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キリンホールディングスとサントリーホールディングスの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。飲料・たばこの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 売上高はキリンホールディングスが2.43兆円、サントリーホールディングスが3.43兆円で、サントリーホールディングスが約1.4倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合はキリンホールディングスが9.8%、サントリーホールディングスが5.9%で、キリンホールディングスのほうが稼ぐ力が強い。
  • 当サイトの働きやすさの点数はキリンホールディングスが71.2点、サントリーホールディングスが62.2点で、キリンホールディングスが上回る。

数字で比べる

キリンホールディングスサントリーホールディングス
働きやすさの点数71.2点(⁠S-)62.2点(⁠A-)
平均年収999万円(⁠41.6歳)—
30歳換算年収約776万円—
月の平均残業未公表未公表
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数13.6年15.8年
売上高2.43兆円3.43兆円
売上に対する利益の割合9.8%(⁠税引前利益)5.9%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び1.34倍1.34倍
従業員数(⁠単体)1,124人1,557人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

何で稼いでいるかの違い

キリンホールディングス

キリンホールディングスは、「⁠キリンビール」で知られる酒類を中心に、飲料(⁠キリンビバレッジ)、医薬(⁠協和キリン)、健康食品・化粧品(⁠ファンケルなど)を手がける会社です。ビール会社から「⁠健康」を軸にした会社へと変わろうとしています。

売上高は約2.4兆円で、食品・飲料製造業で国内4位です。事業は、酒類(⁠国内のビールやオーストラリア・北米のビール)、飲料(⁠国内の清涼飲料、アメリカのコカ・コーラボトラー)、医薬(⁠協和キリン)、ヘルスサイエンス(⁠ファンケル、オーストラリアのBlackmores)の4つです。

サントリーホールディングス

サントリーホールディングスは、清涼飲料・食品(⁠サントリー食品インターナショナル)と、酒類(⁠ビール、スピリッツ、ワインなど)の会社を持つ持株会社です。2009年にサントリー株式会社の株式移転で設立され、純粋持株会社制に移りました。

売上高は約3.43兆円です。事業は、飲料・食品と酒類が中心です。日本では「⁠サントリー天然水」「⁠BOSS」「⁠伊右衛門」「⁠GREEN DA・KA・RA」「⁠特茶」などの清涼飲料を、欧州では「⁠Oasis」「⁠Schweppes」「⁠Lucozade」などを売っています。

歴史の違い

キリンホールディングス

  1. 1907年麒麟麦酒が設立されます。
  2. 1970〜1980年代小岩井乳業などを設立する「⁠多角化」を進め、1990年には腎性貧血の治療薬を発売して医薬の事業に進出します。
  3. 1998〜2009年オーストラリアのライオン・ネイサン、フィリピンのサンミゲルなど、海外の酒類会社に投資します。
  4. 2007〜2008年持株会社のキリンホールディングスに移り、協和醱酵工業と医薬事業を統合して協和発酵キリン(⁠今の協和キリン)が生まれます。

サントリーホールディングス

  1. 2009年サントリー株式会社の株式移転で設立され、純粋持株会社制に移ります。
  2. 2013年サントリー食品インターナショナルが東京証券取引所に上場し、ベトナムでPepsiCoとの合弁会社が事業を始めます。
  3. 2014年GlaxoSmithKlineから「⁠Lucozade」「⁠Ribena」の事業を譲り受け、米国のBeam Inc.を買収します。
  4. 2015〜2022年ジャパンビバレッジを買収し、自動販売機事業を統合します。

いま何に賭けているか

キリンホールディングス

長期ビジョン「⁠KV2027」のもとでヘルスサイエンス事業の立ち上げと育成を進めてきた会社は、2035年を見据えた新しい長期ビジョンを策定しました。酒類、ヘルスサイエンス・飲料、医薬の3つの事業で、「⁠心と身体の健康の未来」を創造するとしています。

サントリーホールディングス

目的は“人と自然と響きあい、豊かな生活文化を創造し、「⁠人間の生命の輝き」をめざす”です。創業以来の「⁠やってみなはれ」の精神を掲げ、「⁠利益三分主義」のもと社会貢献にも努めるとしています。「⁠水と生きるSUNTORY」として、GHG排出削減や水資源の保全などのサステナビリティ経営を進めるとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高いキリンホールディングスのほうが景気の波に強い。

よくある質問

キリンホールディングスとサントリーホールディングスはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はキリンホールディングスが71.2点、サントリーホールディングスが62.2点で、キリンホールディングスが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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