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東北電力と北陸電力の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。電力の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は東北電力が約644万円、北陸電力が約645万円。ほぼ同じ水準。
  • 月の平均残業は東北電力が23時間、北陸電力が22.2時間。大きな差はない。
  • 売上高は東北電力が2.37兆円、北陸電力が7,866億円で、東北電力が約3.0倍の規模。

数字で比べる

東北電力北陸電力
働きやすさの点数70.9点(⁠A+)76.1点(⁠S)
平均年収873万円(⁠44歳)826万円(⁠41.4歳)
30歳換算年収約644万円約645万円
月の平均残業23時間22.2時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数19.1年19.1年
売上高2.37兆円7,866億円
売上に対する利益の割合5.3%(⁠経常利益)10.8%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.13倍1.28倍
従業員数(⁠単体)4,587人2,301人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は東北電力が5.3%、北陸電力が10.8%で、北陸電力のほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びは東北電力が1.13倍、北陸電力が1.28倍で、勢いは北陸電力が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は東北電力が70.9点、北陸電力が76.1点で、北陸電力が上回る。

何で稼いでいるかの違い

東北電力

東北電力は、東北6県と新潟県に電気を届ける大手電力会社です。発電・電気の販売と、送配電(⁠東北電力ネットワーク)が二つの柱で、女川原子力発電所2号機の安定稼働が、直近の収益の改善に貢献しています。

売上高は約2.4兆円で、電気・ガス業で国内5位です。事業は、発電・販売(⁠火力・原子力・再生可能エネルギーによる発電、電気の販売)と、送配電(⁠電力ネットワーク)の二つが中心です。

北陸電力

北陸電力は、富山県、石川県、福井県(⁠一部を除く)と岐阜県の一部に電気を供給する電力会社です。送配電は子会社の北陸電力送配電が担い、情報通信事業(⁠江守情報など)も持っています。

売上高は約7,866億円です。事業は、発電・販売、送配電、その他(⁠設備保守・建設、資機材の製造、情報・通信など)です。

歴史の違い

東北電力

  1. 1951年国の電力事業の再編で、東北配電と日本発送電の設備を引き継いで設立されます。
  2. 1970〜1980年代火力発電の会社や、LNGを受け入れる会社を設立し、発電の体制を広げます。
  3. 2000〜2005年電気工事のユアテックや、通信の会社を子会社にし、グループを広げます。
  4. 2020年送配電事業を東北電力ネットワークに引き継ぎ、発電・販売と送配電を分けます。

北陸電力

  1. 1951年電気事業再編成令にもとづき、北陸配電と日本発送電から出資・譲渡を受け、発送配電一貫経営の会社として設立されます。
  2. 2004年富山共同火力発電と福井共同火力発電を吸収合併します。
  3. 2006年北陸通信ネットワークを完全子会社にします。
  4. 2020年一般送配電事業を北陸電力送配電に移します。

いま何に賭けているか

東北電力

中長期ビジョン「⁠よりそうnext+PLUS」のもと、電気・エネルギーを中心とした5つの領域・10の事業で、それぞれが自律的に成長を目指しています。財務基盤の早期の回復を重視し、カーボンニュートラルやDXを成長の機会と捉えて、既存事業の強化と新しい事業領域の拡大に挑戦するとしています。

北陸電力

「⁠北陸電力グループ新中期経営計画<2023〜2027年度>」で、「⁠安定供給確保と収支改善及び財務基盤強化」「⁠地域と一体となった脱炭素化の推進」「⁠持続的成長に向けた新事業領域の拡大」を経営の3本柱にしています。2026年3月には、中東情勢の緊迫化と七尾大田火力発電所2号機の停止長期化に対応するため「⁠2026需給・収支対策本部」を立ち上げました。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい北陸電力。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い北陸電力のほうが景気の波に強い。

よくある質問

東北電力と北陸電力はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は東北電力が約644万円、北陸電力が約645万円。ほぼ同じ水準。
東北電力と北陸電力はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は東北電力が23時間、北陸電力が22.2時間。大きな差はない。
東北電力と北陸電力はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は東北電力が70.9点、北陸電力が76.1点で、北陸電力が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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