの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。機械工具・間接資材の流通の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はトラスコ中山が約615万円、MonotaROが約617万円。ほぼ同じ水準。
  • 月の平均残業はトラスコ中山が23時間、MonotaROが15.8時間。MonotaROのほうが月7.2時間少ない。
  • 売上高はトラスコ中山が3,200億円、MonotaROが3,339億円で、規模は近い。

数字で比べる

トラスコ中山MonotaRO
働きやすさの点数60.5点(⁠A-)52.9点(⁠B)
平均年収753万円(⁠39.3歳)719万円(⁠37歳)
30歳換算年収約615万円約617万円
月の平均残業23時間15.8時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数14.7年5.6年
売上高3,200億円3,339億円
売上に対する利益の割合7.0%(⁠経常利益)13.8%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.41倍1.76倍
従業員数(⁠単体)1,756人931人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合はトラスコ中山が7.0%、MonotaROが13.8%で、MonotaROのほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びはトラスコ中山が1.41倍、MonotaROが1.76倍で、勢いはMonotaROが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はトラスコ中山が60.5点、MonotaROが52.9点で、トラスコ中山が上回る。

何で稼いでいるかの違い

トラスコ中山

トラスコ中山は、工具、作業用品、機器類などの「⁠PRO TOOL」(⁠工場や建設現場で使う間接資材)を扱う卸売会社です。約8.8万アイテムのプライベート・ブランド「⁠TRUSCO」も自社開発しています。1959年に大阪で機械工具卸の中山機工商会として創業しました。

売上高は約3,200億円です。販売ルートは、ファクトリー(⁠製造業、建設関連業向け)、eビジネス(⁠ネット通販企業向け)、ホームセンター、海外の4つです。

MonotaRO

MonotaRO(⁠モノタロウ)は、工場で使う消耗品や補修用品などの間接資材を、インターネットで事業者向けに売る会社です。2000年に住友商事とGrainger Internationalの共同出資で設立され、今はGrainger社のグループ会社です。

売上高は約3,339億円です。国内外の卸業者やメーカーから仕入れた商品をウェブカタログや紙カタログに載せ、店舗を持たずに販売しています。需要の高い一部の商品はプライベートブランドでも売っています。

歴史の違い

トラスコ中山

  1. 1959〜1964年大阪で中山機工商会を創業し、中山機工株式会社を設立します。
  2. 1981年ホームセンター業界に進出します。
  3. 1994年社名をトラスコ中山に変え、初の物流センターを開設します。
  4. 2003〜2005年プライベート・ブランドを「⁠TRUSCO」に統一し、手形取引を全廃します。

MonotaRO

  1. 2000〜2001年住友商事とGrainger Internationalの共同出資で住商グレンジャーを設立し、インターネットでの工場用間接資材の通信販売を始めます。
  2. 2006年社名をMonotaROに変え、東京証券取引所マザーズに上場します。
  3. 2009年Grainger社のグループが株式の過半数を持ち、親会社になります。
  4. 2013〜2020年インドネシアなど海外の会社を設立・取得します。

いま何に賭けているか

トラスコ中山

企業メッセージは「⁠がんばれ!!日本のモノづくり」です。数値目標より能力目標を優先するとし、「⁠2030年までに在庫100万アイテム以上」「⁠問屋によるユーザー様直送を業界の常識にしたい」「⁠1日24時間受注、1年365日出荷」などを「⁠ありたい姿」に掲げています。AI見積「⁠即答名人」などのデジタル機能も強化しています。

MonotaRO

企業理念は「⁠資材調達ネットワークを変革する」です。日本の間接資材市場は多品種・少量購買で、価格の不透明さやプロセスの非効率さが課題だったとし、膨大な商品データと独自のアルゴリズムを使ったデータドリブン経営で、事業者に「⁠時間価値」を提供するとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいMonotaRO。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高いMonotaROのほうが景気の波に強い。

よくある質問

トラスコ中山とMonotaROはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はトラスコ中山が約615万円、MonotaROが約617万円。ほぼ同じ水準。
トラスコ中山とMonotaROはどちらが残業が少ない?
月の平均残業はトラスコ中山が23時間、MonotaROが15.8時間。MonotaROのほうが月7.2時間少ない。
トラスコ中山とMonotaROはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はトラスコ中山が60.5点、MonotaROが52.9点で、トラスコ中山が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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