トップ › 会社比較 › 大手ゼネコン › 大成建設と清水建設

大成建設と清水建設の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。大手ゼネコンの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は大成建設が約911万円、清水建設が約774万円。大成建設のほうが約137万円高い。
  • 月の平均残業は大成建設が29.7時間、清水建設が22.9時間。清水建設のほうが月6.8時間少ない。
  • 売上高は大成建設が2.09兆円、清水建設が2.06兆円で、規模は近い。

数字で比べる

大成建設清水建設
働きやすさの点数77.1点(⁠S)65.7点(⁠A)
平均年収1,191万円(⁠42.3歳)1,043万円(⁠43.7歳)
30歳換算年収約911万円約774万円
月の平均残業29.7時間22.9時間
有給取得率未公表64.3%
平均勤続年数15.9年16.3年
売上高2.09兆円2.06兆円
売上に対する利益の割合9.4%(⁠経常利益)5.9%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.35倍1.39倍
従業員数(⁠単体)9,518人11,434人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は大成建設が9.4%、清水建設が5.9%で、大成建設のほうが稼ぐ力が強い。
  • 当サイトの働きやすさの点数は大成建設が77.1点、清水建設が65.7点で、大成建設が上回る。

何で稼いでいるかの違い

大成建設

大成建設は、大手ゼネコン(⁠総合建設会社)の一つです。1873年に大倉喜八郎が創立した大倉組商会が起源で、日本で最初の会社組織の土木建築業といわれる「⁠日本土木会社」の流れをくんでいます。戦後には、会社の役員・従業員が全株式を譲り受けて再出発しました。

売上高は約2.1兆円で、建設業で国内6位です。事業は、土木、建築、開発(⁠不動産の開発・販売・賃貸)の3つが柱で、PFI(⁠公共施設の民間運営)の事業も手がけています。

清水建設

清水建設は、1804年に江戸で大工業を開いたことに始まる、大手ゼネコン(⁠総合建設会社)です。明治時代に渋沢栄一を相談役に迎え、その教えである「⁠論語と算盤」を今も社是にしています。

売上高は約2.1兆円で、建設業で国内7位です。事業は、当社建設事業(⁠建築・土木)、投資開発事業(⁠不動産)、道路舗装事業(⁠日本道路)が柱です。

歴史の違い

大成建設

  1. 1873年大倉喜八郎が大倉組商会を創立し、機械の輸入や建物の造営を始めます。
  2. 1887年大倉喜八郎が渋沢栄一、藤田伝三郎と共同で「⁠日本土木会社」を設立します。
  3. 1917〜1946年大倉土木組として独立し、1946年に大成建設に社名を変えます。
  4. 1949年持株会社整理委員会が管理していた全株式を、会社の役員・従業員が譲り受けます。

清水建設

  1. 1804年清水喜助が江戸・神田鍛冶町で大工業を開業します。
  2. 1887年渋沢栄一を相談役に迎えます。
  3. 1915〜1948年合資会社清水組を設立し、全国に支店を広げ、1948年に清水建設に社名を変えます。
  4. 1980〜2000年代エンジニアリング、リフォーム、不動産開発、PFIなど、建設の周辺に事業を広げます。

いま何に賭けているか

大成建設

「⁠TAISEI VISION 2030」達成計画と中期経営計画(⁠2024-2026)で、各事業の中長期戦略と、将来の成長に必要な投資を進めています。M&Aは別枠で実施するとし、グループの規模と機能を広げています。一方で、リニア中央新幹線の駅新設工事をめぐる独占禁止法違反の排除措置命令について、最高裁判所に上告しています。

清水建設

長期ビジョン「⁠SHIMZ VISION 2030」で、建設事業の枠を超えた自己変革と挑戦で価値を生み出す「⁠スマート イノベーション カンパニー」を目指しています。防災・減災、ユニバーサルデザイン、再生可能エネルギー、ZEB(⁠ゼロ・エネルギー・ビル)などを通じて、安全・健康・サステナブルな社会に貢献するとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収を取るなら大成建設、時間のゆとりを取るなら清水建設。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い大成建設のほうが景気の波に強い。

よくある質問

大成建設と清水建設はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は大成建設が約911万円、清水建設が約774万円。大成建設のほうが約137万円高い。
大成建設と清水建設はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は大成建設が29.7時間、清水建設が22.9時間。清水建設のほうが月6.8時間少ない。
大成建設と清水建設はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は大成建設が77.1点、清水建設が65.7点で、大成建設が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

もっと詳しく