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東北電力と北海道電力の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。電力の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は東北電力が約644万円、北海道電力が約647万円。ほぼ同じ水準。
  • 月の平均残業は東北電力が23時間、北海道電力が28.1時間。東北電力のほうが月5.1時間少ない。
  • 売上高は東北電力が2.37兆円、北海道電力が8,560億円で、東北電力が約2.8倍の規模。

数字で比べる

東北電力北海道電力
働きやすさの点数70.9点(⁠A+)71.8点(⁠S-)
平均年収873万円(⁠44歳)828万円(⁠41.3歳)
30歳換算年収約644万円約647万円
月の平均残業23時間28.1時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数19.1年21.5年
売上高2.37兆円8,560億円
売上に対する利益の割合5.3%(⁠経常利益)7.2%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.13倍1.29倍
従業員数(⁠単体)4,587人2,400人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は東北電力が5.3%、北海道電力が7.2%で、差は小さい。
  • 売上の4年の伸びは東北電力が1.13倍、北海道電力が1.29倍で、勢いは北海道電力が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は東北電力が70.9点、北海道電力が71.8点で、ほぼ同じ。

何で稼いでいるかの違い

東北電力

東北電力は、東北6県と新潟県に電気を届ける大手電力会社です。発電・電気の販売と、送配電(⁠東北電力ネットワーク)が二つの柱で、女川原子力発電所2号機の安定稼働が、直近の収益の改善に貢献しています。

売上高は約2.4兆円で、電気・ガス業で国内5位です。事業は、発電・販売(⁠火力・原子力・再生可能エネルギーによる発電、電気の販売)と、送配電(⁠電力ネットワーク)の二つが中心です。

北海道電力

北海道電力(⁠ほくでん)は、北海道で電気をつくって売る電力会社です。送配電は子会社の北海道電力ネットワークが担っています。泊原子力発電所3号機の2027年のできるだけ早い再稼働を目指しています。

売上高は約8,560億円です。本体は発電・小売電気事業を、子会社の北海道電力ネットワークが一般送配電事業を営んでいます。

歴史の違い

東北電力

  1. 1951年国の電力事業の再編で、東北配電と日本発送電の設備を引き継いで設立されます。
  2. 1970〜1980年代火力発電の会社や、LNGを受け入れる会社を設立し、発電の体制を広げます。
  3. 2000〜2005年電気工事のユアテックや、通信の会社を子会社にし、グループを広げます。
  4. 2020年送配電事業を東北電力ネットワークに引き継ぎ、発電・販売と送配電を分けます。

北海道電力

  1. 1951年電気事業再編成令にもとづき、日本発送電と北海道配電から出資・譲渡を受けて設立されます。
  2. 1953年東京証券取引所市場第一部に上場します。
  3. 2005年北海電気工事を公開買付けで子会社にします。
  4. 2020年一般送配電事業を北海道電力ネットワークに移します。

いま何に賭けているか

東北電力

中長期ビジョン「⁠よりそうnext+PLUS」のもと、電気・エネルギーを中心とした5つの領域・10の事業で、それぞれが自律的に成長を目指しています。財務基盤の早期の回復を重視し、カーボンニュートラルやDXを成長の機会と捉えて、既存事業の強化と新しい事業領域の拡大に挑戦するとしています。

北海道電力

2025年3月に策定した「⁠ほくでんグループ経営ビジョン2035」で、「⁠北海道の発展に向けたGX実現への挑戦」などを経営テーマにしています。会社は、北海道では次世代半導体工場やデータセンターの立地が進み、減少傾向だった電力需要が反転して中長期的に大きく増える見通しだとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい北海道電力。

よくある質問

東北電力と北海道電力はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は東北電力が約644万円、北海道電力が約647万円。ほぼ同じ水準。
東北電力と北海道電力はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は東北電力が23時間、北海道電力が28.1時間。東北電力のほうが月5.1時間少ない。
東北電力と北海道電力はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は東北電力が70.9点、北海道電力が71.8点で、ほぼ同じ。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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