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東レと関西ペイントの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。化学・素材の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は東レが約662万円、関西ペイントが約676万円。ほぼ同じ水準。
  • 月の平均残業は東レが5時間、関西ペイントが12.9時間。東レのほうが月7.9時間少ない。
  • 売上高は東レが2.59兆円、関西ペイントが5,898億円で、東レが約4.4倍の規模。

数字で比べる

東レ関西ペイント
働きやすさの点数79.7点(⁠S)72.8点(⁠S-)
平均年収838万円(⁠40.8歳)879万円(⁠42.1歳)
30歳換算年収約662万円約676万円
月の平均残業5時間12.9時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数24.5年18.4年
売上高2.59兆円5,898億円
売上に対する利益の割合4.2%(⁠税引前利益)9.3%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.16倍1.41倍
従業員数(⁠単体)7,027人1,536人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びは東レが1.16倍、関西ペイントが1.41倍で、勢いは関西ペイントが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は東レが79.7点、関西ペイントが72.8点で、東レが上回る。

何で稼いでいるかの違い

東レ

東レは、繊維から始まり、今ではフィルム、樹脂、炭素繊維、水処理の膜まで手がける「⁠素材の会社」です。とくに炭素繊維(⁠トレカ)は、航空機やスポーツ用品に使われる世界的な製品です。

売上高は約2.6兆円で、繊維業界で国内1位です。事業は、繊維、機能化成品(⁠樹脂やフィルムなど)、炭素繊維複合材料、環境・エンジニアリング(⁠水処理膜など)、ライフサイエンス(⁠医薬品・医療機器)の5つです。

関西ペイント

関西ペイントは、塗料の製造販売と関連サービスを手がける会社です。1918年に兵庫県尼崎市で設立され、インド(⁠Kansai Nerolac)、トルコ、アフリカ(⁠Kansai Plascon)、欧州(⁠Helios)、アジアにも製造拠点を持っています。

売上高は約5,898億円です。事業は地域ごとに、日本、インド、欧州、アジア、アフリカの5つです。

歴史の違い

東レ

  1. 1926年三井物産の出資で東洋レーヨンとして設立され、翌年からレーヨン(⁠人工の絹)の生産を始めます。
  2. 1950年代アメリカのデュポンからナイロンの技術を、イギリスのICIからポリエステルの技術を導入し、合成繊維の大手になります。
  3. 1970年社名を東レに変更します。
  4. 1980年代水をきれいにするRO膜(⁠逆浸透膜)の生産を始め、繊維以外の事業を広げていきます。

関西ペイント

  1. 1918年兵庫県尼崎市で関西ペイントが設立され、塗料・顔料の製造を始めます。
  2. 1968年タイに合弁会社を設立し、海外に進出します。
  3. 1986年インドのKansai Nerolac Paintsの株式を取得します。
  4. 2011年アフリカのKansai Plasconの株式を取得します。

いま何に賭けているか

東レ

長期経営方針「⁠TORAY Challenges 2035」で、既存事業の競争力を高めつつ次世代の市場で飛躍すること、そして付加価値の高い事業やビジネスモデルへ転換することを掲げています。気候変動や水不足など地球規模の課題を、先端素材で解決することを使命としています。

関西ペイント

第18次中期経営計画(⁠2025年度〜)で、「⁠塗料で人を幸せにする」をMVVの中核に据えています。「⁠ONE KANSAI」の考え方でグローバル一体経営を深め、「⁠構造改革による収益性と効率性の強化」「⁠事業を伸ばす製品開発とDXの推進」などを重点方針にしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい関西ペイント。

よくある質問

東レと関西ペイントはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は東レが約662万円、関西ペイントが約676万円。ほぼ同じ水準。
東レと関西ペイントはどちらが残業が少ない?
月の平均残業は東レが5時間、関西ペイントが12.9時間。東レのほうが月7.9時間少ない。
東レと関西ペイントはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は東レが79.7点、関西ペイントが72.8点で、東レが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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