トップ › 会社比較 › 総合電機・IT › 明電舎と沖電気工業

明電舎と沖電気工業の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。総合電機・ITの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は明電舎が約603万円、沖電気工業が約580万円。ほぼ同じ水準。
  • 月の平均残業は明電舎が23.1時間、沖電気工業が22.1時間。大きな差はない。
  • 売上高は明電舎が3,262億円、沖電気工業が4,216億円で、規模は近い。

数字で比べる

明電舎沖電気工業
働きやすさの点数64.6点(⁠A)64点(A-)
平均年収811万円(⁠43.6歳)780万円(⁠43.6歳)
30歳換算年収約603万円約580万円
月の平均残業23.1時間22.1時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数18.6年18.4年
売上高3,262億円4,216億円
売上に対する利益の割合8.5%(⁠経常利益)4.9%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.28倍1.20倍
従業員数(⁠単体)3,975人4,356人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は明電舎が8.5%、沖電気工業が4.9%で、明電舎のほうが稼ぐ力が強い。
  • 当サイトの働きやすさの点数は明電舎が64.6点、沖電気工業が64点で、ほぼ同じ。

何で稼いでいるかの違い

明電舎

明電舎は、発電機・変圧器などの電力インフラ機器、鉄道・上下水道向けのシステム、EV駆動システムやモーターなどをつくる重電メーカーです。1897年に個人経営の電気機械工場として発足しました。

売上高は約3,262億円です。事業は、電力インフラ(⁠発電機、変電製品、水力発電設備など)、社会システム(⁠電鉄システム、水インフラ、無停電電源装置など)、産業電子モビリティ(⁠モーター、インバーター、EV駆動システム、自動車試験装置など)、フィールドエンジニアリング(⁠保守・サービス)、不動産などです。

沖電気工業

沖電気工業(⁠OKI)は、道路・航空・消防などの官公庁向けシステム、防衛関連システム、ATMや現金処理機、ビジネスホン、EMS(⁠設計・生産受託)などを手がける会社です。1881年に沖牙太郎が電信機・電話機などをつくる明工舎を創業したのが始まりです。

売上高は約4,216億円です。事業は、パブリックソリューション(⁠道路・航空・消防・防災・防衛関連システムなど)、エンタープライズソリューション(⁠ATM、現金処理機、予約発券端末など)、コンポーネントプロダクツ(⁠IoTデバイス、PBX、ビジネスホンなど)、EMS(⁠設計・生産受託、プリント配線板など)です。

歴史の違い

明電舎

  1. 1897年個人経営の電気機械工場として発足します。
  2. 1917年株式会社になります。
  3. 1966〜1975年タイとシンガポールに会社を設立します。
  4. 2001〜2012年日立製作所、富士電機と変電事業の合弁会社をつくり、2012年に合弁を解消します。

沖電気工業

  1. 1881年沖牙太郎が電信機・電話機などをつくる明工舎を創業します。
  2. 1949年沖電気の第二会社として沖電気工業を設立します。
  3. 1994年プリンターとファクシミリなどの事業を沖データに譲渡します。
  4. 2008年半導体事業を譲渡します。

いま何に賭けているか

明電舎

企業理念は「⁠より豊かな未来をひらく」、2030年のビジョンは「⁠サステナビリティ・パートナー」です。「⁠中期経営計画2027」の初年度(⁠2025年度)は売上高・営業利益とも過去最高で、ROEは15.1%でした。会社は、人手不足の中で需要に応えるため、生産性向上の加速を第一の課題にしています。

沖電気工業

「⁠中期経営計画2025」では「⁠成長へ舵を切り、縮小均衡から脱却する」を基本方針とし、業績を回復させました。2026年度から6年間の「⁠経営計画2031」を始め、企業理念をPurpose、Vision、Value、OKI Spiritの4つに整理し直しました。知的資本の強化を基軸に「⁠守りから攻めへ」転換するとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い明電舎のほうが景気の波に強い。

よくある質問

明電舎と沖電気工業はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は明電舎が約603万円、沖電気工業が約580万円。ほぼ同じ水準。
明電舎と沖電気工業はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は明電舎が23.1時間、沖電気工業が22.1時間。大きな差はない。
明電舎と沖電気工業はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は明電舎が64.6点、沖電気工業が64点で、ほぼ同じ。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

もっと詳しく