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古河電気工業とフジクラの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。非鉄金属・電線の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は古河電気工業が約560万円、フジクラが約699万円。フジクラのほうが約139万円高い。
  • 月の平均残業は古河電気工業が23.5時間、フジクラが23.2時間。大きな差はない。
  • 売上高は古河電気工業が1.31兆円、フジクラが1.18兆円で、規模は近い。

数字で比べる

古河電気工業フジクラ
働きやすさの点数60.9点(⁠A-)70.5点(⁠A+)
平均年収749万円(⁠43.4歳)935万円(⁠43.4歳)
30歳換算年収約560万円約699万円
月の平均残業23.5時間23.2時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数17年16.2年
売上高1.31兆円1.18兆円
売上に対する利益の割合5.8%(⁠経常利益)16.9%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.41倍1.76倍
従業員数(⁠単体)4,009人2,333人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は古河電気工業が5.8%、フジクラが16.9%で、フジクラのほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びは古河電気工業が1.41倍、フジクラが1.76倍で、勢いはフジクラが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は古河電気工業が60.9点、フジクラが70.5点で、フジクラが上回る。

何で稼いでいるかの違い

古河電気工業

古河電気工業は、光ファイバ・ケーブル、電力ケーブル、電装エレクトロニクス製品、銅箔などの機能製品をつくる電線メーカーです。創業者は古河市兵衛で、1896年に横浜電線製造として設立されました。

売上高は約1.31兆円です。事業は、インフラ(⁠光ファイバ・ケーブル、メタル電線、電力ケーブルなど)、電装エレクトロニクス(⁠古河AS、マグネットワイヤなど)、機能製品(⁠銅箔など)の3つです。

フジクラ

フジクラは、光ファイバ・光ケーブルなどの情報通信、スマートフォン向けのFPC(⁠フレキシブルプリント配線板)やコネクタなどのエレクトロニクス、自動車用ワイヤハーネス、電力ケーブルを手がける電線メーカーです。生成AIによるデータセンター投資で、光配線の需要が伸びています。

売上高は約1.18兆円です。事業は、情報通信(⁠光ファイバ、光ケーブル、光部品など)、エレクトロニクス(⁠FPC、コネクタなど)、自動車(⁠ワイヤハーネスなど)、エネルギー、不動産の5つです。

歴史の違い

古河電気工業

  1. 1896年横浜電線製造株式会社として設立されます。
  2. 1920年古河鉱業から日光電気精銅所を取得し、社名を古河電気工業に変えます。
  3. 1950年電池部門を分離して古河電池を設立します(⁠2025年に株式を譲渡)。
  4. 2001年米国ルーセント・テクノロジーズの光ファイバ・ケーブル部門を買収します。

フジクラ

  1. 1910年藤倉電線護謨合名会社から電線部門を分離独立し、藤倉電線株式会社が東京・千駄ヶ谷に設立されます。
  2. 1984〜1990年タイ、イギリス、香港に現地法人をつくり、海外に広がります。
  3. 1992年社名をフジクラに変えます。
  4. 2005年電力事業を古河電工との合弁会社ビスキャスに移し、アメリカにAFL Telecommunicationsなどを設立します。

いま何に賭けているか

古河電気工業

2024年に制定したパーパス「⁠『⁠つづく』をつくり、世界を明るくする。」を軸に経営を進めています。「⁠古河電工グループ ビジョン2030」で、情報・エネルギー・モビリティが融合した社会基盤を創ることを目指しています。

フジクラ

2026年5月に「⁠2028年中期経営計画」を公表し、2026年度を「⁠第4の創業」のスタートと位置づけています。これまでの「⁠守りの選択と集中」から「⁠攻めの選択と集中」に切り替え、「⁠情報インフラ」「⁠情報ストレージ」「⁠情報端末」の3分野に注力し、データセンター向けなど成長分野への投資を加速するとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいフジクラ。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高いフジクラのほうが景気の波に強い。

よくある質問

古河電気工業とフジクラはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は古河電気工業が約560万円、フジクラが約699万円。フジクラのほうが約139万円高い。
古河電気工業とフジクラはどちらが残業が少ない?
月の平均残業は古河電気工業が23.5時間、フジクラが23.2時間。大きな差はない。
古河電気工業とフジクラはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は古河電気工業が60.9点、フジクラが70.5点で、フジクラが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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