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カシオ計算機とニコンの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。精密・事務機器の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はカシオ計算機が約610万円、ニコンが約617万円。ほぼ同じ水準。
  • 月の平均残業はカシオ計算機が18時間、ニコンが6.1時間。ニコンのほうが月11.9時間少ない。
  • 有給休暇の取得率はカシオ計算機が74.4%、ニコンが75%。

数字で比べる

カシオ計算機ニコン
働きやすさの点数61.8点(⁠A-)66.3点(⁠A)
平均年収838万円(⁠44.6歳)799万円(⁠41.9歳)
30歳換算年収約610万円約617万円
月の平均残業18時間6.1時間
有給取得率74.4%75%
平均勤続年数14.9年13.6年
売上高2,763億円6,772億円
売上に対する利益の割合9.3%(⁠経常利益)-12.7%(⁠純利益)
売上の4年の伸び1.09倍1.25倍
従業員数(⁠単体)2,053人4,656人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上高はカシオ計算機が2,763億円、ニコンが6,772億円で、ニコンが約2.5倍の規模。
  • 売上の4年の伸びはカシオ計算機が1.09倍、ニコンが1.25倍で、勢いはニコンが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はカシオ計算機が61.8点、ニコンが66.3点で、ニコンが上回る。

何で稼いでいるかの違い

カシオ計算機

カシオ計算機は、腕時計「⁠G-SHOCK」「⁠CASIO WATCH」、関数電卓・電子辞書などの教育機器、電子楽器を手がける会社です。1957年に世界初の小型純電気式計算機を商品化し、電卓の会社として成長しました。

売上高は約2,763億円です。事業は、時計(⁠ウオッチ、クロック)、コンシューマ(⁠電子辞書、電卓、電子文具、電子楽器)、その他(⁠成形部品、金型など)です。

ニコン

ニコンは、カメラなどの映像事業を中心に、精機事業、ヘルスケア事業、コンポーネント事業、デジタルマニュファクチャリング事業を手がける光学メーカーです。1917年に日本光学工業として設立されました。

売上高は約6,772億円で、直近の当期純利益は約861億円の赤字です。事業は、映像、精機、ヘルスケア、コンポーネント、デジタルマニュファクチャリングなどです。

歴史の違い

カシオ計算機

  1. 1946〜1957年東京・三鷹で樫尾製作所として創業し、1957年に世界初の小型純電気式計算機「⁠14-A」を商品化してカシオ計算機を設立します。
  2. 1972年「⁠カシオミニ」を発売し、パーソナル電卓の市場を確立します。
  3. 1974〜1980年電子腕時計と電子楽器「⁠カシオトーン」を発売します。
  4. 2010〜2011年液晶ディスプレイ事業と携帯電話端末事業を他社との共同会社に移し、WLP関連事業を譲渡します。

ニコン

  1. 1917年光学機器の国産化を目指し、三菱合資会社社長の岩崎小彌太の出資で日本光学工業が設立されます。
  2. 1953〜1968年米国とオランダに販売会社をつくります。
  3. 1988年社名をニコンに変えます。
  4. 2015年英国のOptos Plcを完全子会社にします。

いま何に賭けているか

カシオ計算機

2027年3月期からの3ヶ年中期経営計画を「⁠持続的成長に向けた基盤確立期」と位置づけています。時計では「⁠G-SHOCK」と「⁠CASIO WATCH」の2軸ブランド展開、関数電卓などのEdTech事業、構造改革によるサウンド事業の早期黒字化、AIペット「⁠Moflin」の新規事業に取り組んでいます。

ニコン

2026年5月に中期経営計画(⁠2026〜2030年度)を発表しました。前の中期経営計画では売上収益7,000億円の目標を達成した一方、新しい取り組みに経営資源を分散した結果、営業利益率とROEは大幅未達だったとしています。新計画では、競争優位性のある事業に経営資源を集中するとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいニコン。

よくある質問

カシオ計算機とニコンはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はカシオ計算機が約610万円、ニコンが約617万円。ほぼ同じ水準。
カシオ計算機とニコンはどちらが残業が少ない?
月の平均残業はカシオ計算機が18時間、ニコンが6.1時間。ニコンのほうが月11.9時間少ない。
カシオ計算機とニコンはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はカシオ計算機が61.8点、ニコンが66.3点で、ニコンが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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