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セイコーエプソンとブラザー工業の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。精密・事務機器の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はセイコーエプソンが約611万円、ブラザー工業が約599万円。ほぼ同じ水準。
  • 売上高はセイコーエプソンが1.41兆円、ブラザー工業が8,935億円で、セイコーエプソンが約1.6倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合はセイコーエプソンが3.5%、ブラザー工業が9.2%で、ブラザー工業のほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

セイコーエプソンブラザー工業
働きやすさの点数70.4点(⁠A+)60.1点(⁠A-)
平均年収809万円(⁠42.9歳)805万円(⁠43.6歳)
30歳換算年収約611万円約599万円
月の平均残業未公表14.9時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数18.2年15.9年
売上高1.41兆円8,935億円
売上に対する利益の割合3.5%(⁠税引前利益)9.2%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び1.25倍1.26倍
従業員数(⁠単体)12,311人3,997人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 当サイトの働きやすさの点数はセイコーエプソンが70.4点、ブラザー工業が60.1点で、セイコーエプソンが上回る。

何で稼いでいるかの違い

セイコーエプソン

セイコーエプソンは、インクジェットプリンターを主力に、プロジェクター、水晶デバイス、半導体、腕時計などを手がける長野県諏訪の会社です。時計づくりで培った「⁠省・小・精」の技術がすべての事業の土台です。

売上高は約1.41兆円です。事業は、プリンティングソリューションズ(⁠オフィス・ホーム向け、商業・産業向けのインクジェットプリンター、プリントヘッド、POS関連製品、ラベルプリンター)、ビジュアルコミュニケーション(⁠プロジェクター)、マニュファクチャリング関連・ウエアラブル(⁠ウオッチなど)の3つです。

ブラザー工業

ブラザー工業は、プリンター・複合機・ラベルライターを主力に、産業用印刷機器、工作機械、工業用・家庭用ミシン、減速機(⁠ニッセイ)を手がける名古屋の会社です。1908年にミシンの修理から始まりました。

売上高は約8,935億円です。事業は、プリンティング・アンド・ソリューションズ(⁠プリンター、複合機、ラベルライター、スキャナー)、インダストリアル・プリンティング(⁠産業用印刷機器)、マシナリー(⁠工作機械、工業用ミシン)、ニッセイ(⁠減速機、歯車)、パーソナル・アンド・ホーム(⁠家庭用ミシン)などです。

歴史の違い

セイコーエプソン

  1. 1942年時計部品の加工を目的に大和工業が設立され、ウオッチ事業を始めます。
  2. 1968〜1978年ミニプリンター、半導体、液晶表示体、水晶デバイス、コンピュータ用プリンターの事業を次々に始め、1975年に「⁠EPSON」ブランドを制定します。
  3. 1985年エプソン株式会社を吸収合併し、セイコーエプソンに社名を変えます。
  4. 1989年液晶プロジェクター事業を始めます。

ブラザー工業

  1. 1908〜1934年名古屋で安井ミシン商会としてミシンの修理を始め、1928年に商標を「⁠BROTHER」と定め、1934年に日本ミシン製造を設立します。
  2. 1954〜1962年ミシンの技術を生かして編機・家電、タイプライター、工作機械(⁠タッピングマシン)に進出し、1962年に社名をブラザー工業に変えます。
  3. 1971年高速ドットプリンターの出荷を始め、プリンティング機器分野に進出します。
  4. 1992年エクシングを設立し、通信カラオケ事業に進出します。

いま何に賭けているか

セイコーエプソン

2026年3月に新しい長期ビジョン「⁠ENGINEERED FUTURE 2035」を策定しました。前の長期ビジョン「⁠Epson 25 Renewed」では、資本効率の低下と成長領域の立ち上げの遅れが課題として残ったとしています。パーパスは「⁠『⁠省・小・精』から生み出す価値で、人と地球を豊かに彩る」です。

ブラザー工業

グループビジョン「⁠At your side 2030」で、「⁠世界中の“あなた”の生産性と創造性をすぐそばで支え、社会の発展と地球の未来に貢献する」を掲げています。産業用領域とプリンティング領域を注力領域とし、産業用領域での飛躍とプリンティング領域の変容で事業ポートフォリオを変えるとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高いブラザー工業のほうが景気の波に強い。

よくある質問

セイコーエプソンとブラザー工業はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はセイコーエプソンが約611万円、ブラザー工業が約599万円。ほぼ同じ水準。
セイコーエプソンとブラザー工業はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はセイコーエプソンが70.4点、ブラザー工業が60.1点で、セイコーエプソンが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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