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大阪ガスと東邦ガスの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。都市ガスの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は大阪ガスが約620万円、東邦ガスが約572万円。大阪ガスのほうが約48万円高い。
  • 月の平均残業は大阪ガスが22.4時間、東邦ガスが5.4時間。東邦ガスのほうが月17時間少ない。
  • 売上高は大阪ガスが2.03兆円、東邦ガスが6,511億円で、大阪ガスが約3.1倍の規模。

数字で比べる

大阪ガス東邦ガス
働きやすさの点数71.4点(⁠S-)76.2点(⁠S)
平均年収846万円(⁠44.3歳)733万円(⁠41.4歳)
30歳換算年収約620万円約572万円
月の平均残業22.4時間5.4時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数16.5年18.4年
売上高2.03兆円6,511億円
売上に対する利益の割合10.1%(⁠経常利益)5.8%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.28倍1.26倍
従業員数(⁠単体)1,303人973人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は大阪ガスが10.1%、東邦ガスが5.8%で、大阪ガスのほうが稼ぐ力が強い。
  • 当サイトの働きやすさの点数は大阪ガスが71.4点、東邦ガスが76.2点で、東邦ガスが上回る。

何で稼いでいるかの違い

大阪ガス

大阪ガスは、近畿2府4県に都市ガスを届ける大手ガス会社で、グループ名は「⁠Daigas(⁠ダイガス)グループ」です。ガスに加えて、電気の販売、発電所の運営、海外のエネルギー事業、不動産、材料、情報システムまで手がけています。

売上高は約2.0兆円で、電気・ガス業で国内8位です。事業は、国内エネルギー(⁠ガス・電気の製造・販売、ガス導管の運営)、海外エネルギー(⁠海外のガス・電力事業)、ライフ&ビジネスソリューション(⁠不動産、化学材料、情報システムなど)の3つです。

東邦ガス

東邦ガスは、愛知・三重・岐阜で都市ガスを製造・販売するガス会社です。LNG(⁠液化天然ガス)を海外から輸入し、知多などの工場で都市ガスをつくっています。LPG、電気の販売、熱供給なども手がけています。

売上高は約6,511億円です。事業は、ガス、LPG・その他エネルギー、電気、その他の4つです。ガスの導管による託送供給は子会社の東邦ガスネットワークが担っています。

歴史の違い

大阪ガス

  1. 1897年大阪瓦斯が設立され、1905年に大阪市内でガスの供給を始めます。
  2. 1945年神戸、京都など14のガス会社と合併し、供給区域が近畿2府4県に広がります。
  3. 1949〜1983年化学(⁠大阪ガスケミカル)、不動産(⁠大阪ガス都市開発)、情報システム(⁠オージス総研)の会社をつくり、エネルギー以外の事業を育てます。
  4. 1972〜1990年ブルネイからLNGの導入を始め、都市ガスを天然ガスに切り替える作業を1990年に完了します。

東邦ガス

  1. 1922年名古屋瓦斯を買収してガス事業を始めます。
  2. 1977年知多LNG共同基地の操業を始め、インドネシアからLNGの導入を始めます。
  3. 1978〜1993年天然ガスへの転換を進め、1993年に完了します。
  4. 2016年小売電気事業に参入します。

いま何に賭けているか

大阪ガス

長期経営ビジョン2030「⁠Going Forward Beyond Borders」と中期経営計画2026「⁠Connecting Ambitious Dreams」で、「⁠時代を超えて選ばれ続ける革新的なエネルギー&サービスカンパニー」を目指しています。CO2排出の少ない天然ガスを脱炭素への「⁠つなぎ」のエネルギーとしつつ、2050年のカーボンニュートラルに向けたロードマップも示しています。

東邦ガス

2022年の「⁠東邦ガスグループビジョン」で、2030年代半ばに目指す姿として「⁠地域におけるゆるぎないエネルギー事業者」などを掲げています。中期経営計画(⁠2025〜2027年度)の目標は、2027年度に連結経常利益300億円、ROE6%+αです。自己株式の取得で自己資本を4,000億円程度に最適化し、政策保有株式の3分の1程度を売却するとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収を取るなら大阪ガス、時間のゆとりを取るなら東邦ガス。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い大阪ガスのほうが景気の波に強い。

よくある質問

大阪ガスと東邦ガスはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は大阪ガスが約620万円、東邦ガスが約572万円。大阪ガスのほうが約48万円高い。
大阪ガスと東邦ガスはどちらが残業が少ない?
月の平均残業は大阪ガスが22.4時間、東邦ガスが5.4時間。東邦ガスのほうが月17時間少ない。
大阪ガスと東邦ガスはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は大阪ガスが71.4点、東邦ガスが76.2点で、東邦ガスが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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