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カナデビアと日本製鋼所の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。産業機械の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はカナデビアが約613万円、日本製鋼所が約590万円。ほぼ同じ水準。
  • 月の平均残業はカナデビアが12.3時間、日本製鋼所が16時間。カナデビアのほうが月3.7時間少ない。
  • 売上高はカナデビアが6,452億円、日本製鋼所が2,749億円で、カナデビアが約2.3倍の規模。

数字で比べる

カナデビア日本製鋼所
働きやすさの点数66.9点(⁠A)57.4点(⁠B)
平均年収830万円(⁠43.9歳)714万円(⁠38.8歳)
30歳換算年収約613万円約590万円
月の平均残業12.3時間16時間
有給取得率78.1%未公表
平均勤続年数13.8年9.9年
売上高6,452億円2,749億円
売上に対する利益の割合2.1%(⁠経常利益)9.5%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.46倍1.29倍
従業員数(⁠単体)4,088人2,028人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合はカナデビアが2.1%、日本製鋼所が9.5%で、日本製鋼所のほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びはカナデビアが1.46倍、日本製鋼所が1.29倍で、勢いはカナデビアが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はカナデビアが66.9点、日本製鋼所が57.4点で、カナデビアが上回る。

何で稼いでいるかの違い

カナデビア

カナデビア(⁠旧日立造船)は、ごみ焼却発電施設、水処理施設、海水淡水化プラントなどの環境装置や、機械・インフラ設備、脱硝触媒・原子力関連機器などをつくる会社です。1881年に英国人E.H.ハンターが大阪に創立した大阪鉄工所が前身です。

売上高は約6,452億円です。事業は、環境(⁠ごみ焼却発電・リサイクル施設、水・汚泥処理施設、海水淡水化プラントなど)、機械・インフラ(⁠プラスチック機械、橋梁、水門扉、シールド掘進機など)、脱炭素化(⁠脱硝触媒、原子力関連設備機器、電解・PtG、風力発電)の3つが中心です。

日本製鋼所

日本製鋼所は、樹脂製造・加工機械やプラスチック射出成形機などの産業機械と、鋳鍛鋼製品などの素形材・エンジニアリング事業を営む会社です。1907年に北海道炭礦汽船と英国のアームストロング・ウイットウォース社、ビッカース社の3社共同出資で、北海道室蘭に設立されました。

売上高は約2,749億円です。事業は、産業機械(⁠樹脂製造・加工機械、射出成形機など)、素形材・エンジニアリング、その他の3つです。

歴史の違い

カナデビア

  1. 1881年英国人E.H.ハンターが大阪鉄工所を創立します。
  2. 1936〜1943年日立製作所の経営系列下に入り、日立造船に社名を変えます。
  3. 1949年大阪・東京の証券取引所に上場します。
  4. 2002年造船事業を、日本鋼管との共同出資会社ユニバーサル造船に譲渡します。

日本製鋼所

  1. 1907年北海道炭礦汽船と英国の2社の共同出資で設立され、本店と工場を室蘭に置きます。
  2. 1919〜1920年北海道製鉄を合併し、広島製作所をつくります。
  3. 1950〜1951年新たに日本製鋼所を設立し、東京・大阪の証券取引所に上場します。
  4. 1978年米国に会社をつくります。

いま何に賭けているか

カナデビア

2030年に向けた長期ビジョン「⁠2030 Vision」で「⁠サステナブルで、安全・安心な社会の実現に貢献するソリューションパートナー」を掲げ、「⁠脱炭素化」「⁠資源循環」「⁠安全で豊かな街づくり」に取り組んでいます。日鉄エンジニアリングとの経営統合の検討を理由に、次期中期経営計画の公表を当面延期しています。

日本製鋼所

パーパスは「⁠『⁠Material Revolution®』の力で世界を持続可能で豊かにする。」です。マテリアリティとして「⁠プラスチック資源循環社会の実現」「⁠低炭素社会への貢献」「⁠超スマート社会への貢献」などを挙げています。社会課題を解決する産業機械と新素材の開発・実装を進めるとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいカナデビア。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い日本製鋼所のほうが景気の波に強い。

よくある質問

カナデビアと日本製鋼所はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はカナデビアが約613万円、日本製鋼所が約590万円。ほぼ同じ水準。
カナデビアと日本製鋼所はどちらが残業が少ない?
月の平均残業はカナデビアが12.3時間、日本製鋼所が16時間。カナデビアのほうが月3.7時間少ない。
カナデビアと日本製鋼所はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はカナデビアが66.9点、日本製鋼所が57.4点で、カナデビアが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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