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ダイセルとアイカ工業の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。化学メーカーの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はダイセルが約668万円、アイカ工業が約643万円。ほぼ同じ水準。
  • 有給休暇の取得率はダイセルが81.7%、アイカ工業が71.7%。
  • 売上高はダイセルが5,796億円、アイカ工業が2,518億円で、ダイセルが約2.3倍の規模。

数字で比べる

ダイセルアイカ工業
働きやすさの点数75点(S)69.2点(⁠A+)
平均年収866万円(⁠41.9歳)817万円(⁠41歳)
30歳換算年収約668万円約643万円
月の平均残業12.6時間未公表
有給取得率81.7%71.7%
平均勤続年数16.2年15.1年
売上高5,796億円2,518億円
売上に対する利益の割合7.8%(⁠経常利益)12.0%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.24倍1.17倍
従業員数(⁠単体)2,533人1,287人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合はダイセルが7.8%、アイカ工業が12.0%で、アイカ工業のほうが稼ぐ力が強い。
  • 当サイトの働きやすさの点数はダイセルが75点、アイカ工業が69.2点で、ダイセルが上回る。

何で稼いでいるかの違い

ダイセル

ダイセルは、自動車エアバッグ用インフレータ、ポリアセタールなどのエンジニアリングプラスチック(⁠ポリプラスチックス)、酢酸セルロース・アセテート・トウ、光学異性体分離カラム、電子材料向け機能品などをつくる化学メーカーです。1919年に大日本セルロイドとして創立されました。

売上高は約5,796億円です。事業は、メディカル・ヘルスケア(⁠健康食品、光学異性体分離カラム)、スマート(⁠電子材料向け機能品、高機能フィルムなど)、セイフティ(⁠エアバッグ用インフレータ)、マテリアル、エンジニアリングプラスチックの5つです。

アイカ工業

アイカ工業は、接着剤や塗り床材・仕上塗材などの化成品と、メラミン化粧板や化粧合板、不燃化粧材などの建装建材をつくる会社です。1936年に愛知時計電機から航空機用点火栓や接着剤などの事業を引き継ぎ、愛知化学工業として設立されました。

売上高は約2,518億円です。事業は、化成品(⁠外装・内装仕上塗材、塗り床材、各種接着剤、有機微粒子など)と建装建材(⁠メラミン化粧板、化粧合板、室内用ドア、カウンター、押出成形セメント板など)の2つです。

歴史の違い

ダイセル

  1. 1919年大日本セルロイドとして創立されます。
  2. 1934年写真フィルム部を分離し、富士写真フイルム(⁠今の富士フイルムホールディングス)を設立します。
  3. 1964年米国Celanese社との合弁でポリプラスチックスを設立します。
  4. 1966〜1979年社名をダイセルに変え、のちにダイセル化学工業に変えます。

アイカ工業

  1. 1936年愛知時計電機から航空機用点火栓、安全硝子、接着剤の事業を引き継ぎ、愛知化学工業を設立します。
  2. 1960年メラミン化粧板の生産を始めます。
  3. 1966年社名をアイカ工業に変えます。
  4. 1974年合弁でインドネシアに会社をつくります。

いま何に賭けているか

ダイセル

基本理念は「⁠価値共創によって人々を幸せにする会社 ~ Sustainable Value Together ~」です。長期ビジョン『⁠DAICEL VISION 4.0』で、健康、安全・安心、便利・快適などの領域に注力するとし、2026年度に新中期戦略『⁠Accelerate 2030』を策定しました。

アイカ工業

社是は「⁠挑戦と創造」、経営理念は「⁠共生の理念のもと、たえざる革新により新しい価値を創造し、社会に貢献していく」です。経営方針に「⁠化学とデザイン」「⁠グループシナジー」「⁠No.1」「⁠グローバル」などを掲げています。会社は、インドなど一部地域では高い成長が期待されるとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高いアイカ工業のほうが景気の波に強い。

よくある質問

ダイセルとアイカ工業はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はダイセルが約668万円、アイカ工業が約643万円。ほぼ同じ水準。
ダイセルとアイカ工業はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はダイセルが75点、アイカ工業が69.2点で、ダイセルが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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