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花王(⁠Kao Corporation)とロート製薬の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。日用品・化粧品の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は花王(⁠Kao Corporation)が約687万円、ロート製薬が約653万円。花王(⁠Kao Corporation)のほうが約34万円高い。
  • 月の平均残業は花王(⁠Kao Corporation)が15.4時間、ロート製薬が11.7時間。ロート製薬のほうが月3.7時間少ない。
  • 有給休暇の取得率は花王(⁠Kao Corporation)が87.8%、ロート製薬が80.5%。

数字で比べる

花王(⁠Kao Corporation)ロート製薬
働きやすさの点数66.9点(⁠A)69.6点(⁠A+)
平均年収865万円(⁠40.6歳)850万円(⁠42.1歳)
30歳換算年収約687万円約653万円
月の平均残業15.4時間11.7時間
有給取得率87.8%80.5%
平均勤続年数16.2年14.5年
売上高1.69兆円3,437億円
売上に対する利益の割合10.1%(⁠税引前利益)14.0%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.19倍1.72倍
従業員数(⁠単体)7,761人1,786人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上高は花王(⁠Kao Corporation)が1.69兆円、ロート製薬が3,437億円で、花王(⁠Kao Corporation)が約4.9倍の規模。
  • 売上の4年の伸びは花王(⁠Kao Corporation)が1.19倍、ロート製薬が1.72倍で、勢いはロート製薬が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は花王(⁠Kao Corporation)が66.9点、ロート製薬が69.6点で、ロート製薬が上回る。

何で稼いでいるかの違い

花王(⁠Kao Corporation)

花王は、洗剤・シャンプー・紙おむつなどの日用品、カネボウ化粧品などの化粧品と、工業用の化学品をつくる会社です。1887年の石鹸の商店から始まり、「⁠清潔・美・健康」の分野で130年以上事業を続けています。

売上高は約1.69兆円です。事業は、日用品・化粧品のグローバルコンシューマーケア事業(⁠ハイジーンリビングケア、ヘルスビューティケア、化粧品、ビジネスコネクティッド)と、ケミカル事業に分かれています。

ロート製薬

ロート製薬は、目薬などのアイケア、メンソレータムなどのスキンケア、胃腸薬・漢方薬などの内服薬、医療用眼科薬などを手がける会社です。1899年に大阪で創業し、1988年に米国のメンソレータム社を買収しました。再生医療にも取り組んでいます。

売上高は約3,437億円です。事業は地域ごとに、日本、アメリカ、ヨーロッパ、アジアに分かれ、商品はアイケア、スキンケア、内服・食品、メディカル(⁠CDMO事業、医療用眼科薬など)などです。

歴史の違い

花王(⁠Kao Corporation)

  1. 1887年東京で洋小間物商の長瀬商店として創業します。
  2. 1940〜1954年日本有機(⁠のちの花王石鹸)を設立し、合併を重ねて一つの会社になります。
  3. 1960〜1980年代タイ、台湾、シンガポール、スペイン、メキシコなどに会社をつくって海外に広がり、1985年に社名を花王に変えます。
  4. 1988〜1989年アメリカのジャーゲンズ(⁠今のKao USA)とドイツのゴールドウェル(⁠ヘアケア)を買収します。

ロート製薬

  1. 1899年大阪で信天堂山田安民薬房を創業し、医薬品の製造販売を始めます。
  2. 1988年米国のメンソレータム社を買収し、経営権を取得します。
  3. 1996〜2010年インドネシア、ベトナム、中国などに会社をつくり、アジアに広がります。
  4. 2016年ロート幹細胞加工センターで「⁠特定細胞加工物製造許可」を取得します。

いま何に賭けているか

花王(⁠Kao Corporation)

中期経営計画「⁠K27」で構造改革と事業の見直しを進め、次の段階として、社会的な必要性が高く花王が最も強みを出せる領域に資源を集中する「⁠グローバル・シャープトップ」を掲げています。2030年に『⁠グローバルで存在価値のある企業「⁠Kao」』になることを目指しています。

ロート製薬

パーパスは、商品やサービスで健康を届け、人や社会を「⁠Well-being」に導くことです。ビジョン「⁠Connect for Well-being & Longevity」を掲げ、日本で成功した事業モデルを一律に海外へ持ち出すのではなく、各地域の市場特性に根差した事業を各子会社の自主性を尊重して進めるとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収を取るなら花王(⁠Kao Corporation)、時間のゆとりを取るならロート製薬。
  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいロート製薬。

よくある質問

花王(⁠Kao Corporation)とロート製薬はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は花王(⁠Kao Corporation)が約687万円、ロート製薬が約653万円。花王(⁠Kao Corporation)のほうが約34万円高い。
花王(⁠Kao Corporation)とロート製薬はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は花王(⁠Kao Corporation)が15.4時間、ロート製薬が11.7時間。ロート製薬のほうが月3.7時間少ない。
花王(⁠Kao Corporation)とロート製薬はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は花王(⁠Kao Corporation)が66.9点、ロート製薬が69.6点で、ロート製薬が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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