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鴻池運輸と三菱倉庫の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。物流の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は鴻池運輸が約433万円、三菱倉庫が約747万円。三菱倉庫のほうが約314万円高い。
  • 月の平均残業は鴻池運輸が28.5時間、三菱倉庫が15.2時間。三菱倉庫のほうが月13.3時間少ない。
  • 売上高は鴻池運輸が3,556億円、三菱倉庫が2,734億円で、鴻池運輸が約1.3倍の規模。

数字で比べる

鴻池運輸三菱倉庫
働きやすさの点数43.1点(⁠C)71.5点(⁠S-)
平均年収587万円(⁠44歳)943万円(⁠40.7歳)
30歳換算年収約433万円約747万円
月の平均残業28.5時間15.2時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数11.7年16.7年
売上高3,556億円2,734億円
売上に対する利益の割合6.4%(⁠経常利益)7.9%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.18倍1.06倍
従業員数(⁠単体)9,290人1,026人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は鴻池運輸が6.4%、三菱倉庫が7.9%で、差は小さい。
  • 売上の4年の伸びは鴻池運輸が1.18倍、三菱倉庫が1.06倍で、勢いは鴻池運輸が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は鴻池運輸が43.1点、三菱倉庫が71.5点で、三菱倉庫が上回る。

何で稼いでいるかの違い

鴻池運輸

鴻池運輸は、鉄鋼や食品などの顧客工場での構内作業の請負、空港のグランドハンドリング、医療関連サービス、国内・国際物流などを手がける会社です。1880年に鴻池忠治郎が大阪で労働供給業・運輸業を始めたのが起源で、1945年に鴻池組から運輸事業を引き継いで設立されました。

売上高は約3,556億円です。事業は、複合ソリューション(⁠鉄鋼、非鉄、化学、食品などの工程請負、空港関連、医療関連)、国内物流、国際物流です。

三菱倉庫

三菱倉庫は、倉庫、陸上運送、国際運送取扱、港湾運送を一貫して手がける物流事業と、ビル賃貸を中心とする不動産事業を営む会社です。1887年に三菱為換店の倉庫業務を引き継いで、東京・深川に東京倉庫会社として設立されました。

売上高は約2,734億円です。事業は、物流(⁠倉庫、陸上運送、国際運送取扱、港湾運送)と不動産(⁠ビル賃貸、商業施設、マンション分譲など)の2つです。

歴史の違い

鴻池運輸

  1. 1880年鴻池忠治郎が大阪で労働供給業・運輸業を始めます。
  2. 1900年鉄鋼分野で工場構内の荷役・運搬作業を始めます。
  3. 1945年鴻池組から運輸事業を引き継いで、鴻池運輸を設立します。
  4. 1985〜1996年米国、香港、ベトナム、中国に現地法人をつくります。

三菱倉庫

  1. 1887〜1918年東京倉庫会社として設立され、神戸港に海陸一貫取扱施設をつくり、社名を三菱倉庫に変えます。
  2. 1931年東京・江戸橋でわが国最初のトランクルームサービスを始めます。
  3. 1962年東京・深川にコンピュータ・倉庫・住宅の複合賃貸ビルを建て、不動産事業に本格的に進出します。
  4. 1970〜1996年米国、シンガポール、香港、タイ、インドネシア、オランダ、中国に会社をつくります。

いま何に賭けているか

鴻池運輸

企業理念は「⁠「⁠人」と「⁠絆」を大切に、社会の基盤を革新し、新たな価値を創造します」、ブランドメッセージは「⁠私たちの約束:期待を超えなければ、仕事ではない」です。「⁠中期経営計画2027」で、インドと北中米を注力地域とし、「⁠人」を価値創造の源泉として人材投資を進めるとしています。

三菱倉庫

2030年に目指す姿「⁠MLC2030ビジョン」として「⁠トータルロジスティクスと街づくりを世界で展開し、社会のいつもを支え、非連続な成長を実現する」を掲げています。ASEAN、北米、インドを海外の最重点領域とし、2030年度の海外売上高を2024年度の2倍以上にすることを目指しています。2030年度に事業利益630億円程度、ROE10%以上を目標にしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収・残業の両方で三菱倉庫が上回っている。

よくある質問

鴻池運輸と三菱倉庫はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は鴻池運輸が約433万円、三菱倉庫が約747万円。三菱倉庫のほうが約314万円高い。
鴻池運輸と三菱倉庫はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は鴻池運輸が28.5時間、三菱倉庫が15.2時間。三菱倉庫のほうが月13.3時間少ない。
鴻池運輸と三菱倉庫はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は鴻池運輸が43.1点、三菱倉庫が71.5点で、三菱倉庫が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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